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  • アメリカのマスコミも恐れる【大精神病院の廃墟】という圧倒的な鳥肌スポットの実情とは?

    アメリカのマスコミも恐れる【大精神病院の廃墟】という圧倒的な鳥肌スポットの実情とは?

    精神病院が人里離れた場所に建てられているのは、珍しいことではない。
    それは韓国でも同じらしい。ソウル市から南東方向にかなり離れた山の中にも、巨大な精神病院が建てられていた。そして廃墟になって、長い時間が経った。

    大体の場所までは公営のバスで移動し、そこからはタクシーに乗った。

    「院長が自殺したとか、そういう話は聞くね。本当かどうかはわからないけど」

    と地元での噂を聞かせてくれた。
    まあまあ人がいない田舎まで連れてこられた。民家はポツポツと建っているものの、人通りはほとんどない。
    その精神病院の廃墟は山の中にあるらしく、坂道をずんずん登っていく。道自体は、舗装されていて歩きやすかった。

    しばらく歩いていくと、2階建ての建物が見えてきた。すでに廃墟になって長いらしく、サビサビになっている。確かに大きいが、これで7大に入るの? と疑問に思っているたが、調べるうちにここはただの職員用の施設だということがわかった。職員の施設なのに、鉄格子がしっかりハマっているというのが、それっぽい。

    さらに、しばらく進むと、圧倒的な巨大サイズの建物が現れた。外壁は風雨にさらされて、かなり劣化していた。窓ガラスは叩き割られていて、鋭角なガラスが格子に残されている。建物の周りも全く整備されていないので、木々や草がボウボウに生え放題になっている。建物内は、外観以上に荒れ果てていた。たしかに鳥肌スポットだと言われてもおかしくない。

    どの部屋も散々な有様だった。ガラスは叩き割られているので、室内に風雨が入り込んでいる。天板が落ちて室内に散らばっている。ベッドは腐ってカビが生えている。誰かが意図的に机や椅子を投げたのではないか? と思われる部屋もあった。事務室と思われる部屋には、漢字で病院名が印刷された薬袋が散らばっていた。
    韓国では現在漢字はほとんど使われないから、結構古い物だろうと思う。

  • パワハラで鬱病を発症|元公安調査官でフリージャーナリストの西 道弘氏の数奇な半生!

    パワハラで鬱病を発症|元公安調査官でフリージャーナリストの西 道弘氏の数奇な半生!

     

    西 道弘さんは、公安調査庁、通称公安庁で国際テロ関連の情報収集や宗教団体、市民団体の監視・調査を行うセクションに身を置いていた元調査官だ。イスラム教に改宗したことなどもあって、上司よりパワハラを受け鬱病を発症。2017年に35年間勤めた公安庁を辞職へと追い込まれる。退職後は、フリーのジャーナリストとして活動する傍ら、昨年9月までオウム真理教の後継団体のひとつ“ひかりの輪”の外部監査員も務めていた。公安庁在職中には、なんとCIA研修(スパイ研修)に参加した経験もあるんだとか。なんだか凄い経歴の持ち主である。そんな多彩な経験を持つ西さんにお話を伺った。

    西 道弘

    公にはできない話も飛び出す可能性を考慮し、インタビューは都内某所の会議室を貸切り、秘密裏に行うこととなった。

    会議室

     

     

    世界史は偏差値80 数学は赤点 

    「おそらく発達障害なのかもしれません」

     

    「私は京都府の舞鶴市出身なのですが、高校卒業後は地元の大学に進学するつもりでした。世界史が好きで、将来は考古学者になれればいいなと、ぼんやりとですが考えていました」その為、自宅から通える文系の大学を志望していが、進路指導の教師に法学部を目指すよう勧められる。

     

    「小さな頃から勉強は得意でした。でも何故だか教科によって成績の偏りが激しく、理数系は壊滅的に苦手でした。数学は赤点をとったこともあります」英語・国語・社会は全般的に得意で、世界史は偏差値80を超えていたというのだから驚きだ。しかし、国公立大学は理数系も満遍なく熟さなければ、合格するのは難しい。そうしたことから『中大法学部の方がよいのでは』と、勧められるまま法学部を目指す。

     

    世界史は模擬テストで、京都府全体の何本かの指に入る程の高成績を残したという。しかし、物理系はとにかく苦手で化学式の記号は見るだけで頭痛がする程。「体育も苦手で、おそらく発達障害なんでしょうね」と自己分析をする西さん。文学部はキッパリ諦め、中央大学法学部法学科を受験し見事合格を勝ち取る。

     

    難易度と各式の高さの突出ぶりはトップクラスと謳われる、中央大学法学部に合格する程の学力を持ちながら、理数系は鳥肌が立つ程に苦手というアンバランス。確かに発達障害の特性なのかもしれない。

     

    「中央大学に進学したのは流されたというか無計画。就職も同じです。最初は検事を目指していましたが、司法試験に3回落ちたので諦めました。刑法は好きで得意だったのですが、民事系の科目がどういったわけか壊滅的に苦手で。論文まで辿り着けませんでした」司法試験は民事系科目の配点が非常に高い為、ここでも苦手に足をとられる。やはり発達障害の可能性は否めない。

     

    大学の教授には大学院に進むよう勧められましたし、司法試験浪人をして検事や弁護士になるという道もあったでしょう。でも私は明確な目標や信念を持って、それに向かって努力するタイプではない。要するにヘタレなんです。検事がダメなら『公安庁もいいな』と深く考えることなく、進路を変更しました。人生のターニングポイントとなる大きな選択でも、こっちがダメならあっち、と安易に決めてしまう。安直でいい加減な奴なんです」安直にいい加減な気持ちで、中央大学法学部法学科に進学とは畏れ入ったものである。

