スマートフォンが開けないだけで数百万円を失ってしまう可能性もある。『デジタル遺品』の実情と効果的な対策を考える。

インタビューお役立ち

「とにかく、スマートフォンを開けることさえできてしまえば、ほとんどの問題は解決します。どんなアプリ、銀行、ネットショップを使っているのか分かれば、直接問い合わせることができます」それでは、どのように家族にスマートフォンのパスワードを知らせればよいのだろうか?

 

「単純ですが『紙に書いておく』というのが一番効果的です。ただし、セキュリティー的には問題がありますね。死後は見られても仕方ないけど、生きている間には家族にもスマフォの中身を見られたくない人もいいでしょう」

古田さんがおすすめする方法は、圧紙などにパスワードを書き、それを修正テープで二度貼りするという方法だ。こうすれば普通には見えないし、死後はスクラッチカードの要領でこすればパスワードを読むことができる。覗き見たら分かるから、パスワードを変更すれば良い。

 

 

この紙を、自分が亡くなったらまず家族が最初に見るであろう『紙の通帳や実印などが置いてある場所』などに置いておけばよい。知らない間に、数十万~数百万円も損をしてしまう可能性もあるデジタル遺品問題。先送りにせず、今対策をとっておけば、将来助かるかもしれない。

 

 

 

 

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