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  • 青木ヶ原樹海で亡くなる女性たち。『服毒心中』『完全型縊頸』『ぬいぐるみとともに……』数は少なくても確実にいる。

    青木ヶ原樹海で亡くなる女性たち。『服毒心中』『完全型縊頸』『ぬいぐるみとともに……』数は少なくても確実にいる。

    青木ヶ原樹海は世界的に有名な自殺スポットである。
    自殺スポットは世界中に数多くあるが、青木ヶ原樹海はかなり特殊だ。多くの自殺スポットでは位置エネルギーか運動エネルギーを使って自殺する場合が多い。つまりビルから飛び降りて死んだり、電車にはねられて死ぬ。だから、崖やビルや駅は自殺スポットになりがちである。
    青木ヶ原樹海で自殺する場合は、位置エネルギーや運動エネルギーを利用するのは難しい。「樹海の中は起伏に富とんでいる」と思っている人は多いが、実はそうでもない。2~3メートルの崖はあるが、飛び降り自殺をするには少し物足りない高さだ。樹海で自殺をする人の多くが、首吊り、服毒、などの衝撃で身体を破壊しない自殺を選ぶ。
    そうやって屋外で、静かに自殺をするスポットというのは珍しい。そこにマジカルなものを感じるのか、海外では『スーサイド・フォレスト』として人気が高い。『アオキガハラ』という名前のバンドもあるそうだ。
    日本ではタブー視はされつつも、それでも人気は高く『呪怨』の清水崇監督が撮った『樹海村』はこの記事の更新された現在、公開中だ。

    というわけで本題である。今回は、
    「青木ヶ原樹海で死ぬ女性」
    の話をしたいと思う。
    青木ヶ原樹海で亡くなっている人は、女性よりも男性が多い。20年ほど、青木ヶ原樹海で自殺体を探している知り合いに話を聞いた。彼は百体以上の自殺体を見てきているが、実際女性の割合はかなり少なく
    「ほんの数体」
    というくらいの数だという。

    なぜ女性が少ないのか? について読んでいると、

    「樹海で死ぬのはかなり遺体が損壊する。腐ったり、獣に食われたりする。女性は自分の身体がそのように汚くなるのは許せないので、樹海での自殺を選ばないのではないか?」

    と書かれていた。説得力がないわけではないが、なにかスッキリしない、もやもやした気持ちになる説だ。

  • 恋愛感情を利用したデート商法の悪質な手口!!『エウリアン』にだまされた男たちが、高額な絵を買う前に決まってとる行動とは?

    恋愛感情を利用したデート商法の悪質な手口!!『エウリアン』にだまされた男たちが、高額な絵を買う前に決まってとる行動とは?

    前回は、マルチビジネスや悪質な新興宗教団体の勧誘を断るすべを書いた。
    中には、異性をターゲットにして勧誘をかける団体もある。いわゆる“デート商法”と呼ばれるものだ。

    筆者は昔、絵画販売のショップへ潜入で入ったことがあった。
    イルカが泳いでいるキラキラした絵の版画などを高額で売りつけるショップだ。
    映画『エイリアン』と「絵を売る」をかけて、エウリアンと揶揄されることもある悪質な商売だ。現在でも町中で堂々と営業している店もある。
    筆者は自宅電話にかかってきたデート商法っぽい電話に、あえて引っかかる形で東京都内の繁華街にあるショップへ行った。

    薄暗い店内にはたくさんテーブルが並んでいて、ほとんどの席には客が座っていた。高額な絵を買うタイプの人ではなく、いわゆるオタク的なファッションの30代程度の男性が多かった。それぞれの前には、スーツ姿の綺麗な女性が座り語りかけている。

    電話では
    「女性と絵画について話せる」
    というようなことを言っていたのに、実際には、絵画の押し売りだ。

    そして僕の前にも、女性が座って絵の説明をはじめた。販売されている原画、版画はファイルにされていて、一枚一枚説明していく。
    ひどいショップだと、作品自体がカラーコピーだったりするが、そのショップはそこまでひどいことはしてないようだった。
    ただ本物だろうがニセモノだろうが、いらない物はいらない。
    ファイルの絵は、一点50万円くらいは当たり前で、100万円を超えてくる作品もたくさんあった。
    普通、若者が
    「この100万円の絵、気に入ったから買おうかな」
    と思うことはまずない。

  • 発達障害グレーゾーンの進路|就学相談でまだモヤモヤしてる!私たちの子どもはまだ長い人生を歩み始めたばかり

    発達障害グレーゾーンの進路|就学相談でまだモヤモヤしてる!私たちの子どもはまだ長い人生を歩み始めたばかり

    昨年11月に都立小学校の普通学級に転学の話が出た、小学校2年の息子。

    発達障害グレーゾーンの進路 ~選択肢が多くてもどこにもピタリとはまらない。二次障害を恐れる気持ち~

    医師の診断書や知能検査の結果を添えて、区の教育員会から都の支援の手厚い小学校への転学を申請をした結果が出た。

    教育委員会からは「息子さんの知能検査や聞き取り調査の結果、普通学級でやっていけるという判断でした。まずは学区域内の小学校の普通学級に転校してください。そこで、数か月様子を見て、その上で都の小学校に転校しましょう!」と言われた。

     

    意味が分からないと思う方が多いと思う。支援学級というのは、どこの小学校にもあるわけではない。私の暮らすエリアでは、区内に4校しかない。なので、支援学級の学区域は、普通学級のものより広くなっている。うちの場合だと、バスで10分ほどの小学校に通学している。

     

    なので、普通学級に進学となると、今の学校は学区外となる。転校が必要なのだ。普通学級のある小学校は自宅から徒歩5分ほどの場所にある。まずはそこの普通学級に転校し、さらに都立の小学校に転校しなさいと言われた。

     

    つまり短期間に、2度、転校を繰り返すことになる。

     

    今いる支援学級のある小学校の普通学級は、学区外だからダメ。そのまま同じ小学校の普通学級に転学するには、引っ越すしかない。通級学級を利用して行き来すればいいと考えていたが、私の住んでいるエリアは通級学級が機能していない。

     

