■障害受容のプロセス
精神科医のキュブラー・ロスの著書“死の瞬間”に次のように書かれている。
①否認・隔離
自分が死ぬことは嘘ではないか
②怒り
自分が死ぬことについて怒りを周囲に向ける
③取引
なんとか死なずにすむように取引をする
④抑鬱
なにもできなくなる
⑤受容
死を受け入れる
障害の受容の過程は上記と似ている。障害児の誕生は親にとっては「期待した子どもの死」と言う学者もいる。
“死”で完了ではなく、障害児の親となった人は、その先に「障害のある子を育てていく」という人生が待っている。
「2歳までには言葉を話して、6歳になったら学校で友達をたくさん作って、楽しく勉強して、幸せな結婚をして、将来は私はおばあちゃんになって可愛い孫を抱く」と思い描いた夢、この理想、基準を捨てて、ゼロから新しい価値観を作り直すことになる。
“普通”“人並”“世間体”を捨てて、子どもの幸せのために寄り添い、伴走し始める。

