『生活保護受給者になるくらいなら自殺』という人のプライドの高さと脆さ


厚生労働省自殺対策推進室が発表している、自殺の理由の統計を見てみると、圧倒的に健康問題が多く、次いで経済・生活問題、家庭問題、勤務問題、男女問題、学校問題と続いている。
「たとえ病気でも、どんな状態でも最後まで生きなければダメ!! それがあなたに与えられた命に対する義務!!」
と言う人もいる。
だが多分そういう人でも、麻薬カルテルに目の前で家族知人を全員惨殺され、本人も吊るされてナイフで顔の皮を剥がされたら、
「死にたい!!」
と思うはずだ。その状態でも、なお生きていたいと思える人はあんまりいないだろう。
誰だって追い詰められたら、自殺を選ぶ可能性がある。
そして一旦自殺を決意した人を、引き止めるのはとても難しい。
僕は
「自殺したいと思っています」
と告白されたことがある。
相談ではなくて、告白である。
数年前、大阪のトークライブハウスでトークをしたあとに、僕の本を持っている人にサインをしたり、少ししゃべったりする時間があった。
何人かと交流して、最後の人の番になった。マスクしていたので顔はよくわからなかったが、4~50代の女性だった。
とてもテンションが高く、僕に会えたのが嬉しかったと伝えてくれた。
「今日は本当に村田さんに会えて嬉しかったです。昨日、福岡から出てきて、今日村田さんに会って、それで明日樹海に行って自殺するんです!!」
ととても明るく告白された。
最初は言葉の意味が分からずにポカンとしてしまった。
文字通り「明日死ぬ」という意味かと理解して、さすがに動揺してしまった。