    怒りが込み上げてきた。

    「いきなり転校して環境が変わる。数か月経ったら、また転校。発達障害を持っていなくても、こんなに短期間に転校を繰り返したら、変化についていけないと思います。私なら不登校になります」

    と冷静さを装い言ったけど、内心は「息子は物じゃない!」と思った。

     

    淡々と「前例がないので」「明確な規約はないけど、都がそういっているので」「専門医に相談してください(診断書を出した。もちろん相談してきている)」と言う教育委員会。

    「2年前に支援学級をゴリ押ししたのは教育委員会ですよね」と力なく言うしかなかった。

     

    強く説得しようと思わなかったのは、発達障害診断が下ってから「制度」「規約」「前例がない」という言葉に振り回され続けてきたからだ。日本の教育制度の限界なのだろうと思った。

     

    息子は、知能検査の結果では、言語理解は小学校6年生程度と突出している。なので、おしゃべりはものすごく達者だ。

     

    小学校で友達ができたか聞くと、息子は「孤独は寂しい。だけど、僕は寂しさより静けさを取りたい」と答えた。

    小学校2年生の頃に、私はこんな哲学者か詩人みたいなことは思った記憶がない。

    そこを見て「どこが発達障害?天才じゃない?」という人がいるけど、まさにこういうところがASDだと思う。

    そういうことをスラスラ話すのに、書き取りは興味がないので、全くしない。書き取りはしないけど、タブレットのローマ字変換はできる。分からないことは自分でGoogle検索するので、知識は大人顔負け。ローマ字変換はするけど、足し算の繰り上げでつまずく。だけど、九九は暗記している。なのに、何かでつまずくとこだわり、一歩も前に進まなくなる。

     

    こういった子どもを受け入れる環境は、今の日本の学校教育の中にはない。彼の個性をつぶさず、良さを伸ばしていくには、学校以外の場所が必要だと感じた。独自の学習方法を息子とともに模索していくしかない。

     

    本人に、教育委員会からされた話をしてみた。息子はいたってのんきに「やってみないとできるかできないか分からない。普通学級を見学するところから、やってみようか」と言った。

     

    「障害者の権利に関する条約」が決められた際に、合い言葉となった「Nothing About us without us(私たちのことを私たち抜きで決めないで)」という言葉を思い出した。教育を受けるのも、勉強するのも息子自身。7歳でも自分の意志がある。どの選択が正解なのかなんて、結果論だ。本人が納得できる進路選びの手助けをするしか、親にできることはないと思った。

     

    就学判定の結果にまだ納得できず悩んでいる親御さんも多い時期だと思う。だけど、どんなに悩んで決めた進路でも、合わないこともある。そして、そのときに、教育委員会をはじめ、誰かが責任を取ってくれるわけではない。軌道修正はいつでもできる。だから、支援学級・支援学校・普通学級のどの選択をしても、それで人生が決まってしまうと思い悩まないでほしい。私たちの子どもはまだ長い人生を歩み始めたばかりなのだから。

  • マルチビジネス、新興宗教団体の悪質な勧誘の実態 ~しつこい勧誘を断る方法とは?~

    マルチビジネス、新興宗教団体の悪質な勧誘の実態 ~しつこい勧誘を断る方法とは?~

    あなたの家に古い知り合いから電話がかかってきて、ひさびさに会うことになる。
    ファミレスで話しているとおもむろに、
    「絶対に儲かる職業があるんだけど……」
    とマルチビジネスの勧誘をはじめた。

    そんな経験がある人はいないだろうか?
    やんわり断ろうとしても、グイグイと説得され、しかも知人の先輩だという人も登場しダブルで説得される。そんな地獄のような目にあった人は少なくない。

    同じような手口で、新興宗教団体が入信を勧めてくるケースもある。
    かなり強引な勧誘をすることで有名な仏教系新興宗教の勧誘マニュアルを読んだことがある。
    まずいきなり断られないように、念入りに時間をかけて友達になる。その後、ファミレスや喫茶店へ誘導し、そこで勧誘する。
    最初はまず
    「この宗教に入ったらこんなにいいことがあった」
    というような現世利益的な話をする。しかしそれで入る人は、なかなかいない。次に
    「あなたがこの宗教に入らなければ、日本や世界が滅ぶ。それでもいいのか?」
    と相手に詰め寄るという。相手が否定的なら
    「もしこの予言が当たって家族が死んでもあなたはいいのか? あなたは後悔しないのか?」
    と情にからめて言い、それでも断るようなら
    「あなたはうすっぺらい人間だな。がっかりした」
    と吐き捨てるように言えと書いてあった。だれでもがっかりされるのは嫌だから、思わず
    「ちょっと待って……」
    と食いついて来る場合があるそうだ。

    それでもダメな場合、最終的には
    「お前は罰を受ける。死後地獄に堕ちる」
    と相手を脅せと書いてあった。
    これはあからさまに脅迫だ。
    彼らのはたとえ話で地獄を出しているのではなく、本気で地獄を信じている。
    その団体は勧誘の際、暴力を奮い警察沙汰になったとたびたび報道された。
    かなり厄介な団体なのだ。

    このような勧誘を受けると、多くの人は

    「なんとか討論で勝って、断りたい」

    「相手を怒らせないように断りたい」

    「人間関係を破壊せずなんとか穏便にすませたい」

    などと思ってしまう場合が多い。
    だが、これは相手にとっては思う壺なのだ。
    あなたにとっては、初めての勧誘かもしれないが、相手にとっては数十回目の勧誘だ。
    討論をしても、相手は数多くのケースを経験しているから、まず勝てないだろう。いいように、言い負かされるのが落ちだ。
    そもそも討論に勝ったから正しいわけではない。単に討論が強かっただけだ。それ以上の意味はない。

  • 緊急事態宣言の延長|生きやすくなったという発達障害者の声も!ジョブコーチは自宅にも派遣してもらえるの?

    緊急事態宣言の延長|生きやすくなったという発達障害者の声も!ジョブコーチは自宅にも派遣してもらえるの?