    西 道弘
    公安調査庁入庁

    国際テロ対策を担当しスパイ研修にも参加

     

    「公安庁は公安警察と違い、法的な権力を持たないことは知っていました。ですが、少なからずCIA的な情報力は持っているであろうと思い入庁したのですが……。これを言うとヘイトスピーチになってしまうかもしれませんが、公安庁にはインテリジェンスも情報性もありませんでした。それどころか、知性というものから最もかけ離れていた」1982年、昭和の頃である。この頃の公安は、パワハラや激しいいじめが当たり前のように行われ、入庁1年目には退職の文字が頭の片隅をよぎる。

     

    「庁内の雰囲気は、昭和の時代の体育会系の部活そのものです。強い者には媚へつらい、弱いものを見ると叩きのめす。知性の欠片もない無法地帯。それが当時の公安の印象です」入庁後に配属された共産党セクションでは2年間庶務を担当していた西さん。

     

    「現場でバリバリ働いている調査官の中には、庶務の仕事を見下してくる人間もいました。私はそういった粗野な人間が苦手で。哀れみすら覚えました。私の態度が侮蔑しているかのように見えたのかもしれません。気づけばいじめのターゲットになっていました」激しいいじめを受ける日々が続くが、共産党セクションの上司には甚く気に入られ、可愛がってもらったのが救いになったと話す。ところで共産党セクションとは、どんな業務を行っている部署なのか伺ってみる。

     

    「名前の通り共産党を調査する部署です。すなわち、共産党が暴力主義的な破壊活動を行う危険がないか調査する部署です。公安庁は今現在も、共産党を破防法に基づく調査対象団体としています。しかし、私は共産党の調査は全くの無意味だと思っています。国会で議席も持つ政党です。今更、暴力的破壊活動を起こす意味もなければ動機もないでしょう。

     

    私が退職する10年ほど前に『共産党PT作業』と称する工作が行われたのですが、これがとんでもない程にくだらない作業で。党員の監視や尾行を行い、ひたすらつけ回す。常連の飲み屋から英会話教室まで。時代遅れもいいところです」これらの費用にも莫大な予算が割かれたのだという。

     

    「全く持って無駄としかいいようがない。無駄といえば1998年に参加したCIA研修もそうです」共産党、旧ソ連関連のセクションを経て1996年より、国際テロ対策を担当することとなった西さんは、アメリカで行われているCIA(中央情報局)のスパイ研修に参加する。

     

    「スパイ研修と聞くと、スパイ映画でお馴染みの盗撮や盗聴、炙り出し文字での密書、ゴルゴ13や007の世界を思い浮かべる方もいるかもしれません。実際はそういったイメージとは程遠いもので、情報分析レポートの書き方など、所謂アナリスト向けの研修です」CIA研修については著書「セキュリティーマフィア」(インシデンツ)にて実体験を綴っている。

     

    「正直、わざわざ米国にまで行って学ぶ必要性があったとは思えません。なぜなら、私が公安庁を退職するまでに、この研修が役立つ業務はひとつもありませんでした。そもそも本来なら、CIAが日本の公安庁の研修を行う必要はないのです。この研修には、日本の情報機関のマインドをCIAに合わせること、それにより米国にとって動かしやすい機関にすること。そういった狙いがあるのではないか。そんな印象を受けました」この研修を通して、そして国際テロ調査に携わる中で、西さんは、所詮日本はアメリカの属国で下請けでしかないと強く感じるようになる。

     

    「国民の税金は効率的に使われるべきです。無駄な調査や研修、スパイごっこに費やすべきではありません」こうした公安庁のやり方に疑問を覚え何度も退職を考えるも、国民の為、延いては日本の為に、公安庁を内部から変えていきたいとの想いから35年務めあげる。しかし、最終的にはパワハラが原因で鬱病を発症。退職を余儀なくされる。

     

    ひかりの輪外部監査員として真実を見極める

     

    「オウム真理教の後継団体のひとつ、ひかりの輪の外部監査員に就任したのは、2017年10月のことです」先にも話た通り、西さんは退職後、“ひかりの輪”の外部監査員とジャーナリストの二足の草鞋を履く。ひかりの輪とは、オウム真理教で広報責任者を務めていた上祐史浩氏を代表とする団体で、公安庁の調査対象にもなっている。

     

    「オウム真理教の後継団体に何の危険もないなどとは思ってはいません。しかし、少なくともひかりの輪には、テロを起こす意思も実力もないでしょう。ひかりの輪は、既にオウムとは教義を別にしている。にも関わらず公安庁は、ひかりの輪がオウム真理教と共通の目的を持っていると主張し観察処分を継続しているのです。

     

    私からすると、公安庁は危険な思想団体を調査することよりも自分たちの組織を延命する為に活動しているとしか思えません。ですから、本当にひかりの輪にそういった思想がないか、自分自身で見極める為、外部監査員を引き受けました」3年間外部監査員を務め、ひかりの輪に危険思想がないと自身で判断した西さんは昨年9月に辞任した。

    紙の爆弾雑誌やWEBに記事を寄稿するほか、様々な媒体のインタビューにも応じる。タブーなきラディカルスキャンダルマガジン「紙の爆弾」では、歯に衣着せぬ切り口の連載が好評だ

     

    公安庁の真実を知る者として使命を全う

     

