スマフォのソーシャルゲームでの『ガチャ依存症』の恐怖を、当事者女性が赤裸々告白。~億単位でつぎ込む人も。電波があればガチャを回し続けてしまう無間地獄~

インタビューそのほか

スマートフォン向けのソーシャルゲームでは、「ガチャ」という有料くじがある。ゲーム内で使用するカードを、有料のくじで当てるシステムである。たびたび社会問題になっており、2016年には業界団体「日本オンラインゲーム協会」が『課金上限額を5万円』『当たりの確率を明示する』などのガイドラインを作った。
なぜこのようなガイドラインが作られたかと言えば、かなりの額をガチャにつぎ込む人がいたからだ。彼らは『ガチャ中毒』と呼ばれた。

2016年以前に、ガチャに高額な課金をしていたという女性Aさんにお話を伺った。(話は2016年のガイドライン以前のできごとになります)

 

彼女がハマっているゲームは、20人でグループを組んで戦うソーシャルゲームだった。良いカードを引くには一回300円のくじを引くしかない。レア(珍しい)なカードを引く確率はたった0.03%だった。しかもただ単にレアなだけで、戦闘では使い物にならないカードもあるから、良いカードを引く確率はもっと低い。より良いカードが出やすいガチャもあったが、1ガチャ1500円、3000円と高額だった。

 

「ガチャを引いていると、一瞬でお金が溶けていく感じでした。50万円くらいの課金では、全然強いデッキは育てられません。私は2年間で数百万円使いました。でも、これは仲間の中では、かなり安く押さえられた方だと思います」
ゲーム内でしか使えないカードを揃えるのに数百万円かけるとは、とんでもないことのように思える。ただ、そこのゲームのトッププレイヤーは遥かに超える課金をしていたという。

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