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  • 「その沼入るべからず —CASE 5#スマホ育児」|スマホが子供の発達や母子の絆を阻害する!?

    「その沼入るべからず —CASE 5#スマホ育児」|スマホが子供の発達や母子の絆を阻害する!?

    出産、育児、健康法。女性の生活まわりにあるさまざまな情報の中には、ハマるとヤバいものがたくさん⁉ 山田ノジルが独自の視点で突っ込みつつ、沼の注意点をお届けしていきます。

     

    Case5 #スマホ育児 

     福祉センターの中にある子育て広場に向かうと、廊下にいろいろなお知らせが張り出されていた。離乳食教室、歯磨き指導、3歳児検診のお知らせ、親子向けイベント。どれも小さな子供をもつ親に向けたものだ。その中の、こんなポスターに目がとまった。

     

    「スマホに子守りをさせないで!」

    スマホに子守りをさせないで

     (図:公益社団法人 日本小児科医会

    https://www.jpa-web.org/about/organization_chart/cm_committee.html)

     ぐずる赤ちゃんに子育てアプリで応えていると、育ちを歪める。スマホを見せっぱなしにしていると、親子の会話や体験を共有する時間が奪われる。スマホを見せるではなく、親と赤ちゃんと目と目を合わせ、語りかけることが大切……。要はスマホを取り入れた育児をは要注意! ということらしい。その隣には「スマホの時間、わたしは何を失うか」というポスターが続き、スマホの利用で子どもの学力、体力、コミュニケーション力が低下したり、脳にダメージが生じるとまで書いてある。

     

    乳児を抱える自分にとって、今やスマホはなくてはならない道具。移動中に子供がぐずり自分の体力気力が枯渇していれば、少しの間動画を見せてしまう。つかまり立ちをするようになってきたので危険も多く、食事の支度をする10~20分の間でもタブレットで大人しく遊んでいてくれるとすごく助かる。子供向けの動画やアプリはよくできていて、利用時間の設定ができたり親も知らなかった童謡や手遊びも楽しめたりする。子供に見せるだけでなく、病院の予約や天気予報、育児に必要な情報など、親にとっても育児に役立つことがたくさんある。こんな状況で「スマホを使った育児をダメ」言われると、正直困ってしまうかも。

     

    ポスターの発行元は、医師会と書いてあるからきっと信頼できる情報なのだろう。でも真面目に育児に取り組む親たちは、本当にスマホを使っていないの? うちの場合は動画を見せているときはできるだけ子供と一緒に楽しんでいるのだけど、それもダメ? ママ友は、通りすがりの中年女性にこんなことを言われたそうだ。抱っこ紐で移動中、乗り換え情報をスマホで調べていると「スマホじゃなくて、赤ちゃんの顔を見てあげてね!」と。自分の楽しみのために見ているわけじゃないのに、なんでそんなことを言われなくてはならないの!? と悲しそうに話していた。

     

    「ほどほどにならOK」と言われても、なんだか肩身も狭いし、それ以上に子供への影響が心配。結局のところ「昔ながらの生活」が子供には一番いいということ?

     

  • 「俺は本当は人を殺しているのかもしれない」と悩む日々|『人を呪わば穴二つ』恨みすぎて脳がバグってしまった顛末

    「俺は本当は人を殺しているのかもしれない」と悩む日々|『人を呪わば穴二つ』恨みすぎて脳がバグってしまった顛末

    「人を呪わば穴二つ」
    といういかにも恐ろしいことわざがある。

    墓穴

     

    人を呪い殺そうとする人には、自分にもそれ相応の報いが返ってきて

    結果的に墓穴が2つ必要になる……という意味である。

    意味は分かるが、呪いは不能犯であるから、いくら他人を呪ったって自分も相手も平気なはずだ。

     

    ならば現代的には
    「人を呪ったとて穴は1つもいらない」
    と言えるかもしれない。

    ……と、ドライなことを言ったが、かくいう僕は、かつて人を呪ってえらい目にあったことがある。

     

    今回はその顛末を書きたいと思う。

     

    10年ほど前にある編集プロダクションの社長からひどい仕打ちを受けたことがあった。

     

    そもそも、約束よりも安い金額しか支払われない、記事を勝手に再掲載して原稿料を払わない、など問題の多い会社だったのだが、まとまった量の仕事をもらえるので我慢をして受注していた。

     

    ある日、その編集プロダクション内で暴力沙汰が起きた。暴力気質のある編集者が若手の編集者を殴った。殴られた編集者は会社に来なくなった。来なくなった編集者は僕の仕事の担当もしており、急にいなくなってしまったので僕の仕事がずいぶん滞ってしまった。

