発達障害者の自己理解 ~感情のコントロール アンガーマネジメント~

お役立ちコラム

そこで怒りの感情の中身を書き出して、どんな気持ちが自分の中にあるのか分析するようにしました。

 

 

私の中にあった感情は

「Xさんのことを信頼して、何でも相談していたのに、Xさんは私を理解してくれなかった(悲しみ・失望)」

「Xさんは専門家だし、知ってると分かってると思った(期待を裏切られた)」

「せっかくXさんと仲良くなれたのに、疎遠になってしまう(悲しみ・がっかり)」

「悲しみ」がメインだったんですね。書き出しているうちに、やっとモヤモヤが晴れて、自分の悲しみに気づきました。そうしたら、涙が止まらなかった。やっと自分の本当の気持ちが分かったんです。

 

「それなら、その感情をXさんに伝えてみたらどうですか?」とカウンセラーさんに言われ、勇気を出してXさんと話しました。

 

「Xさん、Xさんは私を理解してくれてると思ってたから、私はすごく悲しかった。Xさんにあんなことを言われると思ってなくて、信頼してたしがっかりした」と伝えました。

 

Xさんの反応は「本当にごめんね!ずっと気にしてたけど、どうやって謝っていいか分からなくて私も悩んでた!私はそんなつもりで言ったんじゃなかった!許して!」と号泣して謝ってくれたんです。40代のおばさん2人が、抱き合って号泣しました(笑)

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