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  • 「そんなに配慮できません!」の正体 ~配慮とは愛である~

    「そんなに配慮できません!」の正体 ~配慮とは愛である~

    世の中でよく誤解されているのが

    「合理的配慮」という言葉。

     

    障害当事者の方の誤解は

    「合理的配慮といえば、何でも配慮してもらえて当たり前」

    というものが多いと個人的に思います。

     

    だけど、内閣府によると

    障害のある人は、社会の中にあるバリアによって生活しづらい場合があります。
    この法律では、役所や事業所に対して、障害のある人から社会の中のバリアを取り除くために、何らかの対応を必要としているとの意思を伝えられたときに、負担が重すぎない範囲で対応すること(事業所においては対応を努めること)を求めています。
    https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/pdf/gouriteki_hairyo/print.pdf

    なので
    役所など公共機関は配慮することは義務

    民間の事業所(ボランティア団体も含む)には配慮するように努力しましょう

    という法律なんですね。
    個人に関しては完全に良心の問題なんです。

     

    そこで、次ページでは、タイトルの

    「配慮とは愛である」という話に戻ります。

  • 心の病とゴミ屋敷の関係は? 尿の詰まったペットボトル600本が転がる部屋を清掃して見えてきた事実

    心の病とゴミ屋敷の関係は? 尿の詰まったペットボトル600本が転がる部屋を清掃して見えてきた事実

    僕は以前、株式会社まごのて という清掃会社で取材を兼ねたアルバイトをしていた。
    株式会社まごのて は、いわゆる「ゴミ屋敷」や「孤独死部屋」などの、特殊な清掃を専門で請け負う会社だった。2年間以上働かせていただき70以上の現場を回った。その経験は単行本『ゴミ屋敷奮闘記』(有峰書店新社 )にまとめさせていただいた。アルバイトをやめてからずいぶん時間が経ったが、いまだにルポを書かせていただいたり、識者として語らせてもらうことがある。

     

     

    そんな中で、とてもよく聞かれるのが、「部屋をゴミ屋敷にする人は心の病気なんですか?」という質問である。これはなかなかむつかしい問である。ひとくちにゴミ屋敷と言ってもゴミの量もそれぞれだし、汚れ方もさまざまだ。だから「ゴミ屋敷に住む人は心の病気」だと決めつけるのは乱暴ではある。とは言え実際、心を病んでいる住人が多いのも事実だった。

     

    「セルフネグレクト」という言葉がある。ネグレクトは「忘れる」、「おろそかにする」、「顧みない」というような意味がある。セルフネグレクトは、「自らのケアをおろそかにする行為」を指す。
    具体的には
    「風呂に入らない」
    「部屋を片付けない」
    「金銭の管理ができない」などが当てはまる。ゴミ屋敷の住人は、まさにセルフネグレクトと言えるだろう。

     

    しかし「部屋が片付けられない人」というのはよくいる。げんに、僕も部屋はだいぶ汚い。清掃の本を書いているんだから部屋をキレイにしなければ、と思うが気づいたら足の踏み場もなくなっている。そんな人は多いだろう。だが、大規模なゴミ屋敷はレベルが違うのだ。

     

    今回紹介するゴミ屋敷は、40代の男性の一人暮らしの部屋だった。賃貸の1Kの普通のアパートだ。
    ドアを開けると、玄関までゴミが押し寄せてきていた。部屋には天井近くまでゴミがたまっている。

     

     

    「足の踏み場もない」というようなレベルではない。ゴミをよじ登らないと部屋に入ることすらできないのだ。その部屋は10年をかけて出来たゴミ屋敷だという。
    皆さんが部屋を見たら、「一体、この部屋のどこに寝ていたのだろう?」と思うだろう。実際、この部屋の住人はあまりにゴミが多くなりすぎて、部屋での生活ができなくなり、車上生活をしていた。だが、この部屋の特徴は、ゴミの量ではなかった。

     

    部屋を掃除していくと、飲みかけの烏龍茶の2リットルのペットボトルがたくさんでてきた。ゴミ屋敷には、ペットボトルゴミや、コンビニ弁当の容器ゴミなどが大量に出るので最初はなんとも思わなかったが、それにしても量が多かった。ためしにフタを空けてみると、ガツンと頭を殴られたような強烈なアンモニア臭がした。

