「介護職で年収600万円稼ぎたい」と思った青年が見た地獄の日々。アルコール依存症で記憶のない1年

インタビューそのほか

今日もSNSには、職場の最寄り駅のホームの隅で、ストロング系酎ハイを飲む彼の姿がアップされていたー。

 

今回、ご紹介するのは、介護士で介護ブロガーのBBさん(40歳)だ。背が高く、はっきりした顔立ちのBBさんは、とてもモテそうな雰囲気の独身男性だった。「介護のやぼったいイメージをぶっ壊したい」という思いから、服装にも気を使っているという。

 

BBさんは大学の経済学部を卒業後、営業職として2年働く。しかし、その会社はいわゆるブラック企業。43日連続勤務は当たり前。時には暴力を振るわれるような環境だった。その会社が扱う商材は、BBさんの親世代が使う商材を販売する会社だった。ある時、営業先のお客さんに「こんな仕事をしていて楽しい?」と聞かれ、退職を決める。そのお客さんは介護士だった。そんなこともあり、彼は退職後、職業訓練校に通い、ヘルパー2級(現在の介護職員初任者研修)を取得する。

 

介護職というと高齢者に対する強い思いがあったのだろうか。

「本当にたまたまなんです。

介護の世界を目指したいと思ってもいなかった。ただ、無料で資格が取れたので取った。

僕は仕事があまり好きじゃなくて、プライベートな時間に使うお金を稼ぎたいから働くというタイプです」

彼は、淡々とした口調で説明してくれた。

 

資格を取ったのち、BBさんは介護老人保険施設(老健)で働きだした。目指していたわけではないが、介護の仕事はやりがいもあり楽しかった。気付けば、サブリーダー(その施設の4番手の管理職)に昇進し、リーダー(施設では3番手の管理職。介護施設のワンフロアの責任者)となった。

続きを読む - 1 2 3