“事故物件住みます芸人”松原タニシが一番怖かった“崖”とは? ~一人ぼっちダークツーリズムのススメ~

そのほか日本語

タニシさんは、自殺スポットにもたくさん足を運んでいる。怪談などでは
「自殺スポットに行くと、気持ちが引っ張られる」
というような話を耳にするが、タニシさんはそのような経験はなかっただろうか?

「自殺スポットとして有名な東尋坊に行きましたけど、正直全然自殺者の気持ちは分からなかったんですよね。確かに崖だから高くて怖いですけど、でもそれだけなんです。
それはたぶん僕に死ぬつもりがないからですね。死ぬつもりがない人間にとっては、東尋坊はただの落ちたら危ないだけの、ただの崖なんですよ。
ただ、単純に高くて怖いだけなら、和歌山県の三段壁の方が怖いんです」

東尋坊は高さ約25メートル。

三段壁の高さは、約5~60メートルで、単純に倍以上高い。三段壁は、夜に行くと自殺者を防止するセンサーが鳴っていてそれも怖い。

タニシさんは、様々な崖に足を運んでいるという。
沖縄県喜屋武岬、
和歌山県三段壁、
静岡県城ヶ崎海岸、
島根県日御碕、
福井県東尋坊、
長崎県壱岐島左京鼻。
ざっと数えただけで、6つもあげられる。まるで崖マニアである。
タニシさんにとって一番怖い崖はどこだったのだろうか?

「長崎県壱岐島の左京鼻ですね。ここが一番怖かったです!!」

左京鼻は陰陽師の後藤左京と龍造寺五世日峰昌和和尚が雨乞いの祈祷をした場所として知られている。しかし雨は振らず、後藤左京は断崖から身を投げよう、日峰昌和和尚が焼身自殺をしようとした時、大雨がふりはじめたと言われている。
たしかに生き死にがからんだ伝説ではあるが、比較的ハッピーエンドである。あまり怖くない。
ちなみに東尋坊は、悪僧東尋坊を酔わせて崖から海に放り込んだら、そこから49日海が大荒れした、というなかなか激しいエピソードがある。そうとう怖い。

「怖かったのはそういういわくの部分ではないですね。左京鼻はなだらかな下り坂なんです。どこまでが坂なんだろう? って進んで行くと、急にストン!! と崖になる。もちろん柵はありません。
しかも地面には芝生のような草が生えているんですね。これがツルツル滑るんですよ。歩いていくと
『わあ!! 止まらない!!』
ってなるんです。夜中に行ったから、本当に危なくて……とにかくめちゃくちゃ怖かったですね!!」

とタニシさんは笑顔で恐怖の理由を教えてくれた。

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