ビルからの飛び降り自殺の後遺症を抱えながらグループホームで共同生活 ~全般性不安障害の男性の生活再建~

障害者ルポ日本語

【ビルの4階から飛び降り自殺 そして複雑骨折】
「どの建物がいいか、1~2カ月探しました。桜の見える場所でした。煙草を吸って、そのビルの4階のらせん階段まで駆け上がりました。人が来たんでやばいと思って飛び降りました」

 

16時頃だと記憶している。彼女に給料を全て渡して、覚悟の上で、自殺を図った。

 

幸い命はとりとめたが、足や腰を複雑骨折し、足の裏は骨折でぐちゃぐちゃとなった。

 

一般的に本気で死にたい人は、頭から飛び降りるというが、名波さんの怪我は足の裏が一番重傷だった。自殺を決意しながらも名波さんは、心の中に生きたいという気持ちが残っていたのだろう。

 

自殺未遂の結果、10年経った今でもボルトを入れた足腰は自由が利かないという。

 

 

「持っていたバックからは携帯灰皿に、吸ったばかりのたばこの吸い殻が出てきたそうです。母からそんなときでもポイ捨てはせずに、携帯灰皿に吸いがらを入れたんだと聞かされました」
名波さんの真面目な人柄がそこからかいま見える。

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