ペットの死骸を燃えるゴミに出す人はサイコパスなのか?

ペットは動物だから死ぬ。死んだら、もう生き返らないし、死骸はドンドン腐って行く。
かなり昔の話だが、とある事情があって、やや大型の動物を処理しなければならなくなったことがある。
その動物の飼い主は失踪してしまい、飼っていたペットの死骸だけが部屋に残されていた。発見時に死骸は腐ちかけており、どうしようもない状況だった。放っておけばいずれ近所の人に通報されるだろう。
困ったあげく、その家があった新宿区の区役所に電話をしてみた。電話口の担当者は、
「燃えるゴミで出してもらえれば、引取ますよ」
とそっけなく答えた。
「え? 燃えるゴミでいいんですか?」
と思わず聞き返してしまった。
半信半疑のまま、ビニール袋に入れて出すと、本当に死骸は運ばれていった。
あれほど「ほっ」としたことは人生で何度もない。
2021年3月15日現在、新宿区のホームページを調べてみると、
『私有地内で犬や猫などの動物の死体を発見した場合は、私有地の管理者が処理することになっていますが、やむを得ない場合は、管理者の届出により清掃事務所が処理します。この場合、手数料が1頭につき3,000円(25kgまで)かかります。
新宿清掃事務所 電話03-3950-2923』
と書いてあった。「やむを得ない場合」と条件がついているし、届け出を出さなければならなくなっているが、やはり清掃事務所が処理をしてくれる。
杉並区のホームページでも調べてみると、条件はだいたい一緒だが一頭につき3,100円と100円高かった。
今僕が住んでいる、東村山市の情報も調べてみる。
『動物死体の引き取りをご希望される方は、以下のお手続きをお願いします。なお、引き取りました動物死体は府中市にある慈恵院において、合同で供養、火葬、埋葬されておりますので、お骨はお返しできません。
電話:042-306-0912(粗大ごみ・動物回収受付センターで受け付けています)
受付曜日:月曜日から金曜日(年末年始を除く)
受付時間:午前8時30分から午後5時まで
手数料:5,200円/匹(飼い主が不明な動物は無料)』
だそうだ。
「やむを得ない場合は」という文言はなくなったが、一匹の手数料は高くなっている。
ただし、自分でごみ焼却施設「秋水園」に運べば、2500円ですむ。
個人的にはとても助かったシステムだったので、ネットニュースで紹介した。そうしたら、ものすごく怒りのクレームが来た。
「自分が飼っていたペットをゴミと一緒に燃やすなんて、サイコパスだ!! 犯罪だ!!」
と罵られた。犯罪もくそも、地方自治体が決めているルールに則った行動だ。
「動物をモノみたいに扱うな!!」
と言われた。動物の“物”は“モノ”だ。死んで動かなくなったら、モノそのものである。モノはモノのように扱ったら良いだろう。
「ちゃんとお寺などで弔ってあげないとかわいそう」
だとも言われた。大乗仏教なんて、基本的には人間以外の動物を畜生だと言って蔑んでいる。
「勝手に蔑んでおいてなにが弔いだバーカ」
と思うし、リアルな話をすればそういうペットの葬儀や火葬の業者は悪徳業者が多い。そして悪徳業者を見抜くのはとても難しい。
新聞の過去のニュースを調べてみると
『最初は6万円と言っていたのに、いざ頼んだら40万円に値上げされてしまった』
という例が紹介されていた。
そもそも自分で焼却炉に持ち込んでいたら2500円だったのが40万円である。
ただ40万円かかっただけではない。脅されて、嫌がらせをされて、40万円むしり取られるのだ。何年経っても消えない嫌な思い出になるだろう。
火葬せずに、死骸を野山に捨てていた業者が捕まった事件もある。自分のペットが適当に捨てられるのは、飼い主としては相当嫌じゃないだろうか?
もちろん、ごみ焼却施設で焼いたら“生焼け”で終わることはない。ベリーベリーウエルダンである。骨も残らない。気持ちスッキリである。
個人的には、その方がいいと思うのだが、いかがだろうか?