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「ホームレスは汚い、臭い」は本当?|ホームレスの衣類事情と、その奥に潜む深刻な問題

ホームレス,イラスト,村田らむ

上野公園にいた全身ボロボロの服を着たホームレスに話を伺おうとした際
「自分は四国の会社の社長をやっている。人材を求めて上野に来た。なかなか人が見つからないから困っている。よかったら、あんた働くか?」
と真顔でスカウトされたことがある。ホームレスは取材に対して軽度な嘘をついたりホラを吹く人も少なくはない。しかし、後日、同一人物に話を聞いた際も、同じ内容の話をしていた。そこで、どうやら、本気でそう信じているということがわかった。ボロボロの姿形でファストフードの廃棄ポテトを食べている自分と、社長である自分が、矛盾せずに同居しているのがとても不思議だった。

 

炊き出しの列

ただ上野で出会った別のホームレスの男性は、ボロボロの身なりだったのだが認知症ではなかった。
彼は服をたくさん重ね着していた。一番下はパンダの絵が描かれたかわいいTシャツで、その上からシャツやジャンバーなどを何枚も重ね着している。重ね着しているのがわかるように着ているのがポイントのようだった。特徴的な太いズボンを履き、靴は左右違う物を履いていた。もちろんキレイではないのだが、臭くもない。

 

彼などは、マスコミでインタビュー対象のホームレスを探している記者などは、思わず話しかけてしまう。一般のおしゃれなカメラ女子だって、思わず写真を撮らせてくれませんか? とお願いしてしまうほどの魅力があった。

 

そして、そのホームレスの男性は、話を聞きにきた人に
「1000円くれたら写真撮っていいよ」
とお金を求めていた。アフリカなどを訪れると、少数民族が観光客に写真を撮らせてお金を稼ぐ人たちがいるが、同じようなものだ。
「それくらいなら……」
と払うメディアの人や一般人も少なくない。ちなみに話を聞くと、まずまずの金額を稼いでいて

 

素直に感心した。