     

    編集プロダクションの社長に
    「平成の世の中で暴力沙汰ってありえないんじゃないか?」
    と苦言を呈したところ、あっさりと僕が干された。
    部下を殴った人間はとくにお咎めはなく、暴力に苦言をていした人間は罰を与える。

     

    まことに理不尽だ。

     

    その社長は日頃から気に食わないことがあると、社内の人間にはイジメを、外部の人間は干すなどして、相手を困らせることが多かった。パワハラで上下関係を叩きつけて言うことを聞かせる人間だ。

     

    僕は当時、その会社経由で年収の半分くらいを稼いでいた。

     

    ただその会社は前述した通り、割の悪い仕事の多い会社だった。だから我慢してまで今後も付き合っていくことはない、と判断した。

    それで、すっかり縁を切った。

     

    ただ僕の気持ちは、
    「縁が切れてすっきり!!」
    とはならなかった。

     

    結局、すごい理不尽な干され方をされたのに、いっさいの反撃をしていないのだ。

     

    縁を切って7~8ヶ月ほどで干される前よりも収入は増えたが、それでも干された年の年収はずいぶん下がった。

     

    どうしたってイライラする。

     

    正直、バットを持って出かけていって、映画『アンタッチャブル』のロバート・デ・ニーロよろしく、背後からボッコボコに殴ってやりたい気持ちだった。

  • ホームレスは働かずに暮らしているという勘違い|多摩川土手で稼ぐ人たち

    ホームレスは働かずに暮らしているという勘違い|多摩川土手で稼ぐ人たち

    「ホームレスはサボって生きている」
    と思う人が多いのは、彼らが
    “働かずに生活している”
    と勘違いしているからだと思う。
    多くのホームレスは廃品回収で働いているか、ものすごいローコストな生活を営んでいる。どちらもそんなに楽ではない。

     

    仕事の仕方も、それぞれ違う。

     

    多摩川の河川敷の橋の下を歩いていると、小屋の前で、作業をしている50代の男性をを見つけた。話しかけてみると気さくに応えてくれた。

    床に土盛堤防

    「ここに住み始めたのは5年前だね。前はもっと上流に住んでたんだけどよ。小屋を欲しいってヤツがいたから売っちゃったんだよ。40万くらいだったかな?」

     

    40万円とは、恐ろしく高い。5万円のアパートに8ヶ月住むことができる。

     

    「ただそんなに儲かってはいないんだよ。その小屋は、新しい材料だけで作ったから。材料費だけで20万はかかってたんだよ。40インチのテレビも入れてたしな。
    もともととび職だから、そこそこ器用なんだよ。今住んでいる小屋も自分で作ったんだけどね。これはほうぼうから廃材を拾ってきて作ったんだけど、2日くらいで作ったな」

     

    彼が現在住んでいる小屋も2日で作ったにしてはすごく立派だった。
    ドアを開けて見せてもらったが、高床式になっているし、きちんと玄関もあってとても住みやすそうだった。

     

    「奥にはベッドも置いてあるんだけど、今は散らかってるから見せられないな。まあ冬は朝方が寒いけど、夏は快適だよ。電気もあるしな」

     

    確かに、小屋の横にはエンジン式の発電機が置いてある。きちんと購入した物だという。

  • 子供たちがカルト宗教の信者になる日|普通のサークルに入ったはずなのに、いつの間にかカルト宗教の手先になった男性の話

    子供たちがカルト宗教の信者になる日|普通のサークルに入ったはずなのに、いつの間にかカルト宗教の手先になった男性の話

    カルト,信者

    オウム真理教が偏差値の高い大学で信者を勧誘していたというのはよく知られている。
    だが大学を“狩場”にしているのはオウム真理教だけではない。
    過去も、現在も多くのカルト宗教団体が大学生をターゲットに勧誘活動をしている。

     

    今回は、カルト団体の事情に詳しいジャーナリストの藤倉善郎さんにお話を伺いつつ、
    『大学生がカルト宗教にハマる現実』
    を考えていきたい。

     

    「宗教団体は『新しい信者を獲得して教団を大きくする』というのが大きな目的の1つです。特にカルト団体は
    『相手を騙してでも入信させよう』
    と考えるアグレッシブな人がたくさんいます」

     

    2021年現在でも、大学内に入り込んで勧誘活動をしているカルト団体はいるのだろうか?

