精神医療、ここまでぶっちゃけていいの?④~占い師も対人援助職?~

インタビュー

【4回目 占い師も対人援助職?】

 

樋端 田口さんのお話を聞いていると、もう占い師の範囲を超えていますね。入り口は占いでも、実はよろず相談なのですね。

 

田口 超えていますね。ボランティア要素が強いですけどね。最低限、お金は頂きますが、頂けないことも多くて。
例えば、発達障害でDVに遭ってて、子供も発達障害というお母さんの相談がありました。まず、避難場所の確保、弁護士の紹介、地域の相談員さんに繋ぐ、物件探しは不動産屋さん、生活保護申請は区議さんに頼むとか、もう支援でしかないです。
一度、千葉から東京に逃げてきたお母さんがいました。とりあえず、どこの自治体でも、役所に駆け込めば保護する義務があるので、駆け込ませて。法テラスでも受けてくれる弁護士さんを紹介して。

 

樋端 いいですね。まさにワンストップの伴走型支援という感じ。

 

田口 その支援の中で、発達障害の人は、支援者を怒らせてしまったり、大変でしたね。

 

樋端 支援を受けること自体に支援が必要なのが精神障害という定義もあります。

 

田口 その時はむしろ持ち出しでした。ほとんどお金を持ってなかったので、誰も儲からないですよ。弁護士さんも法テラスの案件って、受けても儲からないし。
結局、役所は怖いとか、シェルターは怖いとか、敷居が高いとか、いろいろあっての占い師なんですよね。だから、よろず相談になっちゃうんですよ。

 

樋端 行政には期待したいところだけど、フォーマルな支援だけだと隙間だらけになる。だれかがその隙間をうめてつながないと救われない人はいるよなあ。

 

田口 私の周りで支援している方は、そのニッチのところを埋めることに力を使っていますね。たとえば、触法障害者って、警察が個人情報の問題で、連絡先も教えてくれないんですね。けど、支援につなげないとまた同じことになる。だから、親御さんや恋人からアプローチして、支援につなげている相談員さんとかいますよ。

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