『ペットの安楽死』はタブー? ~治療費にどこまでお金をかけるべきかは、積極的に話し合うべき~

単純に
「『手術に高額な値段がかかる』ならば、安楽死をしてください」
という人もいるという。
これはなかなか日本人には言えない。というか日本人は安楽死を選ばないのはもちろん、そもそも安楽死という手段があることすら認識していない人が多いという。
これは飼い主だけの問題だけではない。日本の獣医には
「安楽死をして欲しい」
という飼い主に対して批判的だったり、反対する人もいるという。断固として安楽死という選択肢を絶対にとらない獣医もいるという。
僕なんかは天の邪鬼なので、逆に獣医が
「金を稼ぐために、安楽死を断って、お金がかかる治療を選択させているのではないか?」
と訝しんでしまう。
そこまで強い発言するんだったら、
「金も獣医が払えよな」
と思ってしまう。
なんにしたって金は飼い主が払うのだ。
「飼った以上は最後の最後まで一緒に頑張りましょう」
と正論を言われてしまっては、飼い主としては反論しがたい。
だが一つ反論するとするならば、そんなにダラダラと延命させられて、当のペットは幸せなのか? という話である。
当然、延命治療されている動物は生きているだけでギリギリの状態だ。1日5000円の酸素ルームに入っていなければ死んでしまうような状態では、自然界ではとっくに死んでいる。
「長生きできて幸せ」とも言えるが「自然では感じなくて良かった苦しみを味わわされている」とも言える。
ギリギリまで治療で生かせた結果、長く苦しませてしまったという罪悪感が残るケースもあるし、ペットの死に際の苦痛に満ちた状態がトラウマになる人もいるという。
個人的には、ある程度の段階で安楽死させてあげるのが、飼い主にとっても、ペットにとってもいいのではないか? と思う。
ちなみに安楽死では、鎮痛催眠薬のペントバルビタールナトリウムが使われる場合が多いという。値段を調べてみたのだが、具体的に提示している病院はほとんどなかった。
5000円~数万円で行えるようである。
こういう話はタブーにして隠していくのではなく、オープンにして話し合う方が良いと思う。