     

    その部屋に転がっているペットボトルの中身は全て、家主のオシッコだったのだ。オシッコは出た時は黄色いが、ずっと放置しておくと酸化して茶色になるのだ。だから烏龍茶のペットボトルに入っていたら気づかなかった。
    しかし、よく見れば、スポーツドリンクのペットボトルも緑茶のペットボトルも茶色い液体が入っていた。仕方がないので、家の前の側溝に捨て始めた。とにかくひどいアンモニア臭がする。しかも次から次にオシッコ入りペットボトルは部屋から発掘されるので、きりがない。
    しかたなくオシッコの入ったペットボトルは、窓を空けたところにあった小さな庭に並べていった。しかし庭だけでは全然収まらなかった。部屋の端っこに積んでいき、さらにクローゼットの中にも積んで、やっと収まった。
    結局発掘されたペットボトルは600本以上になった。約2リットル入っていたとして、1トンである。1Kの部屋に、1トンの尿があったというのは衝撃である。

     

     

    1トンのオシッコを一本づつジャバジャバと捨てていたら朝になってしまう。かといって、オシッコの入ったペットボトルは、ゴミ処理場が受け付けてくれない。大いに困る。
    まごのての社長に話を聞くと「オシッコ入りのペットボトルはちょくちょく出てくるよ。俺らはションペットって呼んでるけど。男の一人暮らしに多い。ズボラなやつがやるんだろうけど、ただここまで多いのは珍しいな……。わけがわからんなあ」と苦笑いで答えてくれた。

     

    とにかくオシッコの処理は後回しにして、部屋の清掃を続けた。部屋にはオシッコ入りペットボトル以外のゴミもたくさんあった。ゴミを袋詰してトラックに詰め込んでいった。ゴミが減ったところで、トイレのドアを開けた。部屋中をオシッコのペットボトルだらけにするくらいだから、トイレは当然詰まっているだろうと思っていた。下水が詰まってしまって、汚物が山のようになってしまった便器を掃除することも、ゴミ屋敷清掃ではしばしばあることだ。
    しかし意外なことに、トイレは詰まっていなかった。もちろんキレイなトイレではなかったが、部屋の汚れに比べればまだまだ全然マシな状態だった。「トイレは使える状態なのに、ペットボトルにオシッコをしていたのか……」ととても不思議な気持ちになった。なんとか夕方には、オシッコ以外のゴミはトラックに積み込むことができ、必要な物も仕分けることができた。大量のペットボトルはその日のうちに処理することは不可能であり、結局家主と話しあった結果、家主自身が少しずつすてていくことになった。

     

    話を冒頭に戻すと、この部屋の住人はどう考えてもセルフネグレクトであり、その結果自分の部屋をこの惨状にしてしまったのだろう。そして「彼は病気なのか?」と言われれば、おそらく病気だったんだと思う。ただ「ゴミ屋敷と病気」の関係は「タマゴが先かニワトリが先か」のようなところがある。
    病気だからゴミ屋敷になったのか、ゴミ屋敷に住んでいると病気になるのか? である。
    実際誰でも、ゴミ屋敷に住むと病気になってしまうと思う。皆さんも机が散らかっていたり、部屋が荒れていただけで、気分が鬱々とすることはあるだろう。天井までゴミが詰まっている部屋に住んでいたら、どのような毎日になるだろう? 想像するっだけで鬱屈とした気持ちになるのではないだろうか?
    たとえ仕事をしていても、遊びに行っていても「あのゴミ屋敷に帰らなければならない」「近所の人にバレたらどうしよう」「清掃を誰に頼めばいいのだろう? 一体いくらかかるのだろう?」と心の奥の方ではずっと気になるだろう。ゴミ屋敷に住んでいる人の中には、思い悩んで自殺を考える人もいる。

     

