「自立」ってなんだ? 僕の考える3つの要素

コラム日本語

最初に言ったとおりこれには当然いろんな異論もあるだろうけど、ともかく今の僕はこういう考えに基づいて、「税金だろうがなんだろうが、とにかく自分の生活に必要なお金を得ることができていて、その範囲で生活をやりくりできているなら、それを『経済的自立』と見なしてもいいんじゃないの?」と思っているんだ。そしてこれについても、必ずしも本人だけで成し遂げる必要はなくて、誰かに助けてもらっていてもいいから、そういう状態ができていれば、それで「自立」と言っていいと、僕はそう思っている。

 

こんなふうに、僕は

1,自分のことを自分で決められること(=自己決定できること)
2,自分の時間・空間を確保できていること(=プライベートがあること)
3,自分の生活に必要なお金を得られていること(収入の範囲内で生活を成り立たせることができていること)

っていう3つの観点から、「自立」を捉え、定義した。これはひと言でまとめると、「自立っていうのは、自分の人生を、主体的に、自分らしく生きていくことだ」って言ってもいいと思う。
そしてそのうえでさらに言うと、僕は自立を、「本人(自分自身)だけの力で実現・維持できること」だとは思っていないんだ。自分の人生を主体的に、自分らしく生きていくためには、助けが必要だ。そしてこれは僕だけじゃなく、「障碍者」だけでもない、みんなそうなんだと思うんだ。自分らしさは、単独では存在しない。みんなが支え合ってはじめて、自分らしさが醸し出され、育っていく。僕は、そんなふうに思ってるんだ。

だからさ、こんな僕は、少し「挑発的」に見えることを覚悟で、あなたにもこんなふうに訊いてみたい。
あなたは本当に、自立できていますか?自分の人生を主体的に、あなたらしく生きられていると思いますか?

 

さっきの3本柱は、1の自己決定は言うまでもなく、2は「ワークライフバランス」の問題として捉えることもできるし、お金のやりくりに努力・工夫を凝らしてるのも、誰にだって言えることだと思う。そしてさ、「自分らしく生き続ける」ことに、終わりなんかない。それなら「自立するっていうのは、自分の人生を自分の作品として完成させる、その終わりのない過程だ」って言ったっていいのかもしれない。じゃあこれもやっぱり「みんなの問題」なんだって、そういうことになるんじゃない?

 

でもこれはもちろん、僕の意見だ。だからあなたにはあなたの、みんなにはみんなの、それぞれの意見があるんだとも思う。だから今自分が自立できてると思っているひとも、自立できてないと思ってるひとも、よかったら一緒に考えてくれたら嬉しい。だってこれはやっぱり難しいけど、大切な問題だから。
あなたにとって、「自立」ってなんですか?

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