    おはようございます。緊急事態宣言が11都道府県で3月7日まで延長されそうです。

     

    私が暮らす自治体でも精神疾患(障害)の人が、コロナ禍で、「居場所」が閉鎖になって自殺するといった悲しい出来事が起きています。長引くほどにそういった方は増えるでしょう。

    が、発達障害の方(特にASD優勢の方)の中には「周りの人も家にひきこもってるし周りと比べられなくなって気楽になった」という声もあります。

     

    私はというと、元々テレワークですし、オンラインのやり取りが圧倒的だったので、以前と大差ない生活を送っています。

     

    感覚過敏や聴覚過敏のある私にとり、家の中は快適空間です。

     

    また在宅ライターさんの契約にともなって(その方は契約に至らなかったですが)今のご時世なら在宅ワークでも可能かも?と思い、障害者就労支援センターに障害当事者宅へのジョブコーチの派遣ができないか聞いたところ、前向きな回答を頂けました。

     

    なので、「テレワークしたい」「だけど、テレワークだと不安」という方は、障害者就労支援センター等に問い合わせてみるのもいいかもしれませんね。

     

    だけど、特に発達障害者の場合、問題となってくるのは、支援者とのコミュニケーションの問題。

    支援者に怒りをぶつけ続けると必要な支援が受けられなくなる理由 ~支援者の本音と当事者・親の怒り~

    「怒鳴られた」「罵倒された」ゆえに、当事者の方の支援に前向きになれないという福祉関係者の声はよく聞きます。

     

    なので、弊社は「障害当事者も社会に歩み寄ろう」という言葉をとても大切にしています。

    https://note.com/yu_iino/n/ne1bc693d11fb

     

    支援される側もする側も人間。

    そこは大切にしていきたいですね。

    では、日曜日の午後をリラックスして過ごしましょう。

  • 「泣いてる子供の口にクッションを押し当てる」「オロオロといっしょに泣き出す」育て方が分からない、発達障害者の親たち|育てられた子供は愛着障害で一生を台無しにすることも

    「泣いてる子供の口にクッションを押し当てる」「オロオロといっしょに泣き出す」育て方が分からない、発達障害者の親たち|育てられた子供は愛着障害で一生を台無しにすることも

    発達障害者にインタビューをしていると「子どものあやし方が分からない」「結果的にネグレクトや虐待に至った」という話を多く聞く。

     

    今回は、筆者の元夫が子供に対して行っていたネグレクト行為(放置、育児放棄)について触れたい。元夫はASDとADHDをあわせ持っていた。発達障害は遺伝だという説と環境が原因だという説がある。筆者は発達障害の傾向は元夫だけでなく、義母にもあったと感じた。

     

    筆者はDV傾向のある元夫と離婚がしたかったが、元夫は離婚をしたくはなかった。あろうことか、元夫は息子を人質にとる形にした。筆者はただちに子の引き渡し審判・調停を起こしたが、子供とは半年ほど会えなくなってしまった。当時、仕事で不在の夫に代わり、育児は義母がしていたという。

     

    筆者は、元夫と義母と同居していた時、彼らの「息子に対する接し方」に違和感を持っていた。審判と調停が進む中、夫の陳述からどんどんその違和感の正体が明らかになっていった。

    義母の育児に対する姿勢だ。元夫の両親と同居していた筆者は、子供ができた際は、義母にいろいろ教わろうと思っていた。だが、義母の子育ての仕方は、ずいぶんとおかしなものだった。

     

    例えば、息子が泣いているとき、義母はおむつの交換やミルクの心配はしない。あやさない。ただ横にいて、「何がそんなに悲しいの?辛いことがたくさんあるんだね」と一緒に泣き出す。新生児は空腹や不快感など、全ての欲求を泣いてうったえることしかできない。なぜ「悲しい」「辛い」という方向に考えるのか理解ができなかった。しかし、後に取材をするにつれ、発達障害の傾向を持つ人に珍しい話ではないと知った。

     

    取材した中には自分の弟の子守を母から頼まれた際に、窒息死させかけたという発達障害当事者の話もあった。発達障害の特性の一つに、抽象的な表現を理解できないというものがある。「あやす」という言葉はとても漠然としている。具体的に何をするのかが分かりにくい。その当事者は「あやすこと」を理解できず、新生児の弟を泣き止ますために顔にクッションを押し付けた。その光景に慌てた母親に止められて、事なきを得た。このように発達障害者の中には、育児が困難な特性を持つ人もいる。

     

    元夫は陳述書の中で「妻は泣いている子を放置して、ただ横で眠っているだけだった」という嘘を書いた。夫は、昼間は仕事をしていた。夜は翌日のために早く寝てしまう。新生児は3時間置きに授乳しなければ死んでしまう。なので、筆者が子どもを放置して寝ていたら、子どもは1歳まで育っていない。裁判官にその点を突っ込まれる。裁判官は「あなたは昼間、仕事で家にいないと思うのですが、誰がその様子を見ていたのですか。また、その姿を見て、どうしたのですか?」と元夫に尋ねた。元夫は「母が見ていました。母は部屋の入口から、室内を見たと言っていました」と答えた。さらに裁判官が「お母さんは見ているだけで、息子さんを抱いたり、あやしたりしなかったのですか?」と聞いた。元夫は「はい。ふすま越しに息子を眺めていただけです」と答えた。そこで裁判所にいる全員が、一斉に元夫を異様な目で見た。元夫には弟妹がいるが、彼が見てきた母の育児は、そのようなものだったのだろう。だから、元夫には何がおかしいのか分からなかったのだ。

     

    筆者側は元夫宅で起きた、子へのネグレクトを主張した。しかし、元夫は心底腑に落ちないという顔をしていた。

     

    筆者が息子と引き離された1歳~2歳までは、子どもの心身の成長に大切な時期だ。「あーあー」「うーうー」などの喃語を話し始め、だんだんと「ママ」「パパ」「ブーブ」「マンマ」といった意味のある言葉を覚えていく年齢だ。しかし、まだまだ泣いて欲求を訴えることが、多い。

    「泣いているのは悲しいからだ」という理由で、義母が一緒に泣いていたのであれば、息子の「お腹がすいた」「おむつをかえて欲しい」「抱っこして欲しい」といった欲求は無視されてしまう。それは「無自覚なネグレクト」につながる。その結果、息子は反応性愛着障害を発症した。家の中にいる大人の誰もが、義母の育児に対して、何の疑問も持っていなかった。