    そもそもはうつ病や発達障害が原因でゴミ屋敷になってしまったのかもしれないが、部屋がゴミ屋敷化した後はゴミ屋敷に心を壊されていくのだ。だから、部屋を清掃してゴミ屋敷でなくしてしまえば、少なくとも負のスパイラルは収まる。「でもゴミ屋敷にしてた人は、たとえ片付けても、またすぐにゴミ屋敷にしちゃうんじゃないの?」と思うかも知れない。確かに片付け下手なの人は、たとえ一旦掃除をしても治らない場合が多い。

     

    その対策として、まごのての場合は、定期的に連絡をして「ゴミ屋敷になっていないか?」と聞くようにしていた。たとえ再びゴミ屋敷化がはじまっていたとしても、3年溜め込むよりは、半年で掃除したほうがずっと楽に安く片付けることができる。そして「誰かに気にかけられている」と思うと、片付けられるようになる人は多いそうだ。オシッコペットボトルの部屋の主にも定期的に連絡を取り、少しずつ自分でトイレに捨てて全て処理したという。

     

    部屋をゴミ屋敷にしてしまう原因の一つは心の病気な可能性がある。
    ただ家族や第三者の協力や支えがあれば、未然に防いだり、修復したりすることは十分にできる。
    必要以上に、落ち込んだり、自分を卑下する必要はないのだ。

  • 【コロナに負けない!】休校中におすすめの過ごし方【まとめ】

    【コロナに負けない!】休校中におすすめの過ごし方【まとめ】

    1か月近い臨時休校。
    子どもに何をさせたらいいの?
    という親御さんも多いでしょう。

     

    勉強も大事だけど、遊びも大切!
    家にいながら、飽きずに過ごせるサービスをまとめました!

     

    【遊びながら勉強する!】
    放課後たのしーと
    https://houkago.asahi.com/
    東京学芸大学、東京学芸大こども未来研究所と
    朝日新聞社が実施した共同研究の成果を活用したあそびのプラットフォーム

    HASARD
    https://wam-hasard.com/
    オンライン美術館
    名画から一般の方の作品まで鑑賞できます

    Google Arts & Culture
    https://artsandculture.google.com/partner?hl=ja&tab=pop
    公式サイトによると、世界中の文化遺産をオンラインで

    紹介することを目的に Google Cultural Institute と連携している

    1200 以上の代表的な施設やアーカイブのコンテンツを鑑賞できるという。

  • 臨時休校中の学習支援~健常児から障害児まで使えるサービスまとめ~

    臨時休校中の学習支援~健常児から障害児まで使えるサービスまとめ~

    【発達障害児向け】
    すらら
    小学生~高校生の国語・英語・数学対象
    発達障害・学習障害・LD・ADHD・ASD・グレーゾーン
    https://surala.jp/ld4/pc/index.html
    3月中は入会金無料

     

    親子の「チャレンジ」学習をサポート
    発達障害支援サイト
    http://blog.benesse.ne.jp/hattatsu/
    ベネッセのチャレンジタッチ講座

     

    すらぷり
    無料学習プリント
    発達障害・学習障害(ディスレクシア)・ADHD・ADD(注意欠陥)をお持ちの

    小学生・中学生さん向け
    https://surapuri.jp/

     

    【その他サービスおよびまとめサイト】
    経済産業省 教育産業室
    「学びを止めない未来の教室」
    無償提供等を行っている教育系サービス一覧が掲載されています。
    https://www.watch.impress.co.jp/kodomo_it/news/1237947.html

     

    臨時休校となった学校を支援すべく動いているEdTech企業をまとめが掲載されています。
    https://note.com/tgoto/n/n88e7c20c8c2c?fbclid=IwAR0z6zXp9q2RubD_rKNHf5TjwIZkzPrZv9Isz1CVGVaXm6fxEIWzyhCnL7E

  • 【新型コロナウィルス】法人・個人向け除菌対策サービス【まとめ】

    【新型コロナウィルス】法人・個人向け除菌対策サービス【まとめ】

    ※正しい知識で冷静に判断しましょう!

