■3つの質問
多く受ける質問は以下の3つ。
1.家族間での意見の対立
「夫婦や祖父母との間で意見が対立している。母親である自分は保育園で同じ年代の子を見る機会が多い。当然、気づきが早く我が子の異質な行動について発達障害を疑っている。
でも、夫や姑は違い、次のように責められてしまう。
『ちゃんと躾をしていないのが原因だ!もっとしっかり子育てしろ!』
『療育や手帳をとるなんて、障害者のレッテルをこんなに小さいうちからつけるのか!伸びるものも伸びなくなる!』
『似たような子は沢山いるじゃないか!個性の一つなんだから、長い目で見ろ!』
これが原因で夫婦喧嘩が絶えない。子どものことだけで大変なのに家族観の諍いで頭がおかしくなりそうだ。
更に夫は子どもに向かって『どうしてお前は周りの子と同じことが出来ないんだ!』と言葉の虐待をする。そんな状態が永遠に続くようだったら、自分と子どものために離婚という方法もあるのではないかとふと思う。でも、経済的に踏み切れない。
(筆者の考え)
家族の説得は諦めて、母親だけで黙って行動すればよい。どうしてかというと、大人の考え方は早々、簡単には変えられないからだ。特に姑が子育てしていた時代は「子どもが自閉症になるのは冷蔵庫マザー(=愛情をかけない親)が育てたからだ」とまで言われていた。そんな相手に理解してもらうのは土台無理だ。話し合いをしているうちに母親が心を病んでしまう。
療育施設に通っていることも、療育手帳を取ったことも黙っていればよい。そして手帳はタンスの中に隠しておけばよい。(療育手帳を持っていることは戸籍や住民票には載らない。源泉徴収票にも障害者を扶養していることは申請しない限り記載されない)手帳を持っていることで、生涯にわたり様々な福祉サービスを受けることができ、子どもを救ってくれることになる。
ただし、通常級か支援学級か進級先について意見の相違があったら、黙っていることはできない。授業参観に来られたらバレてしまうからだ。こんなときは夫婦間で言い争いはしないで相談機関(発達障害児支援センターなど各自治体にある)に入ってもらい、第三者である専門家から伝えてもらうとよい。その方が聞く耳を持つこともある。「あの時は大反対したが、今考えるとよかったな」と夫から感謝される日がきっと来るに違いない。
2.将来、兄弟の結婚が破談になってしまうのではないか
「親が障害のある子にかかりっきり、我慢、我慢の人生を歩ませている。将来、結婚のとき身内に障害者がいることを相手に知られたら破談になってしまうのではないか…」
【筆者の考え】
話したことにより破談になってしまうような相手と結婚したら、不幸せになるのではないか。仮に障害児が生まれたらまた苦しむことになる。だから、兄弟姉妹に障害者がいても、それごと受け止めてくれる相手と結婚した方がきっと幸せになれる。
3.ママ友が離れていく不安
「子どもが周りに理解され、支援を受けるためにカミングアウトしたい。担任には伝えることが出来る。でも、ママ友にまで伝えてしまったら私や子どもから、離れてしまうのではないか…と考えてしまい、二の足を踏んでしまう。」
(筆者の考え)
世の中には色んな考え方をする人がいる。そんな人とは付き合わないでいい。障害者を嫌う人と仲良くしようとすること、親にとっても子どもにとっても、決して良い影響は与えない。
また、伝えないでいると「躾が出来ない母親」として誤解されてしまうかもしれない。私の場合は公表して、逃げて行った人はたった一人だった。他のママ友は「そうなんだ。困ったことがあったら協力するね。応援しているね」と言ってくれて、自分自身が楽になったことを思い出す。子どもの幸せに焦点を当てて、今どうすれば良いのか考えてほしい。
学校選びを間違える、これは教育虐待なのか?教育虐待という言葉がある。「あなたのため」という大義名分のもと、親が子どもに課す行き過ぎた躾教育のことである。本人の能力以上の成績を望む、親が成しえなかった夢を子どもに託す。本人が望まないのに色々な習い事をさせ過ぎるケースもそれだろう。
以下は「障害児の学校選びのときも言えるのでは」と感じた事例である。