     

    息子は筆者がやっと一緒に暮らせるようになった頃は喃語すらも話せず、多動も酷かった。重度の自閉症スペクトラム障害を疑われ、知的障害診断も下った。しかし、診断を下した医師は、筆者の子育てに関する考え方や方法を聞いた後、「あなたのもとで育てたなら、息子さんは言葉を取り戻し、多動も収まります」と断言した。その言葉の通り、息子の多動は1か月後には収まり、半年後には知的障害診断も外れてしまった。あのまま元夫の家で育っていたらと考えると、今の息子の姿はなかったのかとゾッとしてしまう。

     

    発達障害支援において、母子を同時に支援する必要があるのは、遺伝的な要因があるといわれているからだ。しかし、遺伝は母親からとは限らず、父親からの場合もある。なので、育てていた義母を責めるのは間違っている。そもそも、悪いのは、息子を人質にした元夫だ。また、育児は母親だけでするものではない。愛着障害と発達障害の症状は非常に似ており、専門家でも見分けるのは難しいという。しかし、愛着障害は後天的なものなので、子への接し方次第で治る「病」だ。

    核家族化が進む今、夫婦だけで育児を抱え込む家庭も多い。必要なのは、発達障害をはじめ、育児に困難を抱える親たちに対し、地域コミュニティや福祉が積極的に介入していくことだと感じた。

     

  • 「あいつは真面目に修行してないからもう人間には生まれ変われない」と出家信者は語った~潜入取材から見えてきた「まじめ」な人がカルト宗教にハマる実情~

    「あいつは真面目に修行してないからもう人間には生まれ変われない」と出家信者は語った~潜入取材から見えてきた「まじめ」な人がカルト宗教にハマる実情~

    前回の記事では「宇宙人を神として信じる宗教」に潜入した時の話を書かせてもらった。

    記事を読んだ人に

    「その宗教の信者の人はまじめなんですか? まじめなのに宇宙人を信じたりするんですか? 客観的に物事を見られるんじゃないですか?」

    と聞かれた。

    「まじめ」を辞書で調べると
    「うそやいいかげんなところがなく、真剣であること。本気であること」
    「真心のあること。誠実であること」
    などと出てくる。

    世の中では「まじめ」であることは、美徳とされることが多い。
    ただ「まじめ」だからと言って、おかしなを信じないとは限らないし、物事を客観的に見られるとは限らないのだ。
    僕は多くの新興宗教やマルチビジネスを取材してきたが、ハマっている人のほとんどは、まじめだった。まじめにけったいな教義を信じているし、まじめにけったいな教義を広げようとしていた。

    それは今に始まったことではなく、47人で深夜に吉良邸に押し入って老人を惨殺して切腹した侍たちも、ゼロ戦に乗って敵艦隊に特攻した日本兵も、自爆テロで死んだイスラム教徒も、「死のう死のう」と叫んで行進し国会議事堂前で割腹自殺した青年も、イルカの捕鯨は許さないと黒いボートで捕鯨船にアタックしてくる人たちも、みんなまじめだ。

    「自分だけ気持ちよければいいや。楽しければいいや」

    という自堕落な人は、そんな面倒なことや、痛いことはしないだろう。

    僕は、かつて日本国内でテロを起こした新興宗教団体の後継団体に潜入取材したことがある。団体名を出さないのは無用な争いを避けるためなのだが、おそらく皆さんが頭に浮かべたアノ団体である。
    テレビの報道などで見たことがあるだろうが、テロ事件を起こした人たちが高学歴でまじめな人が多かったという。僕が潜入したのは、テロ事件の発生から10年後だった。

  • 宇宙人を神と信仰する新興宗教団体に潜入取材。永遠に生きられるという“希望”が持つ危うさとは?

    宇宙人を神と信仰する新興宗教団体に潜入取材。永遠に生きられるという“希望”が持つ危うさとは?

    一般的に『希望』は、良い事とされている場合が多い。
    ギリシャ神話のパンドラの箱からは疫病、犯罪、などあらゆる災厄が飛び出したが、最後に希望が残ったので人類は生きていくことができるとされる。(ただし諸説ある)
    ただしどうにも、気持ちが悪い希望というのもある。捏造された希望だ。

    20年ほど前、筆者はとある新興宗教団体を潜入取材した。その宗教団体は、宇宙人を神として信仰していた。こう書くと、

    「そんなデタラメなものを信じているなんて、カルト教団じゃないか!!」

    と思うかもしれない。ただ勘違いしてはいけない。「奇抜な信仰」があるからといってカルト教団だというわけではないのだ。日本人の多くが信じている大乗仏教の浄土信仰だって
    『釈迦の上位互換である阿弥陀如来を信じ「南無阿弥陀仏」と唱えると阿弥陀様が自動的に極楽浄土に往生させてくれる』
    というなんだかよく分からない教義の宗教だ。釈迦が唯一の仏陀とする上座部仏教(小乗仏教)からしてみたらカルトっぽく見えるだろう。
    だが現代の日本で
    「浄土信仰はカルト宗教だ!!」
    と言う人はほとんどいない。
    これは無論「浄土信仰が正しいから」というわけではない。浄土信仰を信じている人たちが、基本的に組織的犯罪行為をしないからだ。つまり組織的に「犯罪行為」や「破壊的行為」をする教団がカルト教団なのであって、何を信じていようがそこは問題ではないのだ。だから宇宙人を信じようが、鰯の頭を信じようが、それは「信仰の自由」だ。

    話がそれたが、筆者はまずその宗教団体が開催するセミナーに通った。横浜にあるとても立派なビルで開催されていた。

    その教団の内容を簡単に言うと、聖書で起きたできごと、創世記、ノアの方舟、などは実は宇宙人が起こしたできごとだったというものだ。キリスト教の亜種とみなすことができるだろう。
    教祖はキリスト教が中心の国の人であり、その国ではそれが納得しやすい内容だったのだろう。逆にキリスト教を信仰していない多くの日本人にとっては、少し入りづらい内容だった。