    新しい情報が入り次第随時更新いたします

     

    厚生労働省
    https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
    首相官邸
    https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html

     

    株式会社まごのてお片づけ相談ネット

    コロナウイルス対策|オゾン除菌の価格
    2D+3Dの場合25㎡~30㎡あたり 45,000円~50,000円(税別)
    3D(空間のみ) 40㎡未満 15,000円~25,000円(税別)

    【引用:株式会社まごのてお片づけ相談ネット https://www.gomiyashiki.tokyo/about/detail/id=259】

    シャリオス株式会社

    2,000本無料配布スタート

    【コロナウィルス対策、除菌・抗菌啓蒙活動】

    除菌・抗菌ニーズが高まる中、天然100%成分のみで作られた除菌・抗菌スプレーを無償配布。
    ■対象店舗概要
    店舗名:Nail&Eyelash Angelian(アンジェリアン)浜松町店
    所在地:東京都港区浜松町1-27-9トラスト浜松町ビル4F
    TEL:03-6432-4576
    営業時間:12:00~22:00
    URL:https://beauty.hotpepper.jp/kr/slnH000275066/

    店舗名:Nail&Eyelash Angelian(アンジェリアン)銀座店
    所在地:東京都中央区銀座1-14-6銀座1丁目ビル9F
    TEL:03-6228-7119
    営業時間:12:00~22:00
    URL:https://beauty.hotpepper.jp/kr/slnH000369319/

    店舗名:ニューイヤーエステ輝耳 銀座店
    所在地:東京都中央区銀座1-14-6銀座1丁目ビル9F(アンジェリアン銀座店内併設)
    TEL: 090-8840-3128
    営業時間:11:00~21:00
    URL: https://beauty.hotpepper.jp/kr/slnH000477846/
    【引用:PR TIMES  https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000054713.html

    感染症予防対策を実施 全館で空間も含めた除菌対策と簡易交流会セットを用意

    【引用:PR TIMES https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000005153.html】
    https://abc-kaigishitsu.com/
    上野、池袋、新宿、青山、東京、横浜、渋谷、品川高輪、日本橋小伝馬町

  • 【新型コロナウィルス】休校中のお子さんのお弁当に対する支援サービス【まとめ】

    【新型コロナウィルス】休校中のお子さんのお弁当に対する支援サービス【まとめ】

    最長、春休み明けまで続く、お子さんの臨時休校。
    忙しいお母さんにとって、毎日のお弁当作りは頭の痛い問題ですね。

    以下に、2020年3月11日現在で、お弁当に対する支援サービスを行っている企業・団体をまとめました。

    ワタミ株式会社
    日替わり夕食宅配を行う「ワタミの宅食」にて、新型肺炎による小学校・中学校・高校の休校要請を受けて、3月9日~4月3日の期間、小学生・中学生・高校生を対象に商品代相当無料、お届け諸経費のみ(1食あたり200円/税込)で商品をご提供する緊急支援策を決定いたしました。

    (引用:PR TIMES  https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000010448.html

    https://ssl4.eir-parts.net/doc/7522/ir_material/134504/00.pdf

     

    株式会社CaSy
    臨時休校に戸惑う子育て家庭を料理代行で支援します!「つめるだけ。CaSyの5日分お弁当つくりおきメニュー」を3月2日(月)から申込開始

    (引用:PR TIMES https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000010448.html )

    https://casy.co.jp/

  • 【全国】新型コロナウイルスによる臨時休校でお困りの障害児世帯へのシッターサービス【まとめ】

    ※障害児を抱える家庭でも利用可能な託児・シッターサービス
    情報に誤りがあった場合
    info@ai-deal.jp
    までお知らせください。
    随時更新いたします。

     

    ※正しい知識で冷静に判断しましょう!

    新しい情報が入り次第随時更新いたします

    厚生労働省
    https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
    首相官邸
    https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html

     

    内閣府によるベビーシッター利用の特別措置発表 (2/29 18:51 更新)

    内閣府は、ベビーシッター補助券の利用枠を最大26万4000円まで引き上げる方針を緊急発表。

    対象となるのは、乳幼児又は小学校3年生までの児童、その他健全育成上の世話を必要とする小学校6年生までの児童となります。(出典:キッズライン

     

    ー託児サービスー

    株式会社アニスピホールディングス

    アニスピホールディングスグループでは

    江戸川区でまだオープンしていない事業所で、託児をすることに決定しました。

    料金は無料です。

    受け入れ人数等、決まり次第、随時更新していきます。

    お手伝いしてくれる看護師さん、保育士さん等いらっしゃればご連絡ください!!

