子供たちがカルト宗教の信者になる日|普通のサークルに入ったはずなのに、いつの間にかカルト宗教の手先になった男性の話


そして、用意周到に計画を立てて、信者を獲得していることも分かった。
マンションの部室は信者内では“教会”と呼ばれていた。
サッカーが始まるより前に教会に集まり、朝の礼拝をすませてから、サッカーサークルに足を運んでいた。
まだ薄暗い早朝から活動しているのだ。
そして信者同士でミーティングし、ターゲットがいない時に、どのような会話をしたか報告しあい
「そろそろ聖書の勉強をさせてもいいだろうか?」
「まだ少し早いのではないか?」
などと信頼度を測って、落とすタイミングを決めていた。
じっくりと時間と手間をかけて、信者になったAさんは疑うことはなく、加害者側になって信者を増やしていった。
そんなAさんの信仰が終わったのは、その教団が事件を起こしたからだ。
当該のS教団は、韓国のキリスト教系の新興宗教団体だった。
信者には「自由恋愛禁止」「合同結婚式で相手を強制的に選ぶ」という人権を無視してまでもピュアさを求める教団だったが、教祖は全く逆の行動をしていた。
教団は、見た目が良い女性信者を多数“貢物”として届け、教祖は数多くの性的暴行をした。
女性を風呂場に裸で並べさせて、順番に性的暴行をしていったというスキャンダル記事も出た。
日本人の女性信者も、今日その元へ送り込まれ性的暴行されたという。
その後、韓国国内で刑事告発され、教祖は国外に逃亡した。
そして2007年、中国のアジトに潜伏している時に逮捕された。
その状態になってAさんははじめて、
「え? さすがにおかしいんじゃないか?」
と疑ったという。
そして信仰を捨てた。
教祖のスキャンダルさえ出なければ、今も信仰を続けていた可能性があったと、Aさんは語った。
さらにAさんが女性であったら、教祖に性的暴行されていたとしても全くおかしくなかった。
信者は、Aさんに対し
「オウム真理教のような新興宗教ではない」
と言って誘ったが、実際には大差ないのカルト団体だったと言えるだろう。
そして何より恐ろしいのは、この団体は今でも活動を続けており、日本でも活発に活動しているということだ。教祖が逮捕・服役した後、つい最近になって日本で宗教法人格まで取得した。
「そういう事態になっても信仰を捨てなかった人はいます。むしろ
『それこそが陰謀だ。教祖はあらぬ罪で逮捕された』と考えています」
藤倉さんが、現役の信徒に
「女性を風呂場に裸で並べさせて暴行していた」
件をどう思っているかを聞いた所
「私だって娘とお風呂に入っています!!」
と切れられたそうだ。
娘と風呂に入るのと、教祖が酒池肉林をするのでは全然違うが、でもそういう違いすら見えなくなることもあるのだ。
ゆめゆめ注意して欲しい。