    「サークルの新歓期に紛れ込んで活動するカルト団体は以前に比べたら減りました。
    しかし、SNSで声をかけたり、キャンパス内で、あるいは通学途中のルートで個別に声をかけて勧誘するカルト団体はあとをたちません」

     

    筆者も某有名大学の学園祭に足を運んだことがあるが、カルト団体が堂々と講演会を開いていたり、心理テストのブースを開いているのにはビックリした。しかも、教団名を隠して開催していることもあった。

    表向きは学生が運営しているように見えたが、別室には教団の職員がいて指示を出しているのが見えた。

    学生信者を手先として使って、教団拡大を狙う姿はまさにカルト的だった。

     

    自分の子供が大学に入って、そのままカルト団体に傾倒してしまったら、家族はたまらない。子供が被害者になることもとても困るが、さらに教団の手先になって信者を獲得する加害者になることも大いにある。

  • トランスジェンダーとも違う !? |ハッキリさせたくない曖昧な性をBL(ボーイズラブ)に重ねる人たち。

    トランスジェンダーとも違う !? |ハッキリさせたくない曖昧な性をBL(ボーイズラブ)に重ねる人たち。

    私が同人誌の存在を知った80年代では、キャプテン翼などの「BL=ボーイズラブ」で二次創作の作品が流行っていた。

     

    BL作品はいつからあるのか?

     

    謎に思っていたら、先輩同人作家が

    ガッチャマンが放送されていた70年代から、ガッチャマンのBLがあったのよ!」

    と教えてくれた。

     

    私も10代のときは、ほのかにBLの香りがする、吉田秋生先生の「BANANA FISH」や山岸涼子先生の「日出処の天子」などを読んでいた。90年代になると、BL漫画だけを掲載する専門雑誌が創刊された。

     

    現在は、漫画だけに留まらず、アプリゲームやアニメ・舞台・ドラマと、BLブームは人気を加速させている。

    BLに惹かれる魅力とはどこなのだろうか?BL作家さんが描く、繊細な線や耽美な絵面が人気だったり、流行りの絵面で人気があるのだろうと思い込んでいたが、それだけではなかったのです。

    男性,耽美,イケメン,イラスト

     

    BL系乙女ゲームに惹かれる理由について、20代と40代の女性に聞いてみた。それには自分が持つ性の曖昧さが関係しているという。

     

    「少女マンガは主人公が苦手」という平川さん(仮名 24歳・女性・会社員)はアスペルガー症候群がある。趣味でイラストを書き、マンガを読むことも好きだ。主にBL(ボーイズラブ)ものである。

     

    少女マンガはあまり読んでこなかった、少女まんがの主人公と自分を重ねることができないことや、どこか別の国の物語のようでリアルに感じないことから感情移入ができなかった。

     

    恋愛の相手が男性に限定される、少女マンガのストーリーにも、自分を重ねられないのも理由だった。10代後半からはBLの二次創作や、BLの乙女ゲームを好むようになったという。

     

    「男の人を恋愛対象として意識ができない、だからといって、女性が好きというわけではない。リアルに恋愛がしたいとは思えないのだけれど、男性×男性の物語を楽しむことはできます。BLの主人公のほうが自分を重ねやすいんです」

     

    それはトランスジェンダーかというと、そういうくくりにして欲しくないという。

  • 潜入取材のススメ? 『カルト宗教』『マルチビジネス』『危険地帯』|ミイラ取りがミイラにならないように気をつけよう

    潜入取材のススメ? 『カルト宗教』『マルチビジネス』『危険地帯』|ミイラ取りがミイラにならないように気をつけよう

    竹書房から
    誰もが見て見ぬふりをする禁忌(タブー)への潜入で見た誰かにとっての不都合な現実
    という、めちゃくちゃ長いタイトルのコミックエッセイを上梓した。

     


    タイトル通り、僕が様々な場所に潜入取材をした際のエピソードを紹介した内容だ。

     

    カルト宗教、閉鎖病棟、自己啓発セミナー……などなど様々な場所に潜入している。連載は現在も続いていて、今はマルチビジネスに潜入した時のエピソードを描いている。

     

    潜入ルポを書いていると、よく

    「どうやって潜入したんですか?」

    と聞かれる。

     

    実は、あまり凝った潜入の仕方をしたことはない。

     

    宇宙人を信じる大きいカルト宗教団体に潜入する時は、教団が主催しているフリーの講義に何度か出席した。
    出席しているうちに、教団職員と顔見知りになり、
    「会員になったらいいよ。夏に大きな合宿があるからそれに参加したらいいよ」
    と向こうから勧めてくれた。

     