    *看護師さんや保育士さんもお子さん連れ出勤でOKです。

    皆さんでこの非常事態を乗り切りましょう!

     

    ーシッターサービスー

    【内閣府ベビーシッター補助対象】

    キッズライン

    https://kidsline.me/

    全国

     

    スマートシッター

    https://smartsitter.jp/

    埼玉県、東京都、神奈川県、千葉県、茨城県、群馬県、栃木県

    https://smartsitter.jp/supported_areas

  • ウエス(使い捨てできる雑巾)で代用できます!~トイレットペーパー品切れ対策!~

    ウエス(使い捨てできる雑巾)で代用できます!~トイレットペーパー品切れ対策!~

    ※正しい知識で冷静に判断しましょう!
    厚生労働省
    https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
    首相官邸
    https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html

    トイレットペーパーが品薄でパニックが起きていますが
    そんなときはウエス(使い捨てできる雑巾)で代用できます!

     

    もう着ない服や布類。
    使い古しのタオル、シーツ、Tシャツを割いて作ります。

    10センチ四方あれば充分です。
    肌触りとしてはTシャツがオススメです。

     

    水分含ませれば立派なお尻拭きシートになります。
    リユースにもなります。

    この機会に家の着ない洋服も整理してしまいましょう!

    ※使用後はトイレに流さずに、ゴミ袋に捨てましょう!!

  • 「ホームレスは全員頭がおかしい」は本当か? 障害を持つホームレスに本当に必要なものはなに?

    「ホームレスは全員頭がおかしい」は本当か? 障害を持つホームレスに本当に必要なものはなに?

    皆さんはホームレスに対してどのような印象を持っているだろうか?

    「叫んだり、暴力をふるったりする危ない人たち」
    「何年も風呂に入っていなくて、垢だらけでひどい臭いがする」
    「いつも酒を飲んで泥酔している」

    そんなイメージを持っている人も少なくないだろう。事実、そのイメージは完全に間違っているわけではない。実際に取材をしていると、そのようなホームレスもいる。ただ、割合で言えば決して多くはない。目立たぬよう、地味に寡黙に生きている人がとても多いのだ。ではなぜ、そのようなエキセントリックな人たちが印象に残るかと言えば、それは彼らが分かりやすく目立つからだ。奇行を働くホームレスは、大勢の人目につくのだ。

     

    ホームレスの中には、人前でズボンを脱ぐ、人が通っている路上で大小便をする、など常軌を逸した行動を取る人が一定数いる。冗談や悪ふざけでやっているわけではなく、精神に障害があるのは明白だ。そのような障害があるがゆえに「悪目立ちするホームレス」は、ホームレスの社会の中でも孤立してしまう場合がある。ホームレスに話を聞いていると、そういう悪目立ちするホームレスに対して、
    「アイツはキチガイだから近寄ったらダメだぞ」
    「酒を飲んでいる奴らはみんな頭くるっているから関わったらいかん」などと、

    忠告を受けることがよくある。実際に、話しかけると手に持っていた物を投げつけられたり、暴言を吐かれたりする。たしかに関わらないほうが良かったと思う場合もあった。

     

     

    病的に片付けることができず、寝床の周りをゴミだらけにしたりする人もいる。商店のシャッターの前などを汚してしまうと、お店の人は非常に迷惑をする。そして「もうホームレスは寝かさない!!」とホームレス全体を排除されてしまう。そうすると、おとなしく寝ていた他のホームレスは困ることになる。結果、片付けられないホームレスは、嫌われる、避けられる、という状態になる。

     

    精神を病んでいるホームレスの中には身体を清潔に保つことが難しい人も多い。風呂に入らないのは当たり前。毎日、ゴミ箱に手を突っ込んで空き缶を拾ったりしているため服からも悪臭は漂う。それで駅の通路で足の垢をとったりすると、みんなが顔を歪めるほどの臭いが充満する。
    かつて西武池袋駅の近くでいつも悪臭をふりまいているホームレスがいて、通行人はみな殺意のこもった目で彼を見ていた。

