間違いだらけの薬選び ~現役薬剤師が語る「絶対ダメ」な薬の飲み方とは?~

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【処方薬だけはなく市販薬でも薬物依存になる】

薬物依存症というと、多くの方はコカインや覚せい剤など違法薬物の乱用を思い浮かべると思う。しかし、長期に渡り、服用していれば、身体依存(体が薬物の成分に依存すること)や精神依存(その薬を飲まないと不安になること)が生じる。そして、患者側は処方された薬をきちんと飲み続けることを「正義」だと思い、飲み続ける。

 

また、処方薬よりも効き目が弱く、安全に思える市販薬だが、市販薬による薬物依存も近年増加している

 

(図:厚生労働省 2019年 医薬品・医療機器等安全性情報 No.365

https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/000542417.pdf

 

2019年の厚労省の「医薬品・医療機器等安全性情報」を見ると、市販薬への依存症の比率の高さがお分かりいただけるだろう。

 

 

これはどこのドラッグストアにもだいたい置いてある風邪薬だが、我が家では常備薬である。風邪をひいたときの常備薬がある家庭は多いと思うが、その副作用をじっくり読んだことのある方は少ないだろう。

 

その一部を抜粋する

[関係部位:症状]

皮膚:発疹・発赤,かゆみ

消化器:吐き気・嘔吐,食欲不振

精神神経系:めまい

泌尿器:排尿困難

その他:過度の体温低下

 

[重篤な症状]

ショック(アナフィラキシー)、肝機能障害、腎障害、再生不良性貧血

 

こういったリスクのあるものを私たちは簡単な気持ちで、服用している。

 

「頭痛持ちの方などは、鎮痛剤を常用している方も多いと思います。だけど、鎮痛剤にも依存性があり、薬を飲まないと頭痛が起きるという不安から、飲み続けてしまう人がいます。どんな薬でも長期間に渡って服用していれば、体に異物を入れているのですから、体にいいことはありません」

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