元TOKIO山口メンバーが飲酒運転で逮捕 アルコール依存症で身を滅ぼす人たち(再録)

アルコール依存症は「否認の病」といわれ、自分が依存症だということを認めることはありませんでした。
「自分はパートができているからアルコール依存ではない」「肝臓の数値が悪くないし、問題ない(実は肝臓が強い方が問題)」と周りの人間関係は破綻しているのに認めることはありませんでした。
定年後に年金とパートと貯金で生計を立てていましたが、あっという間に貯金は尽き、私からすると充分な年金+パート代にも関わらず、職場の人や昔からの知人にごちそうしてしまう、お金が入ると孫のおもちゃ代に全て使ってしまう。結果的に、月末にはお金がなくなって私に無心するようになる。
縁を切る1年ほど前から
「どんなに生活に困ってもお金は貸さない」
を徹底しました。
自分と子どもの生活が成り立たなくなってしまうからです。
その間、娘の私は精神科や行政に相談をしました。だけど、本人が否認している限り、支援につながることは難しい。
前頁で書いたようにお金を貸さなくなると、家に何かと用事を作って遊びにくるようになりました。その際に食費に困っているので、息子の買い置きのお菓子をくすねて食べてしまう。大人の私は見て見ぬふりでしたが、自分のお菓子を取られる息子にとり、許せることではなかった。
ある日
「じいじは大人なのにどうして僕のお菓子を取るの?それは僕のお菓子だよ!ママが買ってくれた僕のお菓子なのに何で食べちゃうの?」
息子は父に迫りました。
父は形相を変え、小学校1年生の孫にむかい
「このやろう!泥棒みたいに言いやがって!誰がおもちゃ買ってやってると思ってるんだ!二度とお前と遊んでやらないぞ!!」
と言いました。
その時に、子どもへの影響を考え、縁を切ろうと決めました。
だけど、親子です。
「自分は薄情なのか」
「世間ではアルコール依存症の人の家族に対し責めたらだめだというじゃないか」
とかなりの葛藤がありました。