普通に暮らしているだけで全治2か月の大けが!!黒板の文字を書き写せない!!|中卒ライターの「見えない」障害

障害者ルポ

 

発達障害の二次障害として、境界性パーソナリティ障害やうつなどの精神疾患にかかる人はとても多い。10代で結婚・出産をしたみきさんの二次障害により、結婚生活はうまくいかず離婚した。

 

書字障害により鉛筆やボールペンで書くことはできないが、読むことはできる。それなので、Windows95が出た頃には、パソコンをすぐに手に入れた。手書きでなければ、パソコンで文章も書ける。シングルマザーとなった彼女は、子どもを育てるために、フリーランスのライターとして生きることを決心する。

 

「境界性人格障害が治ったケースって少ないんです。だけど、10年も自殺未遂をしてないことを医師に告げたら、治ったといっていいとのこと。珍しいんですよ!」

発達障害の生きづらさは、環境とその特性の出方によるのだとつくづく感じる。みきさんにはフリーランスという働き方があっていたのだろう。

 

診断を受けようと思ったきっかけはコロナ禍で、飲食店などへの取材ができず仕事が減ったからだ。

 

「一般の発達障害の方と違って、WAIS(大人の知能検査)の凹凸はそこまでありませんでした。ですが、言語性IQ(言語理解・ワーキングメモリ)はどちらも100点。動作性IQ(知覚推理・処理速度)が70点台なので、全検査IQ が85点と低い数値でした。なので、人と同じ仕事をしても、人の2倍時間がかかってしまう。どこの会社で仕事をしても迷惑をかけてしまい続きませんでした。だったら、障害者枠で就労したいと思って、検査を受けました」

WAIS,結果

彼女が受けた大人の知能検査「WAIS-IV」は

・全検査IQ(下記4つの合計)

・言語理解(言葉の認識・理解、興味の偏り等)

・知覚推理(1を知ったら10を知れるか)

・ワーキングメモリ(一時的に情報を記憶・処理する能力)

・処理速度(問題の処理スピード)

を見るもので、どの数値も平均が100点になっている。

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