    公安庁では、イスラム教は危険な宗教と考え監視対象に置いている。ムスリムに改宗した西さんが、激しいパワハラに遭ったのもそのためだ。西さんは今、公安庁にどういった思いを抱いているのか。

     

    「決して嫌なことばかりではありませんでした。公安庁に入庁しなければ接点を持つこともなかったような方々の話を聞いて、色々な世界を垣間見ることができました。そんな中で巡り合った人達から人脈も広がりました。それこそ、公安庁にいなければ出来ない体験もさせてもらいました。私は元々クリスチャンだったのですが、ムスリムに改宗したのも調査の為に勉強するうちに惹かれたからです。特にイスラム法学者の田中考先生の知見に触れたのが大きかったですね

     

    けれど、公安庁は変わらなければならない、変わらないのであれば、その歴史に幕を閉じるべきである。私はそれが国民の為であり日本の為だと考えています。今後も公安庁の実態を知る者として、それを伝え広めていく。それが私の使命です」

     

    公安庁の真実を知る語り部として声を上げる西さん。あなたと大切な人の未来の為にも、この声に耳を傾けてみてほしい。

  • 『汚部屋そだちの東大生』ブックレビュー。業者目線で見てもヤバいA級ゴミ屋敷で共依存する親子の物語。

    『汚部屋そだちの東大生』ブックレビュー。業者目線で見てもヤバいA級ゴミ屋敷で共依存する親子の物語。

    汚部屋そだちの東大生』の著者 ハミ山クリニカさんには他媒体でインタビューさせていただいた。

    https://toyokeizai.net/articles/-/420535

     

     

    その記事には僕の個人的な感想は書けなかったので、今回のブックレビューではそこを重点的に書かせてもらいたい。

     

    僕は2年間にわたりゴミ屋敷清掃会社でアルバイトをし、70軒ほど清掃を経験した。軽い現場から、重たい現場、ヤバい現場まで様々見てきたので大体分かる。

     

    住人が
    「うちはヤバいゴミ屋敷だ!」
    と嘆いている部屋でも、業者の目線で見ると
    「ああ、これだったら午前中であらかた終わるな。昼食は近所にあったくるまやラーメンを食べよう」
    とか余裕のある感想を抱いたりすることはままある。

     

    そんなある意味、辛口な視線で漫画を読み進めた。
    そして、読んだ結果は
    「これは、まあまあ重め&ヤバい物件だな」
    と感じた。

  • 青木ヶ原樹海に落ちていた不思議なモノたち~苔むしたヘルメット、吊るされたブーツ~

    青木ヶ原樹海に落ちていた不思議なモノたち~苔むしたヘルメット、吊るされたブーツ~

    僕が青木ヶ原樹海をはじめて20年以上になる。今回は、樹海を散策中に見つけた数々のモノを紹介したい。
    取材を始めた頃は、今よりも樹海に対する保護意識が薄かった。樹海には様々なゴミが不法投棄されていた。
    例えば、タイヤやドラム缶などが大量に捨ててあるのをよく見かけた。廃棄物処理業者が、違法に捨てたものだろう。
    大量のアダルトビデオのVHSテープが捨ててあるのを見つけたこともあった。最初は
    「捨て場所に困って樹海に捨てたのだろうか?」
    と思ったが、それにしても量が多すぎた。おそらくレンタルビデオショップから出た、大量のVHSテープを不法投棄したのだろう。

    その後、2013年に富士山が富士山-信仰の対象と芸術の源泉としてUNESCOの世界遺産リストに登録された。意識が高くなり、悪質な粗大ゴミの投棄はほとんど見られなくなった。
    また当時良く見られたが、近年になって減ったのが樹海に張られたナイロン製のテープだ。樹海を散策する人の多くが、命綱としてテープを張りながら樹海の奥へ向かっていた。多くの人は探検を終えた後にも、テープを回収しない。ナイロン製のテープは腐らないのでそのままそこにあり続ける。当時は樹海の写真を撮る時には、しばらくロープを切って回収しなければならなかった。

    美化意識が高まったのももちろんあるし、GPS機材が著しく進化したため、ロープを張る必要がなくなったのも大きい。近年では樹海でロープを見かけることは減った。

    かつて樹海の遊歩道には金属製の網でできたゴミ箱が置いてあった。倒されて中身が散らばった状態で何十年も放置された場所がある。プルタブが外れるタイプの古い空き缶を見つけることがあり、懐かしい気持ちになる。

    空き缶
    空き缶
    空き缶
    空き缶
  • 公安調査庁で国際テロ対策を担当した 元ベテラン捜査官が教える公安庁の実態

    公安調査庁で国際テロ対策を担当した 元ベテラン捜査官が教える公安庁の実態

    公安調査庁,建物

     

    刑事ドラマやアニメを見ていると公安という言葉が出てくることがある。この場合、警察の公安部門を指すことが多い。名探偵コナンに登場する安室透や、サイコパスの常守朱も警察の公安部門に所属している。しかし、日本には、実は公安という組織が3つある。そのひとつが法務省の外局にあたる公安調査庁、通称公安庁だ。「そのくらい知っている」という方もいるだろう。では、公安庁が、何をしている組織なのかはご存知だろうか?「それも常識、知っていていて当然」なんて声も聞こえてきそうではあるが……。

    西 道弘
    「公安庁?何もしていませんよ。少なくとも私が在職していた35年間は、何もしていませんでした」そう声を上げるのは、公安庁で国際テロ対策を担当していた元調査官の西 道弘氏だ。