     

    このように精神を病んだホームレスの中には、悪目立ちしてしまう人が少なからずいる。多くのホームレスは、あまり目立たないように周りに迷惑をかけず生活しているが、そのように悪目立ちするホームレスがいると
    「ホームレス=困った人」
    「ホームレス=悪い人」
    「ホームレス=臭い人」
    という図式が完成してしまう。
    こういうイメージは、ホームレスにとっても社会的にも良くない結果につながりがちだ。一般の人たちによるホームレスに対する暴力は後をたたないが、そもそもはこのよう誤解から始まっている場合も少なくない。

     

     

    それでは実際、そのような状態になってしまったホームレスをどのようにしたら良いのだろうか?精神を病んでいたり、認知症が進んでいるホームレスの人たちは、警察やボランティア団体によって保護施設に入居する場合もあるが、本人が否定した場合はそのまま放置されることも多い。そもそも病識(自分が病気であるという自覚)がない人も多いし、「絶対に施設には入りたくない」と言い張る人もいる。たとえ一旦は入居しても、周りと上手くやっていくことができなかったり、酒やタバコ禁止などのルールを守ることができず、逃げ出してしまう人も多い。

     

    現在では、昔と比べ生活保護を取得することは簡単になった。一旦、生活保護をもらい、そこから家賃を支払うようになってしまえば、基本的に継続してアパートで生活していくことができる。ただし「精神に病気」がある人は、アパートで規則的な生活をしていくのは難しい場合も多い。すぐに周りの住人とトラブルを起こしたりして、結局逃げ出してしまう。

     

    それでは、半強制的に精神病院に入院させて監禁すればよいのか? というとそれも間違っているだろう。「ホームレスだから強制的に無理やり収容する」というのがルールになってしまっては、戦時中の強制収容施設のようになってしまいかねない。事実、都内にはかなり強引な手立てでホームレスなどの患者を入院させて、荒稼ぎしている病院もある。内情はかなり酷い状態だと聞く。あからさまな貧困ビジネスの一つであり、かなりたちの悪い行為だと言える。ただ、そうだからと言って自分が置かれている状況を認識できないホームレスを路上に放置し続けるのも良くないだろう。

     

    以前、上野公園で典型的なホームレスの老人に話を聞いたことがあった。ボロボロの服を着て、ひげは伸ばしっぱなし、手にした紙袋の中には、ハンバーガーショップからもらってきたポテトがギッシリと詰まっていた。彼に話を聞くと「四国の会社で社長をしているが、人材不足で東京まで人を探しにきた。働ける若者を探しているが、知らないか?」と言われた。

     

    しばらくは理解ができなかったが、どうやら彼は『東京に若い労働者を探しに来ている社長』という意識があるようだ。ボロボロの姿をして、拾い食いをしていても、彼の中にその意識は保たれ続けているのだ。
    そういう彼に「あなたの言ってることはおかしい。精神病院に入院して治療を受けるべきだ」と言っても絶対に納得はしてくれないだろう。また収容先の施設でトラブルを起こしてしまう可能性も大いにある。
    警察に相談しても、「あの人は、ああいう人だからほっておいて構わないですよ」などと、放置されてしまう。野宿生活はとても過酷だ。冬場に外で寝ていたら病気になったり、最悪は命を失ってしまう。事実、そうやって毎年多くの人が亡くなっている。
    ただ、彼を自発的に施設へ向かわせるのが非常にもどかしいジレンマが発生するのだ。

     

    以前僕が住んでいた新宿区の駅前には、いつも男性器を露出させたり、道行く女性に対し大声で怒鳴ったりするホームレスがいた。
    ある日、ホームレスの行動に腹を立てた男性が彼を取り押さえていた。取り押さえた男性はもちろん正義のために暴力をふるったわけだし、ホームレスの行動は確かに問題があった。はたから見れば、ホームレスは悪に映るだろう。
    ただ、たしかに悪いことをしているかもしれないがホームレスの男性が『精神の病気』『こころの病気』であれば仕方がないとも言える。ホームレスに本当に必要だったのは暴力による成敗ではなく、保護と治療だったはずだ。

