精神的疾患や知的障がいを抱えながら路上で生きるホームレスたちの実情。福祉からこぼれてしまった人たち。

障害者ルポコラムそのほか

ホームレスの数は年々減っている。国はホームレスゼロ計画を立てており、年々減っている。僕はホームレスについて20年以上取材してきた。その取材の集大成いえる本、『ホームレス消滅』(幻冬舎新書)を528日に刊行した。

 

 

ただ確かに、ホームレスはゼロに向かって減少しているように見えるが、しかしいまだに路上生活をしている人がいるのも事実だ。彼らの中には非常に汚い身なりをしていたり、奇行に走ったりする人もいる。そのことに非常に腹を立てる人もいるし、暴行さわぎに発展することもある。だが、彼らの多くは、障がいを抱えていると言われている。以下は、『ホームレス消滅』からの抜粋である。

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