    大事件を起こしたカルト宗教の後継団体に潜入した時は、直接道場に行ってドアのチャイムを押した。
    「信者になりたいんですけど……」
    と素直に伝えると、中に入れてくれて話を聞いてくれた。しばらく悩みごとを相談していると、

    「だったらじゃあ、うちに入っちゃう? 修行したらあっという間にそんな悩みふっとんじゃうよ!!」

    と言われて、無事潜入することができた。

    宗教

     

    と、上手くいった場合もあるが、なかなか苦労したケースもある。

    自己啓発セミナーやマルチビジネスは、そもそも
    「入りたくない人を、説き伏せて入らせる」
    というのを前提としている。

     

    そもそも、この時点でだいぶ変である。
    マルチビジネスの人は良く
    「本当に商品は良いから!! それはマジだから!!」
    と強調する。

     

    そもそも本当に良いものなら、普通に売っていれば商売になると思う。
    トヨタや資生堂やヤマザキパンなどは、間違ってもマルチビジネス的な販売方法はとらないだろう。

     

    話が逸れたが、自己啓発セミナーやマルチビジネスに潜入する時にも、特に工夫はせずにまっすぐにぶつかっていった。
    会社に電話して、

    「セミナーに参加したいんですけど」

    「マルチビジネスをやってみたいんですけど」

    と伝えた。

     

    しかし『説き伏せて入れさせる』のには慣れていても、『入りたい』と客が来ることは全くなかったらしい。

     

    どちらも、とても待たされたあげく『特別枠』のような形で潜入することになった。内部ではだいぶ混乱したようだ。

     

    なるべく、自然な形で潜入したかった僕としてはやや不本意ではあったがなんとか潜入することができた。

  • 「ホームレスは汚い、臭い」は本当?|ホームレスの衣類事情と、その奥に潜む深刻な問題

    「ホームレスは汚い、臭い」は本当?|ホームレスの衣類事情と、その奥に潜む深刻な問題

    ホームレスはどのような服を着ている印象があるだろうか?

    「ボロボロで垢じみていて、穴が空いていて、近くに行くと酷く臭う」
    と思っている人も、多いかもしれない。確かにそういう人も少なくない。

     

    以前、西武池袋線の池袋駅の改札近くにボロボロな服を着たホームレスが毎日座っていたことがあった。
    当時、僕は池袋駅をよく利用していたので、よく彼を見かけていた。髪や髭は伸びっぱなしで、衣服には穴が空いていた。

     

    大声を出したり、暴れたりするわけではないのだが、たまに靴を脱いで足の指にこびりついている垢を取ったりもしていた。

    その時は鼻が曲がるほどの強烈な臭いが、辺りに漂い、口元を押さえて走り去るOLもいた。

     

    また2005年頃、JRの高田馬場駅の戸山口の近くにもボロボロな服を着たホームレスがいた。彼のズボンは股の間も破れていた。駅前に彼が立っている時、あからさまにペニスが見えている時があり、みんな顔をしかめて横を通り過ぎていた。

     

    こういったボロボロの服を着たホームレスは非常に目立つため、皆の中で、

    「ホームレスはボロボロの服を着ている」「ホームレスは臭い」
    というイメージがついてしまっている。

    ホームレス,靴

    では、実際のホームレスはどうか? というと、そこまで汚れている人はごくわずかだ。意外と普通の身なりの人が多い。

    あまりに汚い身なりだと公の施設に入りづらくなるし、仕事もしづらくなるからだ。

     

    しかしホームレス生活は普通の人よりもずっと体が汚れやすい。実際にアルミ製の空き缶を拾う廃品回収の仕事をしたことがあるが、ゴミ箱をいくつか回っただけですぐに袖口に飲み残しの液体がついて悪臭をはなった。

     

    ホームレス生活では、収入がかなり乏しくなる。空き缶回収では多く稼ぐ人でも1日3000円ほどだ。月に10万円いかない収入では、服にお金をかけるのも難しい。

     

    「100円ショップで定期的に下着だけは買っている」
    という人はいたが、服を買っているという人はあまり聞かなかった。

  • SNSにつくクソコメ・クソリプの地獄 ~カルト宗教&動物愛護団体・下手したら殺されるかもしれない現実~

    SNSにつくクソコメ・クソリプの地獄 ~カルト宗教&動物愛護団体・下手したら殺されるかもしれない現実~

    読者の方で、ツイッターやフェイスブックなどのSNSをやっていたり、インターネット上で記事や動画を配信している人も多いだろう。
    中には、楽しく運営していたのに、クソコメ・クソリプがついて一気に冷めてしまった。それ以来、配信するのをやめてしまった、という人もいるのではないだろうか?

