ターゲットが男性の場合は、もっと話が早い場合もある。
「男性はハニートラップにかけます。ハニトラができる人は2人しかいなかったですね。30歳くらいのキレイな女性でした。1人は元AV女優だったそうです。私はやっていませんでした」
ターゲットの男性に話しかけ、一緒にホテルに入る。ホテルに入った時点の写真が撮れれば完了だ。
実際にホテル内で行為に及ぶかどうかは本人に任されている。「お腹が痛い」と言って帰ってもいい。
気合の入った女性は、ターゲット男性に好かれるために手作りのお弁当を渡したりもしたそうだ。
ハニートラップで引っかからない場合、男の工作員がターゲットと友達になるように仕向ける。これは時間がかかる作業になる。
「ただ、ホテルに入る写真をターゲットのパートナーの女性に見せても
『は? なんですか? あなた誰ですか?』
と警戒されて、全く話を聞いてもらえないこともありました。そう簡単には別れませんし、例え別れたとしても私たちの工作のせいで別れたのか、普通に熱が冷めて別れたのかもわかりません。強い手応えはない仕事でした」
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