昨年11月に都立小学校の普通学級に転学の話が出た、小学校2年の息子。
医師の診断書や知能検査の結果を添えて、区の教育員会から都の支援の手厚い小学校への転学を申請をした結果が出た。
教育委員会からは「息子さんの知能検査や聞き取り調査の結果、普通学級でやっていけるという判断でした。まずは学区域内の小学校の普通学級に転校してください。そこで、数か月様子を見て、その上で都の小学校に転校しましょう!」と言われた。
意味が分からないと思う方が多いと思う。支援学級というのは、どこの小学校にもあるわけではない。私の暮らすエリアでは、区内に4校しかない。なので、支援学級の学区域は、普通学級のものより広くなっている。うちの場合だと、バスで10分ほどの小学校に通学している。
なので、普通学級に進学となると、今の学校は学区外となる。転校が必要なのだ。普通学級のある小学校は自宅から徒歩5分ほどの場所にある。まずはそこの普通学級に転校し、さらに都立の小学校に転校しなさいと言われた。
つまり短期間に、2度、転校を繰り返すことになる。
今いる支援学級のある小学校の普通学級は、学区外だからダメ。そのまま同じ小学校の普通学級に転学するには、引っ越すしかない。通級学級を利用して行き来すればいいと考えていたが、私の住んでいるエリアは通級学級が機能していない。
怒りが込み上げてきた。
「いきなり転校して環境が変わる。数か月経ったら、また転校。発達障害を持っていなくても、こんなに短期間に転校を繰り返したら、変化についていけないと思います。私なら不登校になります」
と冷静さを装い言ったけど、内心は「息子は物じゃない!」と思った。
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