①過集中すると39歳の今でもウンコを漏らしますはこちら
田口 私は自分の過集中に対する対策は
カウンセリングを受けて、キッチンタイマーをかけてみるなど
一応していたんです。
だけど、過集中しないと逆にストレスになるし
仕事のパフォーマンスが落ちるので
今は寝食を忘れるならば、プロテインで栄養補給するとか
そういった方向に行きました。
M うちは婆ちゃんが、女性なのに結構大きな会社を
一人で興したという人だったので
たぶん自分のマイノリティな特徴や個性を理解し愛してくれていました。
婆ちゃんに私の精神面は育てられたんですよ。
だから、婆ちゃんといるときは、ウンコを漏らそうが何しようが
「あんたもやりたいようにやりなさい」という感じだったんですよ。
むしろ婆ちゃん自身が私の目の前で新聞紙をひいて床にウンコして
私もしちゃったみたいなエピソードもあるくらい豪快な人でした(笑)
田口 お婆様も豪快な方ですね(笑)
M だけど、母のところに帰ると
母が精神的にもたなくなってしまうという繰り返しだったんです。
父親も、面倒くさいのは嫌じゃないですか。
男だし。
私が婆ちゃんに預けられていた方が楽だったと思うんですよ。
だから、ネグレクトではないと思うんですけど
今考えると、父は仕事が忙しいし
よくわかんない存在に真っ向からぶつかるのが面倒くさかったんだろうなと思います。
カミさんが子供のことで家帰って来たらキャンキャン言うし。
かといって離婚できるわけでもないし。
子供は遊んでいたら楽しいけど、可愛いけど、育児までやる時間はないし…
だったんだなーと今は思えるようになってきました。
母は単純に精神が強くなかったと思うんですよ。
誰かにあたるしかない。
自己否定もできない。
だから個性を受け入れるより
「普通はこう」「私はこう望む」を押し付ける教育になっていきました。
田口 なるほど。
M 認識できない行為っていうのは
自分の想像の範疇を超えるわけじゃないですか。
たぶん人間ってそれでうつになったりとか
イライラから暴力性が高まったりとかすると思うんです。
そういうことって、自分の経験してきたことによる
思考の範疇を大きく超えてしまうことで起こる現象だと私は思っています。
うちの母親は働いた経験もないから
子供がそういう訳分からんことばかりやるってなると
「何で私ばっかり!キーッ」となって
どんどん精神が病んでいったのではないかと今考えると思いますね。