    何度か講義を受けたあと、入会の儀式を受けた。教祖に塩水で濡らした手を当ててもらう、それだけだった。この儀式には、教団ならではの意味があった。

    『教祖は手を当てることで、あなたの遺伝子情報や記憶情報などを読み取り、そのデーターを宇宙にいる宇宙人の母船に送った。もしあなたが死んでも、宇宙船の中で復活できる』

    というものだ。すさまじくインチキ臭い内容だ。
    100歩譲ってその内容が事実だったとして、宇宙船内で生まれた生物ははたして“あなた”本人なのか? といういわゆるスワンプマン問題も残る。
    訝しがる人たちに、教団はこう説明した。

    「あなたたちが疑問を持つのはわかります。でも考えてもみてください。あなたたちは携帯電話を使っていますよね? でも携帯電話の構造を理解している人はいますか? わかりませんよね? わからないけど、携帯電話は実際にありますよね? 教祖の力も、理解はできなくとも、あるんです!! そして皆さんは永遠に生きることができるんです!!」

    かなり矛盾を孕んだかなり強引な説明だったが、多くの人たちは強引に疑問を飲み込んだようだった。なぜそんないびつな教義を飲み込むことができるかというと、そこに「永遠に生きることができる」という希望があるからだ。悪い言い方をすれば、永遠の命をエサに信者を募っていると言えるだろう。

    その教団の最大のイベントは夏の合宿だった。教祖もずっと滞在していたし、日本全国から400人強の信者が集まり、海外の信者の人たちも数多く訪れていた。
    会場は東北地方のスキー場の大きなホテルだった。夏場はほとんど利用客がいないので、貸し切っていた。参加費用は驚くくらい安かった。その中でも一番安いコースで入ったので、大部屋でたくさんの男性信者とともに寝泊まりをした。むさ苦しいが、取材をするには、良い環境だった。
    初日は、24時間の断食からはじまった。水をのぞく一切のものを口にできないし、基本的に他人と会話など交流してはいけない。そして断食明けには、薄暗い大広間に案内された。そこで一気に、断食は開放される。教祖の最初の掛け声は、

    「オールウェイズ!! オールウェイズ!! オールウェイズ!! コンドーム!!!!」

    だった。信者たちは大声で教祖に続いて「オールウェイズ!! オールウェイズ!! オールウェイズ!! コンドーム!!!!」と発した。

    なぜコンドームなのかと言えば、食事とともに性行為も開放されるからだ。
    セックスは男女間でも同性間でもオーケー。異性を独占する権利はないので、基本的に誰とセックスするのも自由だ。先の掛け声は

    「セックスは自由にしてもいいけど、ただしどんな時もコンドームはつけなければいけないよ!!」

    という教祖のありがたい言葉だったのだ。
    お風呂は混浴で、夜中地下ルームでは裸に近い格好で踊るダンスパーティーが繰り広げられていた。当時流行っていた、。モーニング娘。の『LOVEマシーン』が繰り返し大音量でかかっていた。

    この教団は『フリーセックス教団』としてカルト団体だと揶揄されることも多かった。だが個人的には、あまりカルトさは感じなかった。性行為をする際は、相手の合意をとることが絶対だった。誘われても断る権利は男女ともに絶対的にある。つまり、普通に異性を口説かなければならないのだ。

    整った顔の韓国人や、優しい雰囲気の白人黒人の男性はよくモテていた。
    雑魚部屋に泊まっている、筆者のような冴えない日本人はなかなかモテない。つまり日常とあまり変わらないのだ。

    ダンスパーティーで果敢に女性を口説こうとするたびに、けんもほろろに断られ続けた若い男性が

    「入信したらセックスできるって言ってたじゃないか!! 嘘か!!」

    と大声で切れてしまっていた。
    場内はキリリと凍りついているのに
    ~にっぽんのみらいはウォウウォウウォウウォウ♪~
    と『LOVEマシーン』が虚しく流れていた。

    参加していた女性に話を聞くと「宇宙人を信じる」という部分はあまり真剣には考えていない人が多かった。否定はしないけど、特に重要視はしていない。
    ある女性が大事にしているのは教団の「性に寛容」な部分だった。なぜなら彼女は同性愛者であり、そのことで今まで非常につらい思いをしてきたからだ。
    「性に寛容な教義」は彼女にとって、希望であり、救いだったのだ。性的なものだけではなく、親子関係などで悩んでいる人も多く参加していた。実際、会期中に開催されるセミナーで語られる話の多くは人間関係についてであり、宇宙人や宇宙船についてはあまり取り沙汰されなかった。

    ただ、教団の「疑似科学的世界観」に救いを求めて入信している人もいた。
    雑魚部屋には多くのUFOオタクのおじさんたちがいて、性行為には興味がなく、延々と葉巻型がどうだの、ミステリーサークルがどうだの、と話をしていた。中には、教祖が言った宇宙船の説明は信じず、自分が見たUFOの話をべらべらと話続ける人もいた。そういう人たちにとっては、新興宗教というよりUFO同好会みたいなノリだったのかもしれない。

    それよりもっと切実に希望を求めて入信している人がいた。それは障害者の人たちだ。
    新人の教徒の世話をしていた優しい男性は、教団内ではまずまず高い地位にいたのだが、ダンスパーティーなどのイベントには参加しなかった。話を聞くと、
    「僕は生まれつき心臓が悪いんだ。だから激しい運動はできない」
    と言われた。思わず、言葉に詰まっていると彼は
    「いや、大丈夫だよ。だからこの教団に入ったんだから。ナノマシン技術やクローン技術で永久に生きることができるからね。だから、永遠によろしくね」
    と言った。永遠によろしく、という言葉に背筋がゾクッとした。
    理知的な彼がどこまで本気で信じていたかはわからないが、少なくとも教団が提供する“希望”にすがっていた。
    彼だけではなかった。脳性小児麻痺の車椅子の青年などが、会場にいて熱心に講義を聞き入っていた。

    「宇宙船で蘇った際には、五体満足完全な身体になる」

    「このまま技術が進めば、数年内に身体を完全に健常者にすることができる」

    というような話に目を輝かせているのを見た。そして同行した家族も、心から信じているかはわからないが、少なくとも表面上は同意していた。その姿を見て、どうにも複雑な気持ちになった。
    なぜなら、彼らが食いついている希望がニセモノだからだ。
    この宗教を信じたからって、彼らの障害は治ることはないし、彼らが宇宙船で蘇ることもない。そもそも彼らが崇拝する、宇宙人などいない。
    宗教の話をする時に