     

    ケース・バイ・ケースで様子を見ながらも、ここぞという場合には、国、警察、病院、などの施設が、彼らを受け入れることができる体制を整える必要があるだろう。
    一朝一夕でキレイに片はつかないが、それでも皆で考えていかなければならない問題だ。

  • 愛を乞う人 ~摂食障害で性依存の彼女の孤独~

    愛を乞う人 ~摂食障害で性依存の彼女の孤独~

     

    【痛々しく腕に残るリストカットの跡】

    今回、紹介するのは、都内某所の母子支援施設で働く

    光さん(43歳)社会福祉士の女性だ。

     

    待ち合わせ場所に現れた彼女は、ショートカットで痩せた体で、黒いパンツに身を包んだ、中性的な雰囲気を漂わせていた。

     

    「今日も担当していた母親が、部屋に子供を置いて出かけてその対応をしていました。最悪ですよね。まだ小学校1年生と3年生の兄妹ですよ?なぜそんなことができるのか本当に分からない」

    と座った途端に早口でまくし立てた。

     

    彼女は看護大学を卒業後、4年間、小児科の看護師として働いた。児童虐待の多さを目の当たりにし、親支援の必要性を感じた。一念発起し、社会福祉士を取得した彼女は、母子支援員へと転身した。

     

    両親と妹は、東京から電車で一時間ほどの地方都市に住んでいる。母親は福祉系の大学で講師をしており、教育熱心だったという。父親は温厚だったが、家はかかあ天下で、実家のことは母親を集中として回っていた。

     

    「痩せてるって思ったでしょう?私は自分が太ることは許せないんです。自己管理ができていなくてだらしないから」

    と頼んだアイスコーヒーにもガムシロップは入れなかった。

     

    バッグからスマートフォンを取ろうとした彼女の左腕には、無数のリストカットの跡が見えた。

     

    「驚きましたか?夏でも長袖なんです。今の職場は制服がないので、助かっています」

    痛々しい傷跡が残る彼女の過去に、いったい何があったのだろう。

     

  • 境界線にいる私たち③俺はキチガイじゃない!!

    境界線にいる私たち③俺はキチガイじゃない!!

    境界線にいる私たち②DVからの逃避と母性の芽生えから

     

    【うつ診断とカサンドラ症候群】

     

    元夫とともに精神科を受診したところ、私にはうつ診断が下った。
    眠れない、不安感が強まる、いきなり涙が出るという日々が続いた。
    医師の診断は「うつ病」だった。

     

    うつ病とは
    眠れない、食欲がない、一日中気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめないといったことが続いている場合、うつ病の可能性があります。うつ病は、精神的ストレスや身体的ストレスが重なることなど、様々な理由から脳の機能障害が起きている状態です。脳がうまく働いてくれないので、ものの見方が否定的になり、自分がダメな人間だと感じてしまいます。そのため普段なら乗り越えられるストレスも、よりつらく感じられるという、悪循環が起きてきます。
    出典:厚生労働省
    (https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_depressive.html)
    と定義される。

     

    今思うと、DVのサイクルにはまっていた私。
    精神状態が良好なほうがおかしいのだが、当時はDVのせいだとは思えなかったし思いたくなかった。

     

    うつ病の症状なのだが、自分が弱いから無能だから夫が怒り、DVにつながるのだと、ひたすら自分を責めた。

     

    診察室には元夫も必ず一緒に入り、医師の話を聞いていた。

    元夫が付き添っていたこともあり、自分が暴力を受けていることが恥だという気持ちもあり、私は医師にDVについて話せなかった。

     

    また、こんな夫でも子どもにとっては唯一の父親であり、それを奪うことが罪に思えた。
    それがDV被害者によくある心理だということは後から知った。

    今の私がそういった相談を受けたら、医師でも相談機関にでも、助けを求めるようアドバイスする(文末に相談先一覧が掲載されています)。

     

     

    ある日、予約の診察日に受診できず、タクシーを使い、一人で病院に行った。

     

    いつものように診察室に入り、椅子に座ると、医師は「今日は旦那さん、一緒にいないんですね」と確認した。

     

