HIVウイルスの感染者が残された日々を過ごすホスピス ~タイ国のエイズ寺に“死体”が展示してある「優しい」理由~

そのほか

実際に死体を目にすると、ずっとエイズを身近に感じられた。死体を展示するというのは、日本にはあまりないが、だが根っこの部分には生に対する尊重があると思う。だが昨今、主にヨーロッパの人たちからのクレームが来ることがあるという。不適切だから、展示をやめろという圧力をかける場合もある。自分の嫌なことは許せないという、エゴを感じる。

 

この施設は、完全にボランティアでエイズ患者を救済している。つまり人が来なくなったら、それだけ収入が減り厳しくなる。この施設が潰れるということは、遠回しの殺人行為だとも言えるだろう。

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