発達障害グレーゾーンの進路 ~選択肢が多くてもどこにもピタリとはまらない。二次障害を恐れる気持ち~

お役立ちコラム

発達障害グレーゾーン児の親の悩みは

「選択肢が多いがどれも自分の子にはピタリと当てはまらない」

というものだと思う。

 

筆者自身も発達障害グレーゾーンなのでよく分かるのだが

得意と苦手、興味のあるなしで発揮できる能力が大幅に変わる。

だけど、筆者の場合は、苦手も努力で克服できたので

なんとか大学を卒業し、就職もした。

 

現在は完全テレワークで社長業をしているが、テレワークでなかったら

働けないかといえばそうではない。

今まで働いてきた会社は、テレワークではなかったし

電話応対は少々苦手だった…という程度だった。

 

かといって、多数派に合わせて働くことが平気だったかというと

過剰適応してしまい疲れ切ってしまうことも多かった。

 

自分のことならば努力でどうにでもなると思えるけれど

子どものこととなると、どうしても無理はさせたくない

つらい思いはさせたくないと思ってしまう親心。

 

それと反して、ここで甘やかしてしまい子どもの将来の芽を

詰んでしまうのではないかという気持ちもある。

 

今週はWISCも受け、教育委員会や学校との話し合い。

 

筆者が感じるのは、学校教育も制度も重度の発達障害児者には

ルートが確立されているけれど

軽度・グレーゾーンに対するものは手探り状態で

誰も正解が分からないということ。

 

息子の転学先候補の学校も、数年前までは

肢体不自由か病弱な児童しか受け入れていなかったので

息子のようなグレーゾーン児を受け入れだしたのは

最近のことだという。

 

それなので教育委員会も親も少ない情報の中から

今現在のベストな道を選択していくしかない。

 

だけど、一番大切なのは

「今のお友達や先生と離れてももっと勉強がしたい」

という息子本人の希望だ。

 

筆者は自分の子どもであろうと、まだ小学校2年生であろうと

その選択は尊重したい。

親も先生もしょせんは本人ではない。

長い人生を歩んでいくのは、息子自身なのだから。

 

 

 

 

 

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