多摩川の河川敷で夫婦で暮らすホームレスにインタビュー。仕事、電気、畑を持っていても、それらは一瞬でなくなってしまう。

そのほか

六郷土手駅から多摩川河川敷に向かうと、ゴルフ場がある。利用者は多く、クラブでゴルフボールを叩く、カーン!! カーン!! という音が響き渡っている。


そのゴルフ場を通り過ぎて川に向かって歩いていくと、「道」を発見する。公にアスファルトで作った道ではなく、何度も誰かが歩くことによってできた道だ。
少し緊張しながら足を踏み入れていくと、いくつものホームレスが住む家が並んでいる。

キャンプのテントのようなものもあるが、多くは木で作られた小屋だ。ホームレス生活をしている人たちの中には、大工や、鳶職など建築業者に携わっていた人が多いので、とても器用に家を建てる。

 

家は綺麗でも、家の周りは散らかっている所もある。金属回収で生計を立てている人が多い。だいたいはアルミ製の空き缶を拾ってきて換金しているが、中には銅を集めている人もいる。銅はアルミよりもかなり高いが、だがそうそう捨ててあるわけではない。
工事現場に置いてあるコードリールなどをパクってくる人もいる。コードリールのママは買い取ってもらえないので、コードのビニル外装を剥ぐ。その剥がされた外装が山程捨てられていたりするのだ。

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