悔しくて悲しくて惨めで、だけどとても幸せだった生活保護受給者の話① ~正社員からいきなりホームレスに!!~

お役立ちコラム日本語

惨めじゃないか。

悲惨すぎる。

私、そこまで落ちてしまうの?

そんな気持ちでいっぱいだった。

 

だけど、ワーカーさんは優しく「田口さんは今まで頑張ってきたわよね。話を聞いててよく分かりました。だけど、息子さんとの生活を考えたら、ここで生活を立て直したほうがいいと思いますよ。生活保護を受給しましょう!」と言ってくれた。

 

その時の気持ちは、今から息子を育てながら、通院もしなきゃいけないしホッとした思いと、自分の無力さが情けないのと半々。

 

そして、残っていたのは住民票がX区にあるという問題。

 

ワーカーさんは「じゃあ、一回、書類上、ホームレスになってください!」と言った。生活保護だけでも受け止められなかったのに、書類上とはいえ、ホームレス!!

 

これは役所の方に聞いたのだが、どこの市区町村も、「住まいがない」人は、保護する義務があるそうだ。それなので、ホームレスになれば、Y区は保護しなければならない。そういう提案だった。

 

後に自分自身が困窮者支援にボランティアで関わり、それがどんなにありがたいことかが分かる。一般的にどこの市区町村も生活保護受給者は増やしたくない。税金で支払われるので、増やしたくないのは当たり前で、こういった場合、往々にしてたらいまわしになりがちだ。だけど、この「一番最初に保護された市区町村」から引っ越す(これを生活保護の移管と呼ぶ)のはとても大変。よほどの事情がない限り、引っ越し費用がかかるし、受け入れ先の市区町村が拒否するので、引っ越しはできない。

 

なので、どこの市区町村で保護されるかは、とても重要な選択なのだ。

 

「悔しくて悲しくて惨めで、だけどとても幸せだった生活保護受給者の話② ~生活保護を受給しながら起業する~」に続く

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