     

    西さんは1982年に公安調査庁に入庁。共産党セクションを経て旧ソ連、中国共産主義勢力、イスラム教勢力ほか、国際テロ関連の情報解析業務にあたるなど、なんだが凄い経歴の持ち主だ。しかし、2016年キリスト教からイスラム教に改宗したことにより、上司からパワハラを受け鬱病を発症。2017年に公安調査庁を辞職した。現在は、フリーのジャーナリストとして活動している。

     

    それにしても、公安庁が何もしていないとはどういうことか?今回のインタビューでは、あまり馴染みのない機関である公安庁が一体どういった活動を行っているのか、元ベテラン調査官にじっくりと伺うつもりだった。しかし、出鼻を挫かれる。

     

    「本当に何もしていないんです。私に言わせれば、公安庁は国営のインチキセールスです。もしくは、国営のストーカー集団とでもいったところでしょうか」イキナリ爆弾を投下してくる西さん。流石、“愚直に巨悪とタブーに挑む”を標榜とする『紙の爆弾』に連載を持つだけのことはある。

     

    「日本には破防法(破壊活動防止法)という法律があります。名前の通り、内乱や暴動など暴力主義的破壊行動を企てる団体に対し、活動制限や解散を命じられる法律です。これが施行された1952年に、破防法に該当すると思われる団体の調査を行う組織として発足したのが公安庁です。

     

    しかしながら、日本で破防法が適用されたことは、これまでに只の一度もありません。坂本弁護士殺害事件や地下鉄サリン事件、あれだけ残虐なテロ活動を実行したオウム真理教にすら、破防法を適用することはできなかった。破防法は一歩間違えると日本国憲法に接触しかねない法律です。その為、破防法を適用するには審査が必要で、その審査は“公安審査委員会”に委ねられています。公安庁に決定権はありません」

     

    なる程そういうことか。何もしていないというのは、何の成果も上げていないという意味らしい。何もしていないは言い過ぎにしても、確かに約70年の間成果を成していないとなると、そうも言いたくなるだろう。

     

    「公安庁は、敗戦直後に設立された内務省の調査部の流れを組んだ機関です。正直、現代の日本でその存在意義はありません。時代錯誤もいいところです。今後の日本社会においても、公安庁が必要とされることはないでしょう」公安庁は基本的に情報収集機関であり、それ故、警察と違い逮捕権が無い。更には、活動内容をオープンにしないこと、格別な実績もないことから、不要な機関という意味合いで、霞が関の盲腸と揶揄されることもあるのだという。

    西 道弘

    「ドラマやアニメの影響もあって、公安は『何やら凄いことをしている、秘密のベールに包まれた組織』そんなイメージを持たれている方も少なくないようです。けれど、実際は活動内容を公開しないのではなく、公開できる様な活動をしていないというのが現状です。何もしていないというより、何もすることがない。だから余計に厄介なんです」余計に厄介とは、これまた一体どういうことか。

     

    「やることが無いからといって、流石に全く何もしないという訳にはいきません。そうなるとやる必要がない、寧ろやらない方がいいことまでやりだす。無理矢理業務を作り出す訳です。

     

    たとえば、現実問題として今後日本でアルカイダや、IS(イスラム国)によるテロの脅威があるかといったら可能性は極めて低い。これまでアルカイダの人間が日本で確認された実例は一件のみです。それも今から約20年前。リオネル・デュモンというフランス人が、日本に資金調達をしに来たことが発覚したのですが。それを公安庁は、日本国内にイスラム過激派のテロリストが潜入したと大騒ぎしました。一種のパフォーマンスですね。

     

    彼は別にアルカイダの最高幹部という訳でもありませんし、オサマビンラディンと接点がある人物という訳でもありません。では何故それだけ騒ぎを大きくしたか。公安庁の存在意義を対外的に示す為です。要するにさも大それたことをしているかのようなアピールです。その最たるがテロ対策の拡大です」

     

    自身も国際テロ関連の情報収集や宗教団体、市民団体の監視・調査を行う部門を担当していた西さんですが、次第にこの業務に必要性があるのか疑問を持つようになる。無理にでも業務を増やす為、ムスリム系の人間を『不審者』として追い回したり、どう考えても調査する必要のない人間にまで調査の手を伸ばしたり。西さんはそういった無謀な調査に不信感を抱き、繰り返しその疑問を上層部の人間に投げかける。

    西 道弘
    「公安庁のやっていることはスパイごっこそのものでした。インドやパキスタン、アフガンの人が日本に来てカレーショップや中古車屋をオープンする。それだけで、やれアルカイダの可能性がある、やれISの過激派かもしれないと言っては調査対象に加える。まるでストーカーです。ただ、カレーショップにカレーを食べに行って名刺を交換しただけで、アンテナができたと言いだす調査官もいました」アンテナとは監視対象者の情報を流してくれる協力者のことで、時には金銭や飲食を提供して情報を買うこともあるのだとか。

     

    「金銭の提供を目当てに実際にはありもしない話を捏造したり、話を大袈裟に脚色したり、そういった協力者も多くいました」重大な任務を遂行しているという対外的な評価を得るためだけに大金をばら撒き、一般市民を追い回す。

     

    「私はこうした現状を内部から変えていかなければならない。国民の為になる公安庁へと変わっていかなければならないと常々考えていました。ですから在職中は上層部に何度も意見しましたが、受け入れてもらうことはできませんでした。やはり公安庁という組織自体が最早時代遅れなのでしょう。その存在意義はないと35年間で確信を持ちました」

