正規雇用であっても死ぬほど働かされ、男性の育休取得率も低いままであるし、派遣や、フリーランスや自営業だと育児休業ということすら想定されていない。
ダブルケアとよばれるように介護と育児の時期がかさなったり、ひとり親で一人で育てているケースなどもある。
このような実はギリギリの状態なのであるが、個人、そして社会レベルでの育児に対する想定が甘い。
そこに親の側が気づかれていない発達障害があり非常に不器用であったり、子どもの側に発達障害があり、過敏や多動であまり眠らないなど通常以上の育てにくさがあると容易に虐待やDVなどのリスクとなる。
親の側に見えないもの体験したことにないことを容易に想像できないASDの特性、不注意や衝動性があり心のままに動きたいADHDなどの特性があると、自分には思い通りにならない新たな人間が家に存在するという事態に戸惑う。
そして男性の側は、さらに今まで妻が自分を世話を焼いてくれているのが当然になっていたりすると突然の子どもが家の中心になるという想定外の事態にパニックをおこす。子どもにどうしても興味が持てず、幼い子どもをライバル視して子ども返りして妻に甘える男性もいる。いわゆる「長男様」である。
そこで男性も自分の弱さをみとめ、家族との対話を通じて成長し、周囲に助けを求めていくということができて初めて父親となっていくわけであるが、それができない場合は家庭や生活が破綻することになる。
かくいう私も産後、想定外の大変さであり、このままでは自分やクライアント、家族の誰かが死んでしまうと感じ死にそうな思いをしながら職場を変え、働き方を変えた。

