「その沼入るべからず —CASE4#布おむつ」|紙おむつで育つと反抗的で反社会的な性格になる?!

コラム

赤ちゃん

育児の世界は「子供に何かあってはいけない」という責任感から、「昔ながらものが安心」という主張を受け入れがちです。しかし今の時代に、専業主婦や同居家族が多かった時代と同じことをしようというのは無理があるでしょう。おむつで「昔はよかった沼」にとらわれると、その先は機能的なもの、便利なものを拒否する連鎖が始まります。ベビーキャリーよりも、おんぶ紐。市販のベビーフードはもってのほか。スマホやTVは発達を妨げる。合成洗剤や除菌は免疫力を下げる。薬よりも免疫力UP、白砂糖は悪……いわゆる「自然派育児」の沼です。この沼は、単純に手間やお金がかかることに加え、「正しい親」である自負の獲得が目的となり、子供にあっているかどうかは二の次になるケースも少なくないのが困りもの。環境や健康に関心が高いのは素晴らしいことですが、子供と自分が困っていないか? 不自然な主張が混ざっていないか? 一度客観的に、友人や家族にジャッジしてもらうのもいいでしょう。

 

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