ボビー・オロゴン DVで逮捕を受けて ~身体的な暴力だけじゃない。DV地獄の現場~

お金を取り上げられ、仕事も失った私は元夫の許可がないと、実家に帰る電車代すら出ない状況になった。両親に心配をかけたくなかった私は、親からの電話にも「元気で暮らしている」と答えるしかなかった。
なぜ、このような状態になっても逃げなかったのか?
皆さん、疑問に思うだろう。
DVにはサイクルがある。

(図:とよなか男女共同参画推進センター http://toyonaka-step.jp/dv_top/dv_03/)
ずっと暴力を振るわれていたら、当然、すぐに逃げ出すが「ハネムーン期」と言われる時期には結婚前のように優しい夫に戻ったのだ。
「自分の態度が悪かったから」
「きっといつか元のように戻ってくれる」
「優しいこともあるし、本当はいい人だ」
そういった思いから、離れられないでいる女性はとても多い。
しかし、私にも離れようと決断する出来事が起きる。結婚2年目のことだった。元夫の上司と3人で飲みに行くことがあった。その際、私の様子を見た上司が「K君…君は奥さんのこんな暗い表情を見て何も思わないの?奥さん、笑わないよね。それが愛情なの?K君、それは愛情って言わないよ」と夫を責めた。
それが当たり前の生活になっていた私は目が覚めた思いだった。涙が止まらなかった。いつから笑顔を失ったのか。いつから夫の顔色を窺って行動するようになっていたのか、