    「たとえどんな教えであっても、人を救ったならば正しい宗教だ」

    と言う人がいる。宗教の本なんかを読んでいると
    「それでも宗教は素晴らしいんですよ」
    「人を癒やす宗教は正しいことなんですよ」
    と言う趣旨のことを語るために多くのページが割かれている。それはまあ、一つの真理ではあるのだろう。ただ筆者は、まがい物の希望をエサにして信者を釣っている様子を見ていてすこぶる気分が悪かった。とてもじゃないが

    「それでも救われてるからいいんですよ」

    とは思えなかった。問題になるほど金銭や財産を巻き上げられてはなくとも、そこにそれなりの救いがあったとしても、やはりそれは詐欺的な行為に見えた。

    飽くまで個人的にではあるが、まがいものの希望にすがって生きるくらいなら、正しく絶望して死んだほうがマシだ、と思う。

     

     

     

     

     

     

  • 【漫画評】「発達障害で問題児でも働けるのは理由(ワケ)がある!」かなしろにゃんこ。著

    【漫画評】「発達障害で問題児でも働けるのは理由(ワケ)がある!」かなしろにゃんこ。著

    発達障害で問題児 でも働けるのは理由がある!、書影

     

    今回は「発達障害で問題児でも働けるのは理由(ワケ)がある!」(こころライブラリー)

    かなしろにゃんこ。著 のご紹介をする。

    本書はアニスピホールディングスの「福祉書評」にてご紹介している

    発達障害 僕にはイラつく理由がある!」の姉妹編だ。こちらもぜひ合わせて読んでいただきたい。子どもの頃と大人になってからのリュウ太君の成長ぶりがよく分かり、より一層、本書が楽しめるだろう。

     

    作者のかなしろにゃんこ。さんは、漫画家で、発達障害(注意欠陥障害)をもつ、22歳の息子 リュウ太君の母だ。当事者の母による著書やブログは山ほどあるが、本書は、過去を振り返り、当時の心境をリュウ太君自身が語っている点で、発達障害当事者にもその親にとっても、役立つ情報がふんだんに盛り込まれている。母子の日々の会話ややり取りがメインとなっているが、監修者の石井京子さん(日本雇用環境整備機構理事長。キャリアアドバイザーとして、700人を超える発達障害の人の就職相談に応じる)がプロの視点から、漫画の間に解説をしているが、それもまた非常に具体的で分かりやすい。

     

    読み進めていくと、かなしろさんの母としての思いと、子のリュウ太君の受け止め方に差があることが分かる。これは障害を持っている・いないに限らず、親が良かれと思ってやったことも、子にとっては迷惑だったり、過干渉だったりすることはよくあるだろう。その親子の「ずれ」もまた本書の面白さだ。

     

    例えば、かなしろさんは親として、小学生の頃、お手伝いを通じて「人に必要とされる喜び」「感謝される喜び」「お金を稼ぐ喜び」を学んで欲しいと思っていた。だが、22歳になったリュウ太君は言う。「荷物は重いし、1時間くらいかかる。なのにお駄賃が100円は安すぎだ!」「『手伝って』と言われると断りづらいし、強制労働みたいに感じることはあったよ」と。

     

    興味のないことに目もくれず、人とのコミュニケーションが苦手だったリュウ太君に、お買い物を通じて、物やその名前を覚えたり、困ったときには誰かに尋ねる練習をさせたかったかなしろさん。しかし、リュウ太君は「『あなたのため』って言われてもハードルの高いことをさせられて困ることもあるんだ」と振り返る。筆者はこの一文にハッとした。子どもを育てている親なら「子どものため」「あなたのため」と思って何かをさせる場面は当たり前にあると思うが、子ども目線ではそう受け止められないというすれ違いはいくらでもある。

    特に、コミュニケーションが苦手なタイプの子どもだと、本人の意見をより丁寧に聞かないと、二次障害につながりかねない。

     

    そして、かなしろさんはリュウ太君が16歳の時、お金がないふりをして、友人が営むラーメン屋でのアルバイトを勧める。リュウ太君は、初めて社会に出ることとなる。一般的に発達障害者はワーキングメモリ(情報の一時保存と活用)が低いが、その特性を理解してもらった上で、将来の就労に向けてのアルバイトを開始する。

     

    この経験がリュウ太君を大きく成長させる。ワーキングメモリが低いリュウ太君は、やることが5つ以上重なるとフリーズしてしまう。そんなときは動きが止まるか鈍くなっていることも店長さんより指摘され、自分が混乱状態だと分かるようになる。そして、リュウ太君は実際に働くことを通じて、どうしたらそんなときに気持ちが落ちつくかという解決法を編み出す。

     

    子が障害を持っていると、子どもに対し過保護になって、何かを経験させることに対し、臆病になってしまう親御さんも多いと思う。しかし、「かわいい子には旅をさせよ」と昔から言うが、時には、乗り越えるすべを子ども自身が身に着けられる場に思い切って出すことは、とても大切だと感じた。親だけで問題を抱えるのではなく、世間の荒波にもまれ、身に着けられることは貴重だし大きな体験だ。

     

    (画:かなしろにゃんこ。)

    こういった小さい頃からの積み重ねにより、リュウ太君は自動車整備士になるための専修学校をスムーズとはいかないながらも卒業した。整備助手としてアルバイトをしながら、自動車整備士の国家資格を取得し、整備士として就職を果たす。就職活動のくだりで感じたのは、いわゆる定型発達といわれる人にとり「当たり前のこと」でつまずいてしまうのが、発達障害者の就職活動であり、就労なのだということだ。「報・連・相」などは社会人として働くうちに自然に身につくだろうと思ってしまうが、親や支援者は過信せずに丁寧に教える必要があると感じた。

     

