現在、筆者の息子に転校の話が持ち上がっている。
息子は発達障害グレーゾーンの小学校2年生。
年長の頃に就学相談の結果、区立の支援学級に進学した息子。
1年生の頃は何の問題もなく過ごしていたけれど、2年生になり新たな問題が
出てきた。
息子の学校では1-2年生、3-4年生、5-6年生と2学年一緒に授業を行っている。
1年生の頃、すでに2年生の内容が解けていた息子は
2年生になり授業の物足りなさから、学校に行きたがらなくなった。
そして、小学校2年生にもなると、手抜きも覚えればズルもする。
大人の発達障害でも
「本当はできるけどやらない」のか
「本当にできないのか」かが周囲から分かりにくいことが問題となる。
障害者雇用においても、周囲からの理解が得られにくい一番の理由は
「努力不足なのか」
「努力でどうにかなる問題ではない」のかが客観的に分かりづらいからだ。
「障害特性としてできない」のであれば、努力でどうにかなる話ではなく
根性論は二次障害のもととなる。
だけど、「手抜きをしている。甘えている」からできないのであれば
それは「できることはきちんとすること」というしつけの問題となる。
そういった部分が支援学級に進学することで見えてきたことだ。
例えば、体育の授業が苦手だから、着替えをしない。
でも、それは「着替えの仕方が分からない」わけではない。
支援学級であれば「障害特性として苦手なものを無理強いしない」
で済んでしまう部分がある。
だけど、いわゆる定型発達といわれる子どもたちは
そういった苦手科目も渋々だろうが参加しているのが現実。
親もそうだが、学校の先生も一番恐れているのは二次障害だ。
どうしても本人がやりたくない・できないということに対し慎重になる。
親の目から見ても、日々、移動支援で関わるヘルパー事業所の方から見ても
「甘えからしない」ことが多い息子。
そこで、今回、某都立小学校への転学の話が持ち上がった。
環境も変え、支援はあるけれど、普通学級と同じカリキュラムをこなす学校だ。
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