     

    退職する少し前に『当庁の歴史的使命は終わりました』と提言し、公安庁を去ったという西さん。

     

    「テロ対策にかかる予算は国民の税金です。私は1998年に米国で行われているCIA研修(スパイ研修)にも参加しましたが、これらの費用も全て国民の税金から出ています」西さんは公安庁退職後より、雑誌やWEBなど様々なメディアで公安庁の実態を市民に伝え、広める活動を行っている。

     

    「公安庁は何の実績も残さず、成果も上げず、現在も存在しています。私は国民の皆さんに今一度考えて欲しいのです。公安庁の存在意義を。莫大な予算を投じ、何の成果も上げることなく、調査を続ける意味が本当にあるのでしょうか。しかしながら、公安庁が一体何をしている組織なのかを知っている人は殆んどいません。

     

    私は35年間公安庁にいて、公安庁を変えることはできなかった。国民の皆さんには心から申し訳ないと思っています。

     

    公安庁の実態を知る者として、それを伝え、それでも本当に必要だと思うのか。それを訴えかけていくことのできる数少ない存在として、この事実を語り伝えていく。それが私のできる唯一の贖罪だと考えています。そしてそれが私の存在意義であり、生きてきた意味なのかもしれません」

     

    イスラム教に改宗したことや公安庁の在り方について提言を繰り返したことから、パワハラに遇い辞職に至った西さん。退職後は様々な雑誌やWEB媒体に記事を寄稿するほか、イベントで登壇するなど精力的に活動している。著作にCIA研修(スパイ研修)での実体験を綴った「セキュリティーマフィア」(インシデンツ)がある。 

     

    それにしても、スパイ研修とはどういった類いのものなのだろう。昨年9月までは光の輪の外部監査員も務めていたという。秘密のベールに包まれた謎の組織、公安庁の実態について伺ううちに、西さん自身にも感興をそそられる。このままロングインタビューに突入することに。次回は西さんの素顔に迫る。

  • 大阪の山中で見つけた怪しげな『手作り寺院』の正体は? 誰がなんのために建てたのか?

    大阪の山中で見つけた怪しげな『手作り寺院』の正体は? 誰がなんのために建てたのか?

    ある年の大晦日、大阪で取材をしていた。
    年越しはドヤ街西成でホームレスの越冬の様子を取材しようと考えていたのだが、とある団体のメンバーから
    「見かけたら、ひどい目に合わせる」
    的な脅しをかけられたので諦めた。

    なので年越しは1人で廃墟をめぐることにした。
    「年末年始に1人で廃墟を回るなんてさみしすぎる」
    と思う人は多いかもしれない。だが実は、年末年始は警備が薄い場所も多いため、廃墟廃屋めぐりを趣味としている人は年末年始に出動する。
    目的地は山中に眠る『廃神社』に決めた。

    大阪難波から東へ40分ほど近鉄奈良線に揺られ、枚岡駅で下車した。
    枚岡駅のそばには、枚岡神社という立派な神社がある。僕が訪れたのは正月だったので、多くの参拝者が初詣に訪れていた。

    しかし目的地は、枚岡神社ではない。
    特にお参りはせず、神社の裏山に進む。
    少し坂道を登って行くと人気は全くなくなり、道もかなり荒れ果てた雰囲気になった。
    山道に廃墟の小屋があったりして、少しドキドキしてくる。

    情報通り道を進んでいくと看板が出てきた。左に進むと『なるかわ園地』と書いてあるのだが、廃神社がある方向には『人は通行できない』のマークが描いてある。

  • 車いすユーザー伊是名夏子さん「JRに乗車拒否された」?|障害者vs健常者・社会という構図の古さ。分断を産むだけじゃないの?

    車いすユーザー伊是名夏子さん「JRに乗車拒否された」?|障害者vs健常者・社会という構図の古さ。分断を産むだけじゃないの?

    おはようございます。昨日は新学期や入学式だったご家庭も多いのではないでしょうか?

    我が家の子は新学期そうそう起きられなくて遅刻しました。春休みは短かったし楽しかったし仕方ない!

     

    車いすユーザー伊是名夏子さん「JRに乗車拒否された」というブログがTwitterでトレンドになり

    不快感を示している人が多いように見えます。

     

    読んだ時、とても残念な気持ちになりました。

    周囲の車椅子ユーザーにも「伊是名夏子さんと一緒にしないで欲しい」「みんながそう考えてるわけではない!」といった声が上がっていました。

     

    前にあいである広場で脳性麻痺の車椅子ユーザーの四つ這いおとなさんが書いてくれた記事を

    再度、取り上げます。

     

    「健常者との闘い」にもう意味はない。「勝ち取る」から「一緒に創り出す」未来へ

    https://ai-deal.jp/author/yotsubai-otona/

     

    今の時代って障害者はそんなに「弱者」でしょうか?

