【一方的な契約期間中の契約解除】
「契約解除は一方的なものでした。
私が対応に疲れ果てた際に声を荒げてしまったことが
原因だと思います」
村上氏は元々温厚な人物であろう。
取材中も常に紳士的に受け答えしてくれ、誠実で真面目な人柄がうかがえた。
しかし、サポートチームにも休職者が出る中
懸命にサポートしてきた彼は
Aさんの
「この役立たず!」の一言にキレてしまったという。
その日は理性を失い
初めて彼女を電話越しに怒鳴ってしまった。
「それから彼女は障害者団体に障害者虐待だと通報したようで
確認の電話がきました。
契約期間中にも関わらず、一方的な解約の申し出がありました。
ですが、団体の方も話を聞いて、慣れた様子で話を聞いてくれました」
結果的に、障害者団体は話の齟齬を確認し、電話を切ったが
村上氏は今後のトラブルを恐れ、Aさんとの契約解除に応じた。