元TOKIO山口メンバーが飲酒運転で逮捕 アルコール依存症で身を滅ぼす人たち(再録)

お役立ちコラム

そこで救われたのが内科の主治医の先生の言葉でした。医師に「アルコール依存ってどうにかなるんでしょうか」とこぼしたんです。

 

その医師は「実は自分の父親もアルコール依存症だった」という話をしてくれました。

「僕は雪国の出身なんだけど、雪の線路の真ん中で死ぬって言って、寝っ転がる父親を止めに行く母親をみるのがいやだった。死ねって思って育った。田口さん、自分の人生を生きなさい。自分と息子の幸せのためにお父さんを切り捨てなさい。薄情だなんて思うことはない。田口さんにも自分の人生を生きる権利があるんだ」

 

その言葉で、決心がつきました。幼いころから、お酒で「狂う」父をみて育った私には救いの言葉に聞こえました。

 

そこから私は父の住まいの近所の内科兼心療内科の医師に、事情を話して、区の定期健診などで父が受診した際には、アルコールの問題を診て欲しい旨を伝えました(その後、知人経由で父が受診し、「アルコールで人間関係が壊れているのであれば依存症じゃないかと言われた」と父が話していたと聞く)。

 

また23区在住なので、区の社会福祉協議会に電話をし、状況を伝え、定期的に訪問して接点を持って欲しいとお願いしました。

 

やるべきことは全てやったと思い、今は父との接点はありません。

 

アルコール依存症の家族を抱えている方に、経験した私から伝えたいのは自分の人生を大切にして欲しいということ。親だろうが肉親だろうが、自分の人生を壊してもいい権利など持っていないのですから。

 

これを読んでいるあなたは充分に苦しんだと思います。そして、自分の経験を話したときに「実は自分の親(夫)も…」という人がすごく多かったです。

 

周囲に何人かいましたし、身近な問題だと思いました。

 

そして、そんな親を見て育った私はお酒をやめました。親のそういった姿を見て育った子の中には、自分は親の姿を見て断酒したという方も多いと感じます。それだけアルコール依存問題は根深く、周囲の人間の心にも傷を残すんだと思っています。

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