最後に少しシリアスなことを言いたい。
僕が某所でホームレスをテーマにしたイベントを開催することになったときのことだ。
ブログにイベントの開催を告知すると、コメントがついた。
「初めてのコメントです。
私は以前、○○に住んでいて○○○でボランティア経験もあります。
野宿者が、どのような経緯で野宿されてるかご存知ですか?
どんな気持ちで野宿されてるかご存知ですか?
○○の事を知らないくせに野宿者を笑い者にしないで下さい。
不謹慎すぎます。
野宿者に対して失礼です。
謝れ!!」
(○○は地名)
というものだった。
書きすすめるに従い興奮してきて、最後は
「謝れ!!」
となるのがいかにも運動系の人だよなと思ったが、そこまで強い言葉でもなかったので、画面をキャプチャーした後、コメントを削除して放置した。
それで終わりだと思っていたが、終わらなかった。
詳しくは書かないが、イベントの日にだまし討のような形で大勢からリンチされるよう仕向けられた。
この話は、僕がリンチされる様子を撮影するのを目的に、ビデオを持って現場に来ていた彼らの仲間から
「せっかくボコられる様子を撮影に行ったのに、撮れなくて残念だった」
と伝えられた。少なくとも、僕をリンチする計画は立てられていたのだろう。
運良く切り抜けられたが、僕は一歩間違ったらリンチされていた。下手したら殺されていたかもしれない。
もっと言えば、元動物愛護団体の人にも、新興宗教団体の人にも殺されたっておかしくない。現実にそういう恨みを持った殺人は時々起きている。
クレームが来た時に、僕が
「すいませんでした」
と謝っていたら、暴力は回避できたのかもしれない。
そもそも、誰かを怒らせるような記事を書かなければ、憎しみを持たれないかもしれない。
もちろん「表現の自由」や「報道の自由」があるから、暴力を恐れて記事を書くのをためらう必要はない。ただいくら必要はなくたって、殺されてしまったら何もかも終わりだ。
それ以来僕は、ヘイトの強いクソリプ、クソコメがつくたびに
「ひょっとしたら、この人に殺されるかもしれないな」
と覚悟する。
何が正解なのかは、結果が出るまでは分からない。こうしたら大丈夫というアドバイスもできない。
皆さんは自分の頭でよくよく考えて、最善の手だと思える行動を取ってもらいたい。