    四つ這いおとなさんの記事にもあるように、権利を獲得するために健常者または社会と

    闘わなければならなかった時代があるからこそ

    障害者差別解消法やバリアフリー法など法整備もされたのは事実です。

    そして、障害者が住みやすい社会になっているかというと

    まだまだです。

     

    だから、そういった社会への主張の仕方を否定はしません。

    ただ、今の時代に合っているやり方なのかというと、もうそういう主張の仕方って

    「古い」し「ただのモンスター障害者」と思われてしまう可能性が高い。

     

    伊是名夏子さんのブログです。

    「JRで車いすは乗車拒否されました」

    http://blog.livedoor.jp/natirou/archives/52316146.html

     

    でも、内容を読むと、JRは拒否していない。むしろ、法の枠外で努力義務を果たしていることが

    分かります。

    私「バリアフリー法がありますよね。車いす対応をお願いします」

    駅員C「利用者3000人以下の駅は対象ではありません」

    私「障害者差別解消法があり、エレベーターがない駅は、合理的配慮としてほかの手段で対応していただく法律があります。エレベーターを作ってほしいと言っているわけではなく、エレベーターがないならば、それ以外方法で対応する義務があります」

    駅員C「現状としてできかねます」

  • 簡単にできる『悪徳業者』の見抜き方とは? ~特殊清掃業者、リサイクル業者、なんでも屋、などを自宅でチェック~

    簡単にできる『悪徳業者』の見抜き方とは? ~特殊清掃業者、リサイクル業者、なんでも屋、などを自宅でチェック~

    筆者は、昨年引っ越したのだが洗濯機を処理する必要に迫られた。
    時間がなかったこともあり、インターネットで探した『ゴミ引き取り』の業者を呼んだ。玄関先で相談をしていると、ネット上に載っていた金額よりもずいぶん高い値段を提示してきた。理由を聞くと
    「乾燥機付きの洗濯機は高くなる」
    などと説明されたが、それでもちょっと腑に落ちなかった。ただもう時間がなかったので、言い値で引き取ってもらった。おそらく、筆者は「プチボッタクリ」にあったのだろうと思っている。ただ、損したと言っても数千円だし、こちらも納得した上でお金を払っているので、あまり問題はなかった。
    だが、もっとひどいボッタクリはある。
    例えば『特殊清掃』や『ゴミ屋敷の清掃』は、値段の相場が良く分からない。宅急便のように大手企業があり、明確な値段を提示していないからだ。
    だからどうしてもインターネットで安い業者を探しがちだ。探しに探して
    「ゴミ屋敷を5万円で処理します」
    という業者を見つけて注文したとして、おそらく想像通りに部屋は片付かないだろう。
    そもそも、ゴミ屋敷のゴミをゴミ処分場で処理するだけでも5万円以上かかる場合がほとんどだからだ。どのような仕事にも適正価格がある。あまりに安すぎる業者には、なんらかの罠があると思ったほうが良い。
    安易に激安業者に頼んでしまい、後から10倍近い値段を請求されたという話を聞いたことがある。
    「お金がない」
    と断ろうとすると、金融屋でお金を借りてきて払えと詰めたという。かなり卑劣な業者だ。その人はなんとか断ったそうだが、気の弱い人なら払っていただろう。
    そのような業者に目をつけられて、お金を払わされてしまうのは最悪だ。最終的に100万円以上のお金を払わされたケースもある。

  • 感覚過敏で働くのもままならない|まるで有害物センサー!通勤電車も職場も化学物質であふれてる

    感覚過敏で働くのもままならない|まるで有害物センサー!通勤電車も職場も化学物質であふれてる

    前回に引き続き、化学物質過敏症という五感が敏感な特性の影響で生活に支障が出ている年子の姉の話をお伝えしています。

     

    某少女マンガ誌で活躍する少女マンガ家の現場をいくつも渡り歩いた姉です。そのうちの一つ、国民的美少女アニメの原作者の現場ではチーフアシスタントして雇用形態は社員でした。

     

    このオフィスは先生の作風がキレイで作画のモチベーションも上がることから働きやすかったようで10年以上働いていました。

    その間、同じ雑誌でアニメがスタートして忙しくなる他の漫画家さんの現場にも通っていましたから月に20日間くらいは泊まり込みで働いていましたから結構稼いでいたと思います。

     

    その反面休みや自由はなく、家に帰くると楽しみはひたすら眠ることしかありません。

    国民的美少女が生まれる現場では主に背景や修正などミリ単位の細かいペン使いを要求される繊細な仕事をしていました。

    毎月モノクロ原稿100ページ、とカラーイラスト数枚を仕上げなければいけない現場でスタッフも5人ほどいました。

     

    私もたまに助っ人でアシスタントに行くことがありましたが、漫画家先生はアニメ放映前後の数年間は本当に仕事が多く、万年寝不足だったことからアシスタントの睡眠時間まで把握したり一人ひとりの体調の配慮など気を配ることはできなくなるたアシスタントが先生のスケジュールに合わせて体調も調整していかなければいけないものだと思います。

     

    かなしろにゃんこ。,イラスト,化学物質過敏症

     

     

    技術職なのでアシスタントのギャラは平均一日2万円~2万5千円。マンガ家から支払われたり出版社の編集部から支給されたりしていた。

     

    姉はプロアシとして引っ張りだこだったと思う、私が少女まんがの「なかよし」で仕事をしていたときも私の家に編集者から電話がかかってきて「私に仕事の依頼かな?」と思うと「かなしろさんのお姉さんにアシスタントを頼みたい漫画家さんがいるんだけど取り次いでもらえませんか?」という電話がいくつもあった。

     

    私は人材派遣業務担当ではないのだけれどな~…と思いながらも姉に仕事の話を振り姉妹でマンガの仕事に携わってきた。

     

    私も某有名漫画家のアシスタントをしたことがあるので他人の漫画制作を手助けする仕事の過酷さは多少理解できる。

    漫画家先生は連載で常に疲労している、メンタルは悪い。そしてとても繊細である。機嫌よく作画を進められるように周りの者がいつも漫画家先生を気遣い怒らせないようにしたり励ましたり、褒めたりとヨイショをするのも仕事の内なのでガサツな人は務まらない。

     

    常に漫画家先生の求めることを先回りして準備してあげる社長秘書のような細やかな仕事も必要でアシスタントは大変気疲れする!

