病院や買い物に行くことすらままならない ~重度障害児の母たちの過酷な現状~

インタビューそのほか

【医療的ケア児とその親の笑顔のために】

 

田中:NPO法人 ガブリエルが開所したのは2020年の4月でしたね。新型コロナウイルスの影響などはありましたか?

 

松尾:学校がお休みなので、学校で予定していた療育プログラムができないというのは、子どもたちにもよくないですね。ガブリエルでも、遠方への外出支援は今のところ、行っていません。

 

田中:早く新型コロナウイルスが終息し、お出かけを楽しめるようになれば良いですね。現在、どのくらいの人たちがガブリエルを利用しているのですか?

 

松尾:うちでは現在、相談支援も行っているのですが、相談を利用しているのが37名。そして、居宅介護の利用者さんが10名いらっしゃいます。利用者さんの中には、医療的ケアが必要な大人もいらっしゃいます。

 

田中:わかりました。ありがとうございます。

 

それでは最後の質問です。

松尾さんがガブリエルの活動を通じて、目指しているものを教えてください。

 

松尾:最初の方に「医療ケア児とその親御さんは、その人らしい生活が送れていない」というお話をしましたよね。私の目標は、そんな皆さんが笑顔で楽しく暮らせるように、少しでも皆さんのお手伝いをしていきたいと思います。

 

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