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幼い頃の虐待の記憶を引きずるサバイバーたち|後天的な発達障害とは?愛着障害で摂食障害だったわが子

虐待,子ども

悔しくて悲しくて惨めで、だけどとても幸せだった生活保護受給者の話① ~正社員からいきなりホームレスに!!~

 

安心できる環境にいると赤ちゃん返りすると言われたが、息子は筆者と一緒に暮らしだしてから、赤ちゃん返りした。通常、離乳は生後5~6か月からするが、赤ちゃん返りした息子は離乳食すら受け付けなくなり、粉ミルクしか飲まなくなった。そして、喃語すら話せなくなった。

子ども、哺乳瓶

 

反応性愛着障害に対する養育方法に関する情報は、当時、とても少なかった。情報がない中、区の保健センターは、即、相談支援員さんをつけてくれた。

 

先ほど、反応性愛着障害の症状は発達障害(特にADHD)とそっくりだと書いたが、息子はとにかく酷い多動だった。一瞬もじっとしていることがなく、当時の写真は寝ているか走っているものしかない。

走る子ども
感覚過敏がひどく、靴も履けずに走っていた当時

 

「小さな悪魔」と思うほど、多動はひどかった。包丁や食器類を取り出して、投げる。チャイルドロックをかけても、解除して、部屋中のものを壊してしまう。どこに行っても、人にぶつかることも無視して、走って行ってしまう。車の前に飛び出してしまう。筆者が寝ている間に洗面所の水を出しっぱなしにして、朝起きると、部屋が湖になったこともある(計測したら、水の量はプール一杯分あった)。何をするか分からずに、不安になった筆者は、夜も熟睡できなくなった。目が離せないので、食事は5分で立ち食いだった。それくらい、多動は激しかった。

 

一番、困ったのは、摂食障害だった。とにかく、目の前にある食べ物を手づかみで食べられるだけ食べる。そして、その後、すべて吐き戻す。部屋は常に嘔吐物のすえた臭いに満ち、すべての家具がかびた。おそらくまともに食事もしていなかっただろう息子は、目の前に食べ物があると、食べられるだけ食べてしまう。吐き戻し、こちらを確認する姿は、まるで「本当に僕を見捨てないのか」と親を試しているようだった。当時まだ2歳の子だ。筆者は心中を考えるほど悩んだ。