    うなずくと医師は淡々と「あなたのうつ病は離婚しない限り直りませんよ。旦那さんは発達障害だし、あなたはカサンドラ症候群だから」と告げた。

     

    カサンドラ症候群とは、家族やパートナーなど生活の身近にいる人がアスペルガー症候群(現在の診断名は自閉症スペクトラム障害、以下ASD)であることが原因で、情緒的な相互関係を築くことが難しく、心的ストレスから不安障害や抑うつ状態、PTSD(心的外傷後ストレス障害)などの心身症状が起きている状態を指す言葉です。

    世界的に広く用いられている精神疾患の診断基準『DSM-5』(『精神疾患の診断・統計マニュアル』第5版)には記載がなく、正式な疾患名ではありません。カサンドラ症候群以外にも、「カサンドラ情動剥奪障害」「カサンドラ状態」などと表現されることもあります。

    また、カサンドラ症候群の原因となるアスペルガー症候群も、診断基準の変更により、現在では自閉症スペクトラム障害に含まれています。
    出典:LITALICO仕事ナビ
    https://snabi.jp/article/86

    元夫はとにかく無口だった。

    当時の私は発達障害について、ましてやカサンドラ症候群のことなど知りもしなかった。

     

    何よりも自分の主治医が、横にただ座っていた元夫を発達障害だと思っていたなんて思いもしなかった。

     

    家に帰り、パソコンで「発達障害」「カサンドラ症候群」について調べると元夫に、私たち夫婦の状況に当てはまった。

    原因が分かったのなら、やり直せるんじゃないかと甘い私は思った。

     

  • 病死、自殺、事故、他殺……。ホームレスの死はどのように“処理”されるのか?

    病死、自殺、事故、他殺……。ホームレスの死はどのように“処理”されるのか?

    多くホームレスにとって、死はとても近い場所にある。

    野外で寝るという行為は、想像するよりもずっと心身に負担が大きい。

     

    僕も何度かホームレスのテント村で寝たことがあるが

    一番厳しかったのは寒さだった。

     

    適当に路上に寝ると、地面にドンドン熱を吸い取られてしまう。

    僕が寝たのは10月だったが、しばらく寝ていただけで身体は芯まで冷え切ってしまった。

    ガタガタと体が勝手に震える。

    段ボールを敷くと少しはマシになるがそれでも寒い。

    1~2月だったなら、もっとずっとしんどかっただろう。

     

     

    大阪のドヤ街西成では、冬場には“すのこ”を貸し出していた。

    すのこはゲタ状になっているので、熱が奪われづらい。

    それだけで随分、マシになる。

    とはいえ当たり前だが、つらい。

    寝ていられないくらいつらい。

    つらいから夜中は歩いて身体を温めるという人もいる。

     

    歩きながらアルミニウム製の空き缶を集める。

    そうして、夜よりは気温が高い日中に睡眠を取る。

    野宿生活をする者の、ギリギリのサバイバル術だが、理不尽な攻撃をされることがある。

     

    「公園で寝ていたら、サラリーマンに

    『昼間からグーグー寝やがって!! 腹が立つ』

    と怒鳴られることありますよ。

    サボって生活しているように見えるんでしょうね」

     

    人には人の事情がある。

    目に見えた事象に、反射的に攻撃してはいけない。

     

    冬に寝るために酒を飲む人もいる。

    たしかにアルコールを飲むと体がカッカと熱くなる。

     

    だがアルコールを飲むと身体の熱の調節機能が効かなくなっているのだ。

    雪山で遭難しているような状態なら“気付け”としてのアルコールもありかもしれないが

    通常は悪い影響しかでない。

    暑く感じて、薄着で寝てそのまま凍死してしまうこともある。

     

    もちろん夏場だって過酷だ。

    昨今は特に酷暑日が続くようになった。

     

    クーラーもない小屋の中で寝ていたら熱中症になるのは目に見えている。

    暑さは凌ぐのがとても難しい。

    冬は着込めばとりあえず暖かくなるが、夏は裸以上には脱げない。

     

    ホームレスの多くは身ぎれいとはいい難いため

    図書館などの公共の施設で涼んでいると嫌がられることも多い。