    インターネットで配信をしていると、クソコメ・クソリプがつくのはある程度仕方がないことだ。

     

    「殺してやる」
    みたいな直接的なことを言われたなら、運営に言えば相手のアカウントがバンされるが、単純な悪口だとなかなか対応してもらえない。
    言い返したって何のとくもないけれど、一方的に言われるのも腹が立つ。

     

    僕は頻繁にネットに記事を書いている。

     

    ときおり記事が「バズった」状態になると、褒められる場合も多いが、同時に貶す人もたくさん出る。ただいちいち真に受けて凹んでいては仕方がない。

    「長過ぎるから最後まで読めなかった」

    「書いてある内容が全然わからない」

    みたいなクレームにはいちいち対応することはない。

     

    ツイッターならば、暴言を吐く人はサクサクっとミュートにしていく。ブロックは相手にブロックしたことが伝わるため

    「ブロックしたな卑怯者!!」

    などと煽られることもある。

     

    なんでツイッターの公式が用意した機能を使うことが卑怯なのかは分からないが、ミュートの方がより安全ではある。

     

    個人的に、やたらとバッシングされた記事がある。まず1つは、海外の犬肉料理を紹介する記事を書いたときだ。

     

    記事は

    「家畜を育てる上で酷い飼い方をすることは問題があるが、外国人が犬肉を食べること自体は否定できないのではないのか?」

    という内容だった。

    特に
    「犬肉はオススメ!!」
    という記事でもなかったのだが、それはまあおびただしい数の悪口を頂いた。

     

    中でも元動物愛護団体だと言う男性からは執拗にクソリプがついた。

    「犬肉の件で村田らむさんあんたに話がある」

    「村田らむさん会って話しましょうか」

    「Facebookはブロックしたな卑怯だな」

    と執拗にコンタクトを求めてきた。

    クソリプ

  • 「妻がマルチ商法にハマって家庭崩壊した僕の話」|作者ズュータンさんに聞くマルチ商法の恐怖

    「妻がマルチ商法にハマって家庭崩壊した僕の話」|作者ズュータンさんに聞くマルチ商法の恐怖

    定番は、鍋や洗剤などの日用品。最近ではメディカルグレードと謳われるアロマオイル。若い人たちの間では、仮想通貨やアフィリエイトの勉強会など。

     

    さまざまな商品を通じ「マルチ商法」のトラブルが広がり続けています。

     

    「マルチ商法」とは、特定商取引法で「連鎖販売取引」と定義されている商売の俗称。「うちはマルチではなくネットワークビジネスです!」というようなお怒りのコメントも度々目にしますが、日本ではネットワークビジネスもマルチ商法と同じ連鎖販売取引として分類されているので、要は同類です。マルチ商法はその組織に加入して商品を販売するだけでなく、人を紹介して会員にさせると紹介料やマージン等の利益を得ることができるので、連鎖的に拡大していくという特徴があります。勧誘という目的を隠して「楽しい集まりがある」と誘ったり(これは法で禁止されています)、商品を売るために科学的根拠のない健康効果を謳ったり、売り上げノルマのために借金をしたり。最近ではそんなトラブルが、SNSでもチラホラと語られるようになってきました。

     

    さてこれは、一部の特殊の人たちがハマる沼ではありません。その恐ろしさを身をもって体験したのが、ズュータンさん。自分の体験、そして同じような苦しみを抱えている人たちの苦悩を綴った『妻がマルチ商法にハマって家庭崩壊した僕の話。』(ポプラ社)の著者です。どのような人がハマるのか? ハマる人の心理は? 誰もがハマる可能性のあるマルチ沼について、お話を伺いました。

    妻がマルチ商法にハマって家庭崩壊した僕の話

    本のタイトルにもあるとおり、ズュータンさんは元妻がマルチ商法にハマり、様々な対策に走ったものの離婚したという経歴の持ち主。なぜこうなったのかを知りたい気持から、同じようなマルチ商法の被害者たちから話を聞くようになったといいます。取材時点で、その数130人近く。どのような人がマルチ商法に「狙われやすい」のか? と尋ねると、「容姿のいい人」という意外な答えでした。

     

