新興宗教二世信者が天真爛漫に勧誘する現実|『信仰の自由』は誰のためにある?

『宇宙人を神様として信仰する、セックス教団』に潜入している時にも、二世信者との出会いがあった。比較的、新しい団体なので、基本的には一世信者が多かった。
二世信者は親に連れてこられた子供の信者だ。
教団の最大のイベントは、夏合宿だった。夏場の空いているスキー場の大きなホテルを貸し切って行われていた。
全国から集まった信者数は400人強、教祖もずっと滞在していたし、海外の信者の人たちもたくさん来日していた。
初日24時間断食した後、食事も会話もそしてセックスも開放される。
「オールウェイズ!! オールウェイズ!! オールウェイズ!! コンドーム!!!!」
と舞台の上で教祖が手を上げながら叫ぶ。信者たちも
「オールウェイズ!! オールウェイズ!! オールウェイズ!! コンドーム!!!!」
と答えて盛り上がった。
フリーセックスと言っても、いたる場所でセックスが繰り広げられるわけではない。
ただ、お風呂は混浴で、夜中地下ルームでは裸に近い格好で踊るダンスパーティーが繰り広げられている。
大人たちは、
「ミステリーサークルがうんぬん」
「葉巻型宇宙船がうんぬん」
などと、愚にもつかないことを話している。
単純に、
「子供がいていい環境ではないな」
と強く思った。
『男装・女装パーティ』というイベントがあり、参加していたおばさんの部屋に服などを借りに行った。
毎年、開催されているので、長年信者を続けている人は心得ていて女装用の服や化粧品をたくさん持ってきてくれていたのだ。
おばさんの部屋にいると、子どもたち数人が集まってテレビゲームをしていた。
なんだかネグレクトされているようで、かわいそうだった。
いろいろあって子どもたちの相手をすることになって、ホテル内にあったカラオケルームに行った。楽しそうにはしゃいでいたのを覚えている。
ちなみにカラオケルームは、
『ホテル内でセックスをする男女』
が利用して良いとされていた。
基本的にホテルは集団部屋なので、いざいたす状況になると場所がなくて困ったりする。そういう時に、カラオケルームを借りて、いたすわけだ。もちろんカラオケルームとして使っても良いが、ほとんどいなかったと思う。
そんな部屋で、
「子どもたちがカラオケを歌っている」
状況は、決してまともではない。
こんなシチュエーションに子どもを放り込むこと自体、虐待だと思った。