     

    ひと月のうち2週間程度、マンガ家の仕事場に泊まり込みで働く、アシスタントに入っているときは自由などはない。

    漫画家に時間を拘束されて起きている間は原稿作業、食事の時間は1時間程度あるが忙しいときはまともに食事ができない。

     

    食べないで10時間仕事をすることもあるし、睡眠も布団で寝られる現場はまともなほうで、毎月締切りギリギリの綱渡り入稿をする現場などでは布団で寝かせてもれえず、マンガ家先生から「このページに◯◯書いて」と指定が来るまでのわずかな待機時間に机に突っ伏して仮眠をとるしかできないこともある。

    編集者に原稿を渡し終えたら倒れ込んで寝てしまいたいのをこらえて家に帰ると24時間以上爆睡してしまう。

    かなしろにゃんこ。,イラスト,化学物質過敏症

     

    ストレスや体力的な過酷さから化学物質過敏症はひどくなっていったようにも思える。

    しかし化学物質過敏症であると、なかなか体調を万全に保ちアシスタント業をこなしていくことは難しく、電車に乗ると咳が止まらない、漫画家さんの家が化学物質で汚染されていて泊まることができないなど困難があり徐々にアシスタント業の回数も減り仕事をしなくなったのでした。

    最後は疲れすぎて徐々に仕事にいけなくなりフェードアウトするように退社したのでした。

     

    アシスタントをしていたときに稼いだ多額の貯金やを少しずつ崩して生活してきた、現在は貯金も底をついている?と思われる。

     

    このような化学物質過敏症だと人と接触する業務はできない。リモートの仕事に限られてしまうため、私の漫画のアシスタントと領収証をまとめる事務仕事を時間給で少しやってもらうことにした。

     

    時間給といってもプロアシの時間給は平均2千円以上なのですが姉の場合は居候代を引いて時間千円で働いてもらっている。

    食事つき、お風呂つき、冷暖房つき、好きな時間眠れる時間の拘束は特にない生活なので悪くないのではないかと思う。

    かなしろにゃんこ。,イラスト,化学物質過敏症

     

    とはいっても私のマンガは大人気♡とはいえないマイナージャンルのため仕事はそんなに忙しくなく、イラストの仕事が半数で姉に頼める仕事はそんなに多いわけではない。

     

    月に2万円~4万円程度しか支払うことがないので、その金額の中から必需品購入や税金の支払いなどもして細々と生活している。

     

    夫は理解があり姉が家の一部屋を使うことを承諾してくれて、姉に遠慮してか実家や仕事場に寝泊まりしている。

     

    詳しい事情を知らない周りの人から見たら働かないでブラブラして妹の家に転がりこんで居候しているように見えるかもしれない。

     

    私も化学物質過敏症の人と暮らすことは楽ではない、トイレでは便器洗浄剤の使用をやめ、浴室洗浄剤や室内の消臭スプレーをやめたり、整髪剤や香水もやめた。洗剤をやめる代わりに汚れを落とす掃除用具に工夫するなどして対応している。

     

    灯油のストーブは屋外で着火した後に臭いニオイがでなくなったら室内に入れるなど極力ニオイ対策をしている。

     

    気遣いながら生活するのは面倒だが長年止められずにいたタバコをやめることができたのはラッキーかもしれない。

     

    換気扇の下で喫煙していたが姉がキッチンに入れなくなってしまうので庭先で喫煙していたら、その煙が二階の姉が使用している部屋にまで入っていってしまう、そうなると咳が止まらなくなったりとやっかいなのです。

     

    自分の家なのだから堂々と吸いたいけれど、やはり気を使ってしまう…日に日に喫煙の回数は減り吸わないことが平気になってきたことは感謝である♡

    私はこの化学物質過敏症の人というのは、その特性で周りを助けることができるのではないかと考えている。

     

    生きにくい特性だけれど、これは能力である!と思ったのでした。

     

    化学物質は化学物質過敏症の人にだけ有害なのではなく、多くの人間に有害だと思う。

    しかし多くの人は化学物質のニオイや空気に混ざって吸いあ上げてしまっていることに気がつかなかったり様々な甘味料や香料のテイスティングに仕上がったそれをオイシイと感じて飲食している。

     

    「それ危険だよ」、「これは体に良くないよ」と伝えることができる気がする。

    当事者の姉は一生懸命私や母にはそれらのことを伝えてくれるおかげで商品表示を気にするようになったし、薬品を使わなくても掃除ができることに気がつけたりいい面もある。

     

    私は姉と共存していくことにした。

    かなしろにゃんこ。,化学物質過敏症,イラスト

     

    かなしろにゃんこ。,イラスト,化学物質過敏症

     

    私の仕事を手伝ってもらえれば助かるし、姉も無理して勤めに行かなくてもいい。

    もう少し暮らしやすくなるために他県の自然が多めな地域に引っ越しも考えている。新型コロナの影響で地方にオフィスを移転する企業や個人事業主も増えたので地方といっても人口密度によっては都心部と化学物質の濃度は変わらなくなる可能性もあるため慎重にリサーチしなければならないけれど、野山の微生物が豊富な場所では有害物質の分解も都心部よりも早いのではないかと期待している。

     

    現在50代、あと15年もすれば年金受給者になる。老後は二人の年金を合わせてギリギリなんとかやっていくしかない、多分年金だけでは足りないだろうけれど姉妹どちらかが先に死ぬまで協力しながら生きていくしかない。