    ズュータン「マルチグループが狙いたい人。基本的にはまんべんなく狙われますが、その中でもお金を持っている人は当然として、格好のターゲットになるのは容姿のいい人です。マルチ商法のグループって、たまにモデルとかいたりするんですよね。ハイブランドのアパレル店のドアマンをやっていますなんて人もいました。それは単純に、見た目のいい人を前に出して商品をアピールするとイメージがよくなるからです。深みまで引き込まなくても、「あの人も使っているんだよ」と言いたいんです。あとは当然、影響力のある人も狙われます。女性なら、ママ友がたくさんいる人とか起業家とか。そこから広がる人脈で、たくさんの人を勧誘できますから」

     

    いかに魅力あふれる商売か、喫茶店などでターゲットを相手に必死でプレゼンしている姿を見たことがある人も多いでしょうが、なるほど始めから多くの人を従えている人を引き込めば、あの労力が軽くなるのはご尤も。

     

    ズュータン「どのような人がハマりやすいか? というのもすごくよく質問されるのですが、それをいうのは少々憚られます。寂しい人とか不安な人とか、配偶者が悪かったんじゃないかとか、親との関係がどうこうとか……。しかし、マルチ商法にハマった人に対し「 やっぱりああだよね」とジャッジするのは、後付け、半ばむりやり結び付けている感じがあります。きっと誰しも、理解できないものに対して不安になるのでしょう。だから自分たちが納得するために、ハマった人に対して安易なレッテル張りをしているところがあるように思えます。もちろんある程度のパターンは存在しますが、ひとりひとりに、異なるハマる背景があります。沼にハマる人を減らしたいのなら、パターンだけではないところに目を向けていかないといけません。勧誘する側というのは、その裏をついてきますから」

     

    ズュータンさん曰く、マルチ商法の勧誘メンバーも実に様々だといいます。それは「沼の入り口はどこにでもある」ということ。

     

    ズュータン「マルチ商法は企業にもよりますが、いくつものグループが形成されています。グループの構成員はさまざまで、主婦、中年男性、若者、学生……実に多様です。主婦グループの場合はリーダー格の人が60代くらいで、家族ぐるみでマルチ活動をしているのもよくあるパターンです。するとその子供たちは就職せず、マルチ商法で生計を立てているケースもある。彼らのイベント写真など見ると、その子供の友達なども集まるので、3世代くらいの人間が大勢集まっているとても賑やかな雰囲気です。マルチ活動をしている20代後半~50代ぐらいまでの人、かつ売り上げランク上位の人って、大体そんな感じのマルチ2世なんじゃないでしょうか。親もマルチの収入でお金を持っているし、親に紐づいている会員を自分のグループとして譲ってもらえたりするし、進路がマルチという選択しかなくなりそうです。マルチの危険性を知らずに傍から見れば、マルチをやっているから親子仲良くて人もあんなに集まってきてしかもお金も持っていて、とても幸せそうに見えてしまいます。そして誘われるがまま、自分をそこを目指そうとハマってしまうケースもあるでしょう」

     

    鍋や洗剤などの日用品を扱う某有名マルチ会社などは、家族単位で活動することが理想とされている感じもあります。

  • 村田らむがオススメのKindle漫画10 ~コロナ禍はごろ寝で漫画!!~

    村田らむがオススメのKindle漫画10 ~コロナ禍はごろ寝で漫画!!~

    数年前から、紙の書籍を買う割合よりも、電子書籍を買う割合が上回っていたのだが、ここのところさらに電子書籍の率が上がった。

     

    理由はおおまかに3つある。

    1つは、引っ越してきた東村山に本屋がほとんどないからだ。近所にレンタルビデオと本屋と文房具やが入った大きなツタヤがあったのだが、引っ越してきて1~2ヶ月で閉店してしまった。嫌がらせかと思った。今はくら寿司になっていて、それはそれで嬉しかったがやっぱり本屋は近所に欲しかった。
    駅前近くのブックオフも潰れていた。本屋に行くのに、電車に乗るというのはなかなか大変だ。

     

    そして2つめの理由がコロナ禍だ。圧倒的に街に出掛ける回数が減ってしまった。

     

    最後に3つめの理由は、電子書籍で扱われている漫画がとても増えたからだ。新しい作品はもちろん、過去作の多くが電子書籍化されている。昔は画質の悪い電子書籍も多かったが、最近では改善されている。

     

    僕は基本的に家で仕事をしている。

     

    仕事の合間に、Amazonでたらたらと漫画を探していいのを見つけたらポチポチと押して、寝る前に読むという漫画ライフを続けている。
    気づいたら一ヶ月で10万円くらい本を買っていて(画集など、リアル書籍も含む)、これはちょっと引き締めなければと思った次第だ。

     

