事故物件公示サイト『大島てる』の管理人に、殺人者から直接送られてきたメールの内容とは?

そのほか

加害者が家族を殴った所、当たりどころが悪く死んでしまった、傷害致死事件だった。加害者は、傷害容疑で一旦逮捕されたが、その後被害者が病院で亡くなったため、傷害致死事件で捜査は進められた。そして、精神鑑定の結果、刑事責任能力がないとされ、不起訴になった。そんな事件はたくさんある。

 

「私からすれば、その家の中で『人が殴られて死んだ』のだから、その家は事故物件です。もちろん、私のサイトにも事故物件として掲載しました」

 

しかし掲載後、家族から苦情が来た。

「事件のあらましはそのとおりだが、有罪どころか起訴すらされていない。つまり『殺人事件』も『傷害致死事件』も起きてはいない。起きてはいないのに、事故物件として取り扱われるのはおかしい。だから、掲載を取り下げてくれ」と言われた。

 

「不起訴になっても、『ここで殴られた人が病院で死んだ』という事実は変わりません。だから、苦情が来ても、大島てるから削除することはありませんでした」

加害者の家族ならば、自分の家が事故物件として公表されるのは嬉しくないだろう。また、事件の内容がいつまでも残るのも腹が立つかもしれない。

 

だから、大島さんは「掲載を取り下げて欲しい」という苦情を受けることは多い。なかば慣れっこになっている。しかし、そんな大島さんにとっても、印象深い苦情があった。

 

「それは、加害者本人からの苦情でした」

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