特殊清掃の現場は“死臭”との戦い。刻々と悪化する状況の中で戦う、作業員に同行【現地取材】敢行。

そのほか

「特殊清掃というのは緊急を要するんですよ。そこがその他の清掃とは全く違うポイントなんです。掃除が遅れれば、周りの住人は非常に困ります」(清掃員) 特殊清掃でも相見積もりをとり、なるべく安い業者を選ぶ大家もある。相見積もりとは複数の業者を呼んで、価格や条件を比較することだ。そうやって検討して時間が経つ間に、近くの部屋の住人がどんどんと退去していくケースは少なくない。誰だって、四六時中死臭が漂っている部屋には住みたくない。

 

その場合、不動産屋や大家の損失はとても大きくなる。前もって、信頼できる特殊清掃業者を調べておくのが望ましいだろう。

 

特殊清掃の現場には死体はない。死体はないが、その痕跡はありありと残っている。場合によっては彼らは、生きている時よりずっと激しく自分の存在をアピールするのだ。

 

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