人は当たり前のように、「自分」を基準にして、それが「普通だ」と思いますよね。だけど、少なくても私は、40代を超えて、色々な人に取材していくうちに、記憶の仕方も多数派の人と違うってことに気づいて、愕然としました。
きっかけは息子が2歳のときに、発達障害と診断されたこと。その際にWAISを受けたことは、NPO法人 コンボさんの原稿にも少し書いています。
そして、そこから4-5年で、自分の記憶の仕方が多数派の人と異なることも知りました。発達障害の人の中に、まれに「映像記憶」「写真記憶」といった記憶の仕方をする人がいます。
私自身がそうです。
いったい何が変わっているのか。
私は受験勉強でも、暗記科目は大の得意でした。センター試験だと日本史などは、3か月勉強しただけで、200点満点。記憶力には絶対的な自信がありました。
だけど、覚える時は、写真のように覚えていました。なので、思い出すときは、写真を拡大するように「大化の改新の斜め下に書いてあったあの文字」という感じで、日本史をストーリーとしては、全く覚えていませんでした。