製薬会社のマーケティングにより「障害」や「病気」が作り出される?! ~8年で50倍になった抗ADHD薬 ストラテラの売上~

そのほか

昨今、ネット上を少し検索しただけでも、「発達障害チェックリスト」が簡単に見つかる。メディアでは盛んに発達障害者についての記事やニュースが取り上げられ、自分もそうではないか、子もそうではないかと不安に駆られる方も多いと思う。

 

そして、「少し周りと変わっている人」「コミュニケーションが苦手な人」に対し「あの人、アスペ(アスペルガー症候群の俗称)だから」「絶対に発達障害だよ」といった会話をよく耳にするのではないか。

 

「発達障害」という概念自体、非常に範囲が広く、あいまいで分かりにくい。

 

ここでは厚生労働省のページより、その定義を引用する。

 

発達障害者支援法において、「発達障害」は「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの(引用:厚生労働省)」

 

文部科学省が発表しているデータから「発達障害で通級により指導を受けている児童生徒数の推移」を見てみると、平成5年度の調査開始から、激増していることが分かる。

 

 

少子化で子どもの人数は減っているにも関わらず、発達障害児がこんなに増えていることを、あなたはどう思うだろうか。筆者は不自然さを感じる。まさに「発達障害バブル」ともいえる状況が、今の日本にある。

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