『生活保護受給者になるくらいなら自殺』という人のプライドの高さと脆さ

そのほか

なんとか、自殺を先延ばしにできないものか? と思い、

「ああ、えーと、来年に新刊が出るので、それを読んでからにしてはいかがでしょう?」と言ってみた。
今思えば、自殺するって言ってる人に本の宣伝をしてるみたいで気持ち悪い感じが、それくらいしか思いつかなかったのだ。

 

その女性は一瞬迷った顔をしたが、

「ああ、でももう決めたことなので(予定通り自殺します)。それでは!!」

とニコニコ笑って足早に去っていった。

 

その後、彼女が本当に自殺したのかどうかは僕にはわからない。

 

実は最近再び、これとよく似た「自殺の告白」をされた。
やっぱり引き止める言葉は浮かばなかったし、とても引き止められるとも思えなかった。

あまりものごとに動じないほうだが、さすがに悶々としてしまい寝込んでしまった。

 

「自殺しようかどうしようか悩んでいます」

という人だったら、相談に乗ることはできる。
借金地獄だったらお金を貸すとか、生活保護が受給できるようケースワークする……とか解決法も見つかるかもしれない。

 

ただ「自殺する!!」と決心した人の心を変えさせるのはとても難しい。
実際、身柄を抑留して、拘束衣を着せるなどして物理的に自殺できないようにするしかないかもしれない。ただ、現実問題としてそんなことはなかなかできないし、それが正しいとも思えない。

 

ならばできることはと言えば、そもそも死にたいと思わないようにすることだ。

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