    かなしろさんは、リュウ太君に何度か障害の告知をしたという。自分の特性を理解し、弱み・強みを理解していたからこそ、リュウ太君は就労できたのだろうと思う。また、かなしろさんはリュウ太君に精神障害者手帳の取得や福祉制度に関しても、説明している。リュウ太くんは、必要と感じず取得はしないが、困った際に制度があることを知っているということは、安心感につながると思う。

     

    本書は福祉制度や職選びのヒント、就労の際のアドバイスが盛りだくさんで、当事者の方にはもちろんお勧めだが、支援者や親御さんにも強くオススメする一冊だ。ハンディがあっても、周囲の理解や親の接し方により、社会は怖いものではなくなる。親ができることは、子が親だけではなく、周囲にサポーターを作れる接し方を教えることであり、環境作りの手助けをしていくことではないかと強く思った。

     

  • 新米編集長の裏話|生保バッシング。生活保護を脱したから偉いわけではない。

    新米編集長の裏話|生保バッシング。生活保護を脱したから偉いわけではない。

    おはようございます。

     

    今日、東京は昨日よりも気温が高いですが、まだまだ寒いです。

     

    先日、私自身が生活保護を受給していた時の体験談について

    悔しくて悲しくて惨めで、だけどとても幸せだった生活保護受給者の話① ~正社員からいきなりホームレスに!!~

    行政区より「区長も読みました」というお礼の手紙が届きました。

    文書、お礼状

     

    区役所では何人かの職員さんに「読者なんです」と言われることがありましたが

    区長まで読んでくださったなんてとてもありがたいです。

     

    上記の記事で書いていることはゴマすりでも何でもなく

    自分が受けられた支援が本当に素晴らしかったから書いたものです。

    昨日も区役所に用事があって行きましたが、やはり親切な対応で

    安心して帰ってきました。

     

    そして、この記事に関してははてなブックマーク

    「生活保護受給者の鏡!」「こうあるべし!」

    と言ったお褒めのコメントがついていますが

    私はたまたま生活保護受給を抜けて、現在、社長で編集長をしていますが

    それが偉いことではないと分かって欲しいです。

     

    じゃあ、生活保護のままでいる受給者は偉くないのか?

    怠けているのか?

     

    そうではないですよね。

     

    私は子どもの病気がきっかけでしたが

    自身が事故や病気などで、働きたくても働けない方も

    それぞれの生活を頑張っています。

     

    有名大学を卒業しようが、どんなにキャリアを積んでいようが

    家庭の事情やケガ・病気などで生活保護受給者になる可能性は誰にでもあり

    決して他人事ではないと思います。

     

    今、コロナ禍で収入が減って、苦しいという方は

    ぜひ、窓口に相談して欲しいです。

    生活保護受給のススメ ~新型コロナウィルスで生活基盤を失いそう!子どもの食費が不安な方!障害年金と生活保護の差額も支給されます~

    さて、昨日は村田らむさんのこんな記事が人気でした。

    【一家心中】心中事件のリアル。~もてはやされるが、決して美しくはない自殺と殺人の現場~【無理心中】

    日本には、切腹や自害をもって責任を取るという考えが昔から根強いですが

    現実問題、心中は美しいものではない

    ということが分かっていただけると思います。

     

    読んでみてください。

     

    それでは、仕事の方もそうでない方もほどほぼに頑張りましょう!

     

  • 【一家心中】心中事件のリアル。~もてはやされるが、決して美しくはない自殺と殺人の現場~【無理心中】

    【一家心中】心中事件のリアル。~もてはやされるが、決して美しくはない自殺と殺人の現場~【無理心中】

    『心中』という言葉がある。
    たとえば外国の人に『心中』とはどういう意味でしょう? というクイズを出しても、まず当てられないと思う。
    「こころのなか」と書く言葉が「2人以上の人が合意で自殺すること」だとはまず連想できないだろう。

    辞書で『心中』に当たる英語を調べると、“a double suicide”と極めて分かりやすい言葉が出てくる。恋人同士の自殺なら“a lovers’ suicide”だ。
    一家心中になると自殺だけでは収まらない。小さい子供、障害者、高齢者には、本人には死ぬ意思がないのに、無理に自殺させられたり、殺されたケースが多い。

    ドラマ『アンナチュラル』の主人公三澄ミコトは、一家四人無理心中事件の生き残りだった。
    法医解剖医を職業としている彼女は、無理心中について

    「無理心中なんて言うのは日本だけ。正しくはmurder-suicide。殺人とそれに伴う犯人の自殺。要するに単なる身勝手な人殺しです」

    と吐き捨てていた。個人的にはその通りだよな、と納得できた。
    ただし海外でも、シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』は400年以上経った今でも人気が高い。だから外国人だって、心中にロマンを感じるのだろう。

    露天神社
    露天神社

    大阪市北区にある露天神社(つゆのてんじんしゃ)には、恋人たちがたくさん訪れる。彼女たちは神社に祀られている祭神、少彦名大神や大己貴大神に願いを叶えてもらおうと思っているわけではない。
    1703年に露天神社の敷地内で心中した、醤油商の手代徳兵衛と、遊女お初を慕って来ているのだ。実際「露天神社」よりも「お初神社」の方が、名前が通っている。

    2人の心中事件を題材にした、近松門左衛門作の人形浄瑠璃・文楽『曽根崎心中』が大変なヒットをしてから、露天神社は一大恋愛スポットになっており、現在では『恋人の聖地』と呼ばれている。
    神社内には、徳兵衛とお初が寄り添うブロンド像が設置されている。コロナ禍の最中に足を運んだら、二人共マスクをつけていた。今から死ぬ奴らがマスクするなよ、と心のなかで毒づいた。
    他にも、今っぽい絵で描かれた、徳兵衛、お初の立て看板が飾られているし、恋愛成就の願いが書かれた絵馬が山程かけられている。

     

    正直、
    「男女が悲嘆に暮れて自殺した場所が、恋愛成就、縁結びのスポットになってるのか……」
    と、なんとも納得しかねた。

    三段壁
    三段壁

    もう、一箇所『恋人の聖地』と呼ばれている場所に行ったことがある。
    和歌山県の『三段壁』だ。三段壁は素晴らしい景勝地だが、自殺スポットでもある。
    『いのちの電話』と書かれた電話ボックスが設置されているし、『投身自殺者 海難死没者 供養塔』が建てられて、いつも花がたむけられている。
    そして同時にここも『恋人の聖地』でもあり、恋人同士がカギをかけるハートの網にはズラッと南京錠が並んでいる。