    という訳で、今回はKindleで読める漫画を10本紹介したいと思う。
    「コロナ禍にぜひ!!」
    とか
    「読めば勉強になる!!」
    とかではなく、ランダムにいろいろな漫画をチョイスしてみた。
    「これちょっと読んでみたいかも?」
    と思ったら、サクッとポチッと押してみて欲しい。

     

    魚社会』(PANPANYA)

     

    PANPANYAさんは、現実と妄想と虚構が混じったような、とても幻想的な味わいがある漫画を描く。
    筆者が登場する日記コラム漫画のような雰囲気で物語は進んでいくがだんだん世界が変容していく。

     

    表題作の『魚社会』では漁港で足の生えたおかしな魚が獲れるところからはじまる。そしてその魚たちは歩きはじめ、働きはじめ……と展開していくのだが、ズルズルと非現実に引きずり込まれていくのがとても気持ちが良い。
    普通の日常コラムも収録されていて、それもとても読んでいて楽しい。
    おむすびの転がる町』『グヤバノ・ホリデー』『枕魚』と一冊一冊タイトルを変えて発売されている。多少、前巻の内容を引き継いでいる作品もあるので、時系列順に読んだほうがよりよい。

     

    木曜日のフルット』(石黒正数)


    働かずギャンブルばかりしている鯨井早菜と、その半飼い猫、半野良猫のフルットが織りなす、日常系のギャグ漫画だ。
    「ガッツリ漫画を読むぞ!!」
    という時は『ベルセルク』あたりをガシガシ読みたいけれど、
    「眠れるまでタラタラと漫画を読んでいたい」
    という時には『木曜日のフルット』が最適だと思う。

     

    石黒さんの漫画は、日常的でありながら、ピリッとしたり、ゾクッとしたりする話もちょくちょくあって楽しい。
    それでも町は廻っている』も日常と非日常が優しく重なるとてもおもしろい漫画だった。
    現在連載中の『天国大魔境』はほろびかけている日本で、サバイバル生活をしながら“天国”を探す話。日常とはかけ離れているが、これがまた面白いので、読んで欲しい。

  • HSPで人一倍傷つきやすかった彼女が『好きを仕事に』|歌と紅茶で幸せを届ける紅茶屋さん

    HSPで人一倍傷つきやすかった彼女が『好きを仕事に』|歌と紅茶で幸せを届ける紅茶屋さん

    まりのん

    今回お話を伺ったまりのんさんは、歌と紅茶で幸せを届ける紅茶屋さん。ただ紅茶を販売するだけではなく、紅茶でハッピーを届けることが、彼女の仕事であり、使命なのだという。

     

    『かわいくて、おいしくて、安心』をモットーとする紅茶を販売する他、紅茶の基礎知識からアレンジティーの作り方まで学べる紅茶教室や、アンガーコントロールやマインドフルネスを取り入れた紅茶セラピーの講座を開催。その活動は多岐にわたる。紅茶の楽しい世界を歌とバルーンで表現したショーは、大人にも子どもにも喜ばれている。

    紅茶の世界を表現したバルーンショー

     

    実はまりのんさん、日本で一番紅茶の楽曲をリリースしているアーティストでもある。“perfume”や“きゃりーぱみゅぱみゅ”のプロデューサーでおなじみの、中田ヤスタカ氏とカットアップのマエストロ、ハヤシベトモノリ氏(Plus-TechSqueezeBox)のWサウンドプロデュースでデビュー。子どもの頃から子役としてTVや舞台でも活動してきた。

     

    そんな彼女が紅茶屋へ転身し、起業したのは紅茶が大好きだから。好きを仕事にするまりのんさんに、これまでの活動や今後の活動について、自身がプロデュースするノンカフェインの紅茶ブランド『紅茶の国のアリス』についてなど様々なお話を伺った。

     

    今後、起業を考えている方やフリーランスとして活動したい方にも是非ご一読いただきたい。紅茶好きの方や可愛いもの、美味しいものに目がない方も必見だ。

     

    愛情がほしかった幼少期。満たされない想いを抱えて

     

    幅広く活躍するまりのんさんであるが、彼女の活動のその全ては、紅茶で幸せを届けることに一貫している。「紅茶と歌でハッピーを届ける、それが私のお仕事です」そう語る彼女に

    なぜ、人に幸せを届けることに、こだわるのか投げかけてみた。

     

    「小学生の頃、体の成長が早かったので、学年の中で縦にも横にも大きかったんです。それが原因でいじめられたりすることもあって、よく泣いていました。

     

