ドラえもんの漫画に出てくるガキ大将のジャイアンと、弱気でおとなしいのび太。キャラクターの名前から発達障害の一つである注意欠如/多動性障害の子どもで、一見おとなしいタイプの子を“のび太型”と呼んだ先生がいる。
手がかからないので見過ごされてしまうかもしれない。
じっとしていられない、衝動的に感情を爆発させる、走り回る、片付けができない…。
こうなると「もしかして、うちの子怪しいかも?「え、うちの子にどれもこれもぴったり当てはまってしまう…」と感じてしまう人も多いと思う。どうしてかと言うと、幼児って食事中に立ち歩いたり、スーパーで走り回ったり少なからず落ち着きがないからだ。
けれども、AD/HDは5歳なのに2歳児のような行動をするなど極端に激しく、それがどの環境でも起こり、半年以上続いている場合と定義されている。小学生になると45分の授業にじっと座って集中できないため学力が低下してしまうこともある。
その中に一見、おとなしく見える注意欠如/多動性障害(AD/HD)の子も存在する。
発達障害の中の“注意欠如/多動性障害”。
英語の“AttentionDeficit/HyperactivityDisorder”から略され、“AD/HD”と略される。あいだに“/(スラッシュ)”が入るように、注意力散漫であることが目立つタイプと、落ち着きのない多動性、衝動性が目立つタイプもある。また両方持っている子もいる。
そこでAD/HDはその表れ方により次の3種類に分類される。
(1)不注意が目立つタイプ
(2)多動・衝動性が目立つタイプ
(3)両方持っている混合型