マイノリティのためのお役立ち情報&コミュニティ

生活困窮者支援 ~仕事の切れ目が屋根の切れ目。ボストンバック1つで全国を転々とする、路上・車上生活者への支援の現場~

また時には、触法し、執行猶予中の人の相談に乗ることもある。

 

「収監されていた人に執行猶予判決が下ると、その後の住まいや支援につながるなどの環境調整役は弁護士さんです。ですが、弁護士さんにより、裁判が終わったらすぐに関わりを終了する人もいれば環境調整まで関わる人もいる。当番弁護士さん、国選弁護士さんによって当たり外れがあるんです」

 

一文無しで釈放された触法者が、福祉の支援につながることがなければ、万引きなどの再犯につながることはたやすい。司法と福祉との連携の悪さを解消していくことは、八木さんの今後の課題だという。新型コロナの影響は八木さんの法人でも出ているのだろうか。

 

「私のいる松本市周辺では、爆発的に相談者は増えていません。じわじわと増えてはいます。今は、役所の申請窓口に人が殺到しています。逼迫した状況の中で、相談する余裕はなく申請窓口に直接行く人が多いです。ですが、緊急小口資金、住居確保給付金、特別定額給付金の申請に関する相談は増えていて、申請窓口の面会は予約で埋まっています。今後はもっと増えていくかもしれません」
現状では、新型コロナウィルスの影響が濃い相談が増えてはいるが、爆発的に増えているわけではない。

 

緊急事態宣言前から、八木さんの法人は開所したままだ。宣伝はしてなくても、相談者は尽きない。電話での相談では解決しないことも多い。なので、対面での支援を続けている。