     

  • 漫画評「血の轍(わだち)」|毒親に飲み込まれそうになる恐怖感

    漫画評「血の轍(わだち)」|毒親に飲み込まれそうになる恐怖感

     

    2017年、発売されたばかりの『血の轍』の第1巻を読み終わり
    「なんて後味の悪い作品だろう!」
    と驚いた。だが嫌悪感を感じつつも、続きを読みたくてしかたがなかった。
    そんな折、知人女性に
    「なんか面白い漫画があったら教えて」

    と尋ねられたので当作品を紹介した。数日後、彼女のSNSの投稿を見ると

    「知人男性に勧められて『血の轍』を読んだ。

    面白かったが、ものすごく怖い作品だった。なんのつもりで、幼い子どもを持つ私にこの作品を紹介したのだろうか?」というようなことが書かれていた。

     

    もちろん今一番面白い作品だと思ったから紹介しただけで、他意はなかった。だが思わず邪推してしまうほど強烈な作品だったということだろう。

     

    血の轍』のテーマは「毒親」である。だから妻も子供もいない僕より、子育てをする母親の方がより強烈な印象を受けたのだ。

     

    序盤は、綺麗で優しいお母さんと中学生の息子のベタベタとした日常が描かれる。読者は、過保護な甘ちゃん一家のほのぼのした世界の中に、不穏な臭いが漂っているのを感じとる。

    葬式会場でもくもくと焚かれた線香の香りの中に、薄く漂う死臭を見つけた時のような、ほんのわずかではあるがとても不吉な臭いだ。

     

    ある日、少年は母親が重大な事件を犯す現場を目撃することになる。図らずも少年は事件の隠蔽に加担することになり、母親と共犯関係になってしまう。

    事件後はますます過保護で依存しあう日々が続いていくが、少年の心はビシビシと音を立てて壊れていく。

     

    血の轍』は現在単行本が10巻まで出ている。巻を重ねるごとに状況は悪化して
    「今一番、読むのがしんどい漫画」になっている。そして同時に
    「一番、新刊を読むのを楽しみにしている漫画」でもある。

    子供を持つお母さんも、それ以外のすべての人も、ぜひ読んでもらいたい漫画だ。

     

  • 『探偵の女』~探偵たちは変人ぞろい?? 有名人の尾行もある!? 張り込みでナゾの儀式を目撃!!~

    『探偵の女』~探偵たちは変人ぞろい?? 有名人の尾行もある!? 張り込みでナゾの儀式を目撃!!~

    Nさんは21歳で“別れさせ屋”にアルバイトで入り2年間働いた。
    そして、その後いわゆる普通の探偵事務所に入社した。彼女はもともと普通の探偵事務所に行くつもりだったので、念願かなった形になった。
    Nさんが務めた探偵事務所は、職員が10人ほどの小ぶりな事務所だった。

    「いやあキツかったですね。“別れさせ屋”でも尾行や張り込みはするんですけど、振り返れば“ごっこ遊びだったな”と思いました。探偵の本気の仕事は肉体的にも精神的にもかなり大変でした」

    “別れさせ屋”の場合、対象者が自分が尾行されると思っている人は少ない。
    しかし探偵が浮気調査をしている場合、対象者の多くは不倫をしている人間だ。不倫をしている人は警戒心が強くなる傾向がある。

    「電車に乗ったフリをして、ドアが閉まる瞬間にピョンっと飛び降りる人もいました。
    かと思えば、いつも周りを見回していて、ジロジロと顔を見てくる人もいます。一筋縄ではいかない人が多かったですね」

    尾行は徒歩だけではなかった。自動車やバイクでも尾行をする。

    「バイクが一番機動性ありますね。私は自動車で尾行していました。都心部ではまずバレません。対象が田舎に行くと厳しくなります。
    どうしてもすごい危ない運転になるんです。信号とか無視せざるをえないんですよ。思い返すとかなり怖いですね」

  • アルコール依存症の父と毒親を切り離した娘の私|その後の私たち家族

    アルコール依存症の父と毒親を切り離した娘の私|その後の私たち家族

    以前、筆者の父のアルコール依存症について書いたのが、2020年6月。

    アルコール依存症と家庭崩壊 ~子どもが毒親を切り捨てる権利~

     

    筆者は当時、完全に縁を切るつもりでいた。だけど、実の父だ。もちろん葛藤がなかったわけではない。

     

    完全に縁を切る前に、父の住む区の精神保健福祉センターや社会福祉協議会に連絡をした。

    身内のアルコール依存症や精神疾患についての相談窓口の一つに、精神保健福祉センターがある。だけど、そこではいい解決策はもらえなかった。依存症は「否認の病」と言われる。

    本人が病気を否認しているのだから、行政は立ち入れないと言われてしまう。その後、相談するように言われたのが、社会福祉協議会。社会福祉協議会は直接、医療につなげることはしてくれないが、困りごとはないかといった形で訪問することはできると言ってくれた。

    だが、父の頑固な性格だったら、社会福祉協議会の訪問など受ける気がしなかった。

     

    そして、筆者が最後に連絡をしたのが、父が定期的に通う内科と心療内科が併設された病院だった。筆者自身もその内科にかかったことがあり、医師のこともよく知っていた。

     

    筆者はM先生に父がお酒で暴れた過去があること、離婚してしまったこと、自分の弟妹や娘の自分も離れてしまうことを話した。何とか父がお酒を止めるように説得して欲しかった。