2020年ももう残りわずかになってきたが、皆さん大掃除はすでに終わっただろうか?
今年はコロナ禍に明け暮れた一年だったため、例年よりもずっと自宅にいる時間が長かった人も多いだろう。人によっては、部屋に荷物が増えて、散らかってしまったのではないだろうか?
「でも結局、12月から1月に変わるだけでしょ? わざわざ今大掃除しなくてもいいんじゃない?」
と考えている人も多いかもしれない。
現に、筆者も例年そんな考えに陥る1人だ。
筆者は、取材のために2年間ゴミ屋敷を清掃する会社で働いたことがある。
今回はその時に聞いた、
『部屋がゴミ屋敷になってしまったきっかけ』
を見ていきたいと思う。
01・失恋、離婚など男女の不和
意外と多いのが、恋愛系の悩みだった。彼女に振られて自暴自棄になってしまい、しばらく自堕落な生活をしたら部屋がずいぶん汚れてしまった……というパターンは、男女ともに見られた。中には
「●●君が再び振り向いてくれますように」
と、お祈りがゴミだらけの机の上に置かれてる部屋もあった。。
「まず部屋を片付けよう」
と片付けながら思った。
結婚生活が上手くいかず、家庭内別居が進む場合もゴミ屋敷になりやすい。
どちらも積極的に部屋を片付けるタイプでもない場合、
「自分だけが部屋を片付けたら損」
という心理が働いてしまい、部屋はどんどん散らかっていく。
どうしようもないくらい散らかった段階で、
「さすがに片付けなきゃ……」
と思うものの、一旦ゴミ屋敷になってしまうと、簡単には片付けられなくなる。片付けても片付けても片付かない、まるで賽の河原で石を積む子供のような状態になってしまう。