      

    “自殺スポット”と“恋人の聖地”にはずいぶんギャップを感じる人もいるかもしれない。だが実は根っこはつながっている。
    三段壁には崖の手前の草むらに『口紅の遺書』が書かれた岩が残されている。許されぬ恋と病苦でした男女が岩に口紅で
    『白浜の海は今日も荒れている』
    と遺書を書き、崖から海に飛び降り自殺したのだ。
    この歌は「毎日歌壇」にて特選になった。
    そして、この岩にカップルや夫婦で触れると、恋愛が成就したり、ずっと一緒にいられる、などの伝説ができた。
    「男女が悲嘆に暮れて自殺した場所が、恋愛成就、縁結びのスポットになってるのか……」
    と、露天神社と全く同じ感想を持った。

    口紅の碑
    口紅の碑

    例えば名のある人が、ネットや雑誌で
    「しんどかったら自殺しても良いと思う」
    「まあ人間誰しも死ぬし、死ぬ時期くらいは自分で決めたっていい」
    などと発言したら、全方位からバシバシ叩かれるのは目に見えている。それこそ、自殺したくなるくらい炎上するかもしれない。 今の日本には、
    「絶対に自殺を認めるような発言はしてはいけない」
    という不文律がある。安楽死に関してもあまり肯定的に話すのは好まれないことが多い。
    まあ、百歩譲ってそれで良いとしても、だが心中になるとすごく甘くなる。
    だが、心中というのはそんなにロマンチックなものではない。

    筆者は、八王子、尼崎、西荻窪、歌舞伎町……など地域ごとの事故物件を丁寧に一軒一軒回ったことがある。
    事故物件は人が自殺や他殺など事故で亡くなった物件だ。
    多くの物件はリフォームされて、貸し出されていた。まずまず凄惨な殺人事件が起きた物件でも、新しい住人が住んでいる場合が多かった。
    ただ、一家心中やネット心中(ネットで自殺志願者を募って皆で一緒に自殺をする行為)の現場は、事件があった時のまま放置されている確率が高かった。
    一軒家の場合、全く手入れがされず庭の樹は野放図に伸び、雑草が生えまくっていた。全く手入れがされず、外壁などが傷んでいる場合も多い。多くの物件からは、異様な雰囲気を感じた。

    心中事故物件
    心中事故物件

    当たり前だが、大勢がいっぺんに亡くなった家、特に子供を含んでいる家、は誰だって住みたくないだろう。田舎の場合は、近所の目もある。近所の人にとって、多数がなくなった「心中事故物件」は禁忌だ。そこに住めば好奇の目でさらされるだろう。ロマンチックな話ではない。

    青木ヶ原樹海
    青木ヶ原樹海

    青木ヶ原樹海で心中しているおそらく老齢なカップルの死体を見たことがある。なぜ「おそらく老齢」と書いたかというと、2人の顔面は野生動物に食べられて骨がむき出しになっていたからだ。歯がなく、手に入れ歯が握られていたから、おそらく老人ではないか? と判断した。
    樹海では首を吊って亡くなる人が多いが、二人は農薬を飲んで死んでいた。農薬を飲んで死ぬのは非常に苦しい。
    二人とも、ほとんど骸骨になっているのに、死の瞬間の苦しみがまざまざと伝わってきた。口を大きく開け、身体をねじっていた。
    そこには、心中、情死、のロマンチックさはかけらもなかった。ただただ、痛みと苦しみの痕跡が残るばかりだった。

    話はそれるが、中国の「地獄」を調べた。暑さ寒さ痛み飢え……たくさんの壮絶な地獄がある中、最もつらい地獄は「孤地獄」だという。孤地獄とは、1人ぼっちの責め苦を受け続ける地獄だ。人間はなによりも孤独に弱いということを、昔の人もよく知っていたのかもしれない。
    だから死ぬ時も誰かとともに、逝きたいと思うのは自然の事なのかもしれない。
    ただ、とは言えやっぱり
    「死ぬ時くらい、誰かとつるまずに1人で死ね」
    と思ってしまう。

     

     

  • 新米編集長の裏話|高嶋ちさ子さん。男の子はハズレくじではないけど、男児の子育ては大変

    新米編集長の裏話|高嶋ちさ子さん。男の子はハズレくじではないけど、男児の子育ては大変

    おはようございます!

     

    朝、Twitterを見たら、バイオリニストの高嶋ちさ子さんが炎上していました。

    https://twitter.com/search?q=%E9%AB%98%E5%B6%8B%E3%81%A1%E3%81%95%E5%AD%90&src=trend_click&vertical=trends

     

    6日放送の日本テレビ系「1周回って知らない話&今夜くらべてみました人気者が本音告白!合体4時間SP!」での発言のことですね。

     

    私は番組を観ていないですが、ジョークで「男の子はハズレくじ」とおっしゃったと。

    また「男の子の精神年齢は低い」とも。

     

    ハズレくじはよくないと思いますが、男の子の精神年齢は低いに関しては

    私も「そうだそうだ!」と思います。

     

    我が家は男児(7歳)しかいませんが、男児は母親にとって異性だし理解できないことをする。

    男児は小さいころ、女児よりも体が弱い。

    私も育てながら、訳わからない!!なんでこんなことするの!!と思いながら育てています。

     

    一姫二太郎と言いますが、それくらい女の子って育てやすいんだと思います。

    周囲に女児も男児も育てているお母さんたちがいますが

    「女の子は育てやすい。楽だよ」

    と口をそろえて言う。

     

    園や学校で接する女児も「あら、息子君のお母さんですか。

    息子君、今日はこんな感じでしたよ」

    と息子の嫁候補みたいな感じでご挨拶してくれます。

    女児の圧倒的な大人感に比べると、男児の精神年齢は低いと思います。

     

    私は男児を産んでから、大人の男性がブチ切れたり、頑固になって口を利かなくなったりする姿を見ていて「48歳児がごねてる」と思うようになりました。

    寛容になりました。