大阪の山中で見つけた怪しげな『手作り寺院』の正体は? 誰がなんのために建てたのか?

そのほか

 あらためて地図を見るとどうやら通行できない先に目的地はあるようだ。
なんとか道はあるので、恐る恐る進んで行く。しばらく歩くと、古く苔の生えた鳥居が現れた。

 

鳥居の横にはズラリと苔むした石像が並んでいる。『黒龍大神』『不動明王』の文字が掘られた石碑。修験道者や布袋らしき石像。

 

背筋がゾクゾクする。
すごく不気味だ。
中でも一番怖かったのは、なぜか、祀られているダイヤル式の電話だ。


なんで? こんな場所に電話が? と思う。「リリリリーン!!」
と電話が鳴ったら、たぶん心臓麻痺で死んでいたと思う。

 

その場所を通り過ぎ、おっかなびっくり山道を登って行くと、掘っ建て小屋のような建物が出てきた。
木の板を貼りあわせた粗雑な作りの建物に、トタンが釘付けされている。
しかし掘っ立て小屋というには大きい。

ナゾの寺

ナゾの寺

こちらもかなり不気味だ。緊張で膝がガクガクと震える。
ここが目的の廃神社か? と思ったが壁には『宗教法人徳成寺』という看板が出ている。ただどう見ても、お寺には見えない。例えるな外国のスラム街の建物のようだ。
恐る恐る近寄って行くと、建物の中から読経が聞こえてきた。抹香の臭いも漂ってくる。

入り口には古くからありお地蔵さんが並んでいるが、建物自体はやはり戦後のバラックの様な状態。天井はブルーシートがかけられている。

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