47歳フリーランスライター独身男。「家を買うべき?」「借家に住み続けるべき?」最終結論。

そのほか

ちなみに結婚している知人に話を聞くと、
「嫁が絶対にリフォームした部屋じゃないとダメって言うから、ちょっと割高だけどリフォーム済みのマンションを買った」
と、言っている人がいた。たしかに人の手垢がついた場所で生活するのが嫌って気持ちもわからないではないが、正直3日もすれば慣れた。

 

皆さんには、リフォームなしの物件をおすすめしたい。

 

そして最後にデメリットを書きたいと思う。
まずこれは人によるのだが、『東村山市』をデメリットと思うならば、デメリットだ。
僕はフリーランスなので通勤がない。ただ「どこに住んでも大丈夫」というわけでもない。出版社は都心部にあるし、取材も都内が多い。
「山梨の樹海のそばのコテージに住む」
とかだとちょっと厳しい。

 

東村山は新宿まで電車で30分前後なので、毎日都心部に出るわけではない僕にとってはギリ大丈夫なラインだった。
通勤時間的には大丈夫でも
「オシャレな街に住みたい」
「美味しいお店がいっぱいある店に住みたい」
という人にはあんまり向いていない。

 

ちなみに知り合いが新宿区の東中野駅近くに、僕のうちよりやや狭いくらいの物件を買ったのだが、値段はなんと7倍だった。
その値段ならローンを組まねばならず、せっかく家を買っても、QOL(生活のクオリティ)が下がったと思う。

 

そして僕が一番デメリットに感じたのは、マンションの人付き合いだ。
現在月ごとにかかるお金は、修繕費などの積立の2万円だけと比較的安いのだが、これには理由がある。自主管理のマンションだから、管理費がかからないのだ。
マンション前の掃除、ゴミ収集場所の管理、修繕費の回収、などを全部自分たちでやらなければならない。

 

これがなかなかめんどくさい。サボりたいところだがそうもいかない。

 

年に2度集会があるのだが、積極的に参加しない新規住人はひどく悪口を言われていた。

「あのお宅、洗濯物も干してないのよ。どんな生活してるのかしら?」

「やっぱり、日本人で、所帯を持っている人しか信頼できんな」

などと、かなり差別的な悪口も耳に入った。おそらく僕も顔を出していない時は、悪口を言われているだろう。

 

そして集会は予想に反して、非常に殺伐とした雰囲気が漂っていた。軽い経理ミスを糾弾したり、些細なことで言い合ったりしていた。
(まあ年に数回我慢すればいいだけだろう……)
と思ったが、そうは問屋がおろさなかった。

 

持ち回りで、2年目にして役員をしなければならなくなってしまった。

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