    そんな経験があったので、友達には優しく接しようという気持ちが強くて。友達の悩み相談を受けることも多かったです。でも、今考えてみると優しい言葉をかけることで、自分のことも慰めていたのかもしれません。

     

    私、たぶん、愛されたいという願望が、凄く強い子どもだったんじゃないかなと思うんです。大人になった私が当時の私を分析すると、満たされない何かを満たすために、『私はここにいるよ』と存在をアピールしたかった。思いっきり、誰かに愛してほしかったんだと思います」

     

    人を幸せにしたいという思いは、このときの経験が発端になっているのかもしれないと、当時を振り返る。

     

    「うちは、母が小学校の先生で父も忙しい人だったので、一緒に過ごす時間が少ない家族でした」

     

    幼少期まりのんさんは、学校が終わると近所に住んでいた祖父母の家で過ごした。多忙な両親が彼女を迎えに来るのは、決まって夜遅くなってから。しかも、仕事人間である父とは共通の話題もなく、言葉を交わすことも多くはなかった。

     

    「祖父母は小さい私や兄の面倒をよく見てくれました。でも、祖父母はケンカが多くて……。その度、耳を塞いで部屋の隅っこで過ごしていました。怖かったのであまり怒らせないようにしようにしていて」祖父母に甘えた記憶は、殆どなかったのだそう。毎日のように口論を聞いて過ごした幼少期。人の顔色を伺う癖がついてしまったのだという。それに加えて母親が教員であることも彼女に大きく影響を与えた。

     

    「母は優しくて大好きでした。でも一緒に過ごせない寂しさからか、常に母に認められたいという意識がありました。いわゆる、いい子ちゃん症候群。教員である母からは正しく生きることを教えられ、自分の感情を抑えるのが癖になってしまったんだと思います」自分の感情を抑えられなかったときには、ひどく自分を責めてしまうこともあったのだそう。幼少期に子どもらしく甘えられなかったこと、自分を律することを覚えてしまったことで、常に満たされない気持ちが付き纏うようになった。

     

    家族や友達に認められたい。愛されたい。そんな思いから彼女は芸能活動を始める。CMに出たり、ミュージカルに出演したり。念願だった歌手としてデビューも果たした。

    初回3000枚完売。廃盤となり、オリジナル収録曲に新たな曲を加え、再リリースされた『lollipop+』

  • 『生活保護受給者になるくらいなら自殺』という人のプライドの高さと脆さ

    『生活保護受給者になるくらいなら自殺』という人のプライドの高さと脆さ

    ここのところ『生活保護受給者』『ホームレス』について記事を書くことが多かった。
    記事を目にした知人から

    「別に税金がどうのとかはどうでもいいんだけど、俺が『生活保護受給者』『ホームレス』になったら自殺するわ」

    と言われた。

    青木ヶ原,自殺

    実は、このようなことを言われるのは初めてではない。作家や編集さん、それにバーでたまたまあった人にも言われたことがある。

     

    そんなこと言われても

    「はぁ、そうですか?」

    としか返しようがない。

     

    どうやら、そういうことを言う人たちは

    「『生活保護受給者』『ホームレス』は生きている価値がない!!」

    と誰かを責めたいわけではないようだ。

    「『生活保護受給者』『ホームレス』なんて惨めな状態になったら、俺は生きてはいけないよ」

    という告白のように聞こえる。

     

    もっと言えば、

    「俺は仕事がんばっていて高い地位を得ている。『生活保護受給者』『ホームレス』という状態にはならないと思うが、万が一なってしまったら自らを恥じて自殺するよ」

    という、現在の成功の自慢と、将来に対する決意表明と受け取ってもいいかもしれない。

     

    こういうことを告白する人は決まって「キリッ」とした表情で言う。
    つまりちょっと、かっこいいと思って言っているのかも知れない。

    「惨めな状態になってしまったら、俺は生きてはいけない」

    という告白は、僕にとっては全然かっこいいと思えないのだが、否定するのも大変そうなのでとりあえずうなずく。

     

    そういう人とは反対に

    「どんな状態になっても自殺はダメ!! 最後まで生きなければ!!」

    という人もいる。
    これもまた「キリッ」とした表情で言う。

     

    まあ「自殺はダメ!!」とか「生きて!!」とか言うと気持ちいいのはわかる。
    「いいね」もたくさんもらえるだろう。

     

    ただ、多くの人には「自殺の臨界点」があると思う。例えば
    「癌になって余命幾ばくもない」
    とか
    「体が不自由になってしまって毎日がしんどい」
    などの理由で自殺する人も少なくない